重い腰を上げて朝から草刈をする。3ヶ月前、いや2ヶ月前だって雪に覆われていた庭は既に草ボーボーである。フクシマの原発よりずっと新しいが、それでももう25年近く使っている草刈機は一発で掛かるのだが、さすがに吹き上がりが悪くなってきた。少々の暖機運転後にスロットルを微妙に調節してご機嫌を取ってやればそれでも働く。2時間大汗をかく。
シャワーを浴び、さあ仕事と机に向かったら、カミサンが「来て!来て!ダリが小鳥を捕まえてしまった」と言う。デッキで死んだ小鳥を前にダリが困った顔をしている。カミサンがピアノを弾いていたら「ドン!」とダリが壁に当たる音がしたので見たら小鳥を咥えていたという。小鳥には申し訳ないが「よくやった。お前だって猟犬の血が流れているもんな」と頭をなでてやるが、本人はうつむき加減である。火葬とする。
まあ、80ものジイサンに捕まる鳥の方がドジであるとしておこう。