偽痛風

1ヶ月ほど前から急に左足首が痛むようになった。酷い時には激痛で歩けぬ。中学時代にバスケットをやっていて、左足首の靱帯損傷を起こした。その折り、医者は手術をせずにギブスで固定したのだが、その処置が悪かったようで、以後ワタクシの足首は関節が開いてしまってバカバカである。随分と色々な医者に掛かったが治らぬ。一度などは某K大学医学部で壁中に足首のレントゲン写真を張り巡らし、医学部の学生30人ほどの前でパンツ一丁姿で歩かされたり、机の上に寝ころび左足だけを90度に立ててまるでストリップの格好までさせられたのだが、結局は「治せない」と宣告された。それ以来、どうも大学病院は嫌いになった。以後、歩いていて急に足首が外側に倒れ、激痛が走り腫れ上がることが続いたが、今では激痛が走っても腫れることはなくなっている。現役時代から冬山でアイゼンを装着しての硬い氷の斜面が続くと痛くなるし、スキーでも右ターンは足首が逃げる。昔、リハビリに通った時、山をやっている理学療法士に「この足首でアイゼンを付けて登れるのが不思議」と驚かれたこともあった。
今回は特に何が起こったというのではなく、急に痛くなった。「そのうち治るさ」と強力な足首サポーターをこの1ヶ月付けてたのだが、一向に良くならない。そこで先週は、とある総合病院に行ったのだが、レントゲンを見た医者は「酷い足首ですな。多分剥がれた骨片が当たって炎症を起こしたのでしょう。湿布して下さい」だけであった。20日にシノブ君の伐採を手伝った時はサポーターに弾性包帯で固定して頑張ったら何とか動けたのでヤレヤレと思っていたら、翌朝からは痛くて大げさなビッコをひかないと歩けなくなってしまった。大体痛くてよく眠れぬ。で、仕方ないから昨日は別の総合病院に行った。医者は足首を捻ったりした後、レントゲンを見ながら「これは恐らく『偽痛風』でしょう。麻酔剤を注射して痛みが治まるようなら先ず『偽痛風』と思われます。」と言って足首の関節の隙間に麻酔剤を注射したのだが、ものの数分で痛みが殆どなくなった。何でも「60才位から多く発症するのだが、靱帯損傷などのある場合に発症しやすく、尿酸の沈着による痛風とは違ってピロリン酸カルシウムの沈着によるものです」とのこと。2週間分の鎮痛剤と炎症を抑えるクリーム、サポーターを貰って帰ってくる。2〜3日は温和しくしていて下さいとのこと。暫くして麻酔剤が切れて痛くなるが、昼食後に処方された鎮痛剤を飲んだら痛みは消えた。ここのところドクトルと下町のモツ焼屋なんぞばかりに行っていたので『痛風』を心配していたので『偽』であってヤレヤレであった。ビールもモツ焼きも駄目にならず、メデタイことである。

ワタクシの身体は足首から始まって頸椎まで7〜8カ所骨折している。歳を取ったら体中あちこち痛くなると昔から医者に宣告されていたのだ。来週は内科のキツイ検査もある。さすがにカンレキである。

この記事は未分類に投稿されました. このパーマリンクをブックマークする。 コメントを投稿するか、トラックバックをどうぞ: トラックバック URL.

コメントする

あなたのメールは 絶対に 公開されたり共有されたりしません。 * が付いている欄は必須項目です

次の HTML タグと属性が使用できます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

*
*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください