ダリ埋葬

昨日のことから。
ダリ埋葬の日である。我が家の庭は石だらけであり、とてもダリを埋葬するだけの深さは掘れない。
ダリをくれた棟梁のシノブくんの家に運ぶ。幸い朝からの雨も止んだ。
ダリの父親であるラブラドールのクロと、母親であるコーギーの小夏の横に穴を掘る。ムスメが買ってくれた花とシノブくんの末娘で、今年から犬の訓練所で働いているハルコちゃんが摘んでくれた花とともに埋ける。

家にいても習慣からついつい窓の外のデッキを見てしまう。何時もいる筈のダリがいないという現実をその度実感するのは何とも奇妙でもあり辛いことである。

夜、シノブくん、奥さんのミチコさん、ハルコちゃんに来てもらって『お別れ会』を開く。献杯の後、口々に「ダリは賢かった」とか、「15歳まで生き、格好良く逝った」とか「あの足の短さが何といっても可愛かった」とか・・・

ムスコとムスメも東の都でお別れ会をしているとの電話。

ダリを貰った時に決めたのは「あくまで外犬として飼う」「リードは付けずに出来るだけ自由にしてやる」「変な溺愛はしない」「待て、止まれ、ハウスだけ覚えさせ、お手などの芸は教えない」等々だったが、全く手間のかからない犬だった。

ペットと人との距離感をお互い上手く取れたと思うが、喪失感がこれほど大きいとは・・・DSCN0225(変換後)PICT0012(変換後)

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