田舎暮らしは運動不足になる。通勤で駅まで歩いたり、駅の階段を登ったりしない。何処に行くにも全て車となる。下手すると隣の家に行くのも車となる。朝食後、6時過ぎにダリ散歩に行くが、その後子供を駅まで送らねばならないので、朝はせいぜい20分から30分しか散歩していられない(そう言えば数日前にダリ散歩でまた鹿の角を拾った。今年2本目である)。昼間に散歩なんぞしていると、畑で草むしりしている人から「いいご身分で」なんて言われ、どうも気分が良くない。ドクトルから「運動量を増やせ」と言われているし、たまに山に登っても足腰が弱っているのを実感する。そこで夜散歩を2ヶ月ほど前からカミサンとダリと始めたわけだ。夕食後、ひっくり返って馬鹿馬鹿しいTVを見ているよりは、満天の星空を眺めながら歩いている方が気分転換にもなる。それにここのところ毎晩同じ場所で3匹の子狐に遭遇するのが楽しい。山用のヘッドライトを付けて歩いているのだが、その光に反射して目が光るので直ぐに分かる。じっとこちらを見ている様子がいかにもまだ子狐である。その話しを子供にしたら一緒に散歩に行くと言い出し、ここ2日一緒に歩いたがやはり遭遇した。
また、田んぼには水が張られ、ゲコゲコとカエルの合唱が始まった。これもヘッドライトを向けると目が光る。ウヨウヨいる。フクロウも時々鳴いているのだが、散歩を始めてからはまだ出会っていない。夜散歩に結構嵌っている。
2012年5月14日