冬の都へ

20日(金。)カミサンがワタクシより1日早く都へと上る。バス停へと送って行った帰りに高速バス乗客用の駐車場を覗いたら工事中で、いつもの台数の半分しか駐車出来なくなっている。おまけに空いているスペースは2台分しかない。自分の車を駐めて30分歩いて帰る。帰ってから色々とすることがある。先ずは水周りの凍結防止策である。ボイラーの水抜きやトイレの水抜きをすれば良いのだが、これは結構面倒臭い作業であるし、帰ってから夕方や夜に復旧させるのも大変である。そこで床暖を使うことにする。一系統はリビング用、もう一系統は旧親父の部屋と風呂・トイレであるから、こちらの系統にon/off繰り返し使えるタイマーを挟んでテストする。何かに使えると思って10年ほど前にホームセンターで買っておいた安物タイマーである。昼間も床暖を入れっ放しはモッタイナイので夕方から朝まで2時間入れては1時間offにしてまた2時間onにして・・・というように設定して実験してみるが結構正確に動く。
またトイレはもし床暖タイマーが上手く働かなかった時のことを考え、便座ヒーターを常にonの状態にする。また風呂には水を張り、凍結防止にボイラーが自動燃焼し水を循環させるようにする。

21日(土)。昨日夕方から雪がチラチラしていたので雪かきの出払いがあるかもと5時に起きるが5〜6cm積もっているだけである。テレビは『ドラえもん花札』の就任式。胸糞悪くなる。
9時過ぎのバスに間に合うように隣のフミアキくんに送ってもらう。阿佐ヶ谷で娘と落ち合い、昼食。彼女のアパートのボイラーが時々凍るというので持参した保温材を巻きつける。都でも保温材をきちんと巻いていないと凍るようである。ムスメと別れてから幾つかの所用を済ませ、ムスコとの待ち合わせに時間があったので高円寺の喫茶店に入り、煙部屋に入ろうとしたらガラスの引き戸の向こう側で無礼者がうずくまっていて入れない。強引に入り込んだら、買った何十着もの古着が入った大袋を床の上で引っ掻き回している。おまけに悪いことに空いている席は無礼者の隣しかない。コーヒーを載せたお盆をテーブルの上に置いてやれやれと座った途端に無礼者が立ち上がり、ワタクシのコーヒーをひっくり返す。「君、コーヒーを買ってこい」と言うと「何すかぁ〜」とのたまう。「君がぶつかってこぼしたんだろう!」というと知らんぷりをする。全く礼儀を知らぬ奴である。「オイ、表に出るか、さっさと買ってくるか、どっちかにしろ!」と言うと渋々コーヒーを買ってくる。で、やっとコーヒーを啜りながら煙を吸い込んでいたのであるが、無礼者は相変わらず床に古着を広げている。煙部屋から出ようとしている女性客がいても知らんぷりである。女性客は困ったような顔をしてこちらを見る。仕方ないので座ったまま、無礼者の腰を蹴飛ばし「邪魔!」と言うと「何すんすかぁ〜」である。「邪魔だろ!いい加減にしないなら表に出ろ!」と言うとシブシブ席に座るが古着の入った大袋2つは床に置いたままである。女性客、古着の袋を踏んずけて退室。無礼者はワタクシの横の席でガタガタと貧乏ゆすり。睨み付けると目を背ける。仕方ないので蹴飛ばすと大袋を二つ背負ってやっと帰ろうとするがコーヒー・カップも灰皿も片付けようとしない。「片付けろ!」と言うとそれでも袋を下ろしてし片付けて出て行った。どう見ても30代か40少々である。人間が狂っている。全く親の顔を見たいものである。

すっかり嫌な気分となり、ムスコといつもの『上越銭』へ。「あっ、オトーサンいらしたんですか。寒いからゆっくり温まってくださいね」と番台のおばさんがいつものようにニコニコ顏で迎えてくれて嫌な気分も吹き飛びホンノリした気分となる。風呂上がりにムスコのアパートの直ぐ近くに出来たモツ焼き屋に入る。どれも美味しい。ガンガンと飲み喰う。〆はラーメンとこれも近くに出来た小綺麗なラーメン屋に入る。ムスコはラーメンを頼むが、ワタクシは『クエ 刺身』や『土佐清水サバ 刺身』に目がいく。『〆張鶴』で刺身をつまむ。と、隣に座っていた人が店のオヤジさんと「この焼酎、よく手に入りましたね」とか「旨すぎる」と言っている。「それでは僕も」とその焼酎のロックを頼んだのであるが、これが旨い!えっ、と思うほど旨いのである。隣の人がニコニコ顏で「これ神津島の焼酎なんだけど旨いでしょ」と笑っている。ワタクシは酒場で見知らぬ人とそれほど話す方ではないのであるが、このオクヤマさんと意気投合する。オクヤマさん、八丈島から高円寺に住むムスメさんに会いに来たととのことで、奥様とムスメさんも後からいらっしゃる。ムスコは酔いつぶれて先にご帰還。オクヤマさんに八丈島のことなど(八丈島は人口8000人なのに造り酒屋が4軒もあり、飲み屋だらけの天国とのこと)を嬉しそうに話してくれる。久しぶりに旨い焼酎に出会い二人であっという間に1本以上飲んでしまった。オクヤマさんと主人のアカマツさんに鹿肉を送る約束をして12時の閉店と同時に別れる。

22日(日)。爆睡して気持ちよく目覚める。今日は11時に、国立の、とある物件をさる方に頼まれて一緒に見に行く約束がある。11時にさる方とカミサンと会い、軽い昼食後ブラブラと一橋大方向に並木道を歩く。ポカポカと春のような陽気で気持ち良い。並木道には紅梅や白梅が既に咲いているし、菜の花まで咲いている。20数分で目的の物件へ。3Kの物件であるが、リフォームしてあり、畳も青々。東南の角で日当たりも良い。古い団地であるが、その分、棟と棟の間に、今だったらもう一棟建てるだろうという位のゆとりある贅沢な配置。おまけに国立だけあって大木並木が至るところにある。公園や小学校もすぐ近くにあり、世帯年代層も様々なことがうかがえる。すっかり気に入る。さる方も最初はちょっと狭いのではと迷った様子だが、改造もかなり許されそうであり、何より日当たりや周囲の環境、買い物にも便利な上、気心が通じ合う友人が近くに住んでいるというマイナス要素が殆ど見つからないことに、今日契約することにする。
またブラブラと春のような陽気の元、国立に戻り、中央線で阿佐ヶ谷まで戻り、これから契約に向かうさる方と別れる。ムスメと待ち合わせる間に生ビールを一杯。ムスメもやって来て、「もの凄く美人のインド人がやっているカレー屋がある」とのことで、カレー屋へ。う〜む、美人であるし、注文の取り方にしても気遣いのできる人である。ワインを飲みながらカレーやナン、手羽元を食す。お腹一杯。ムスメの所に泊まるカミサンと別れてムスコの部屋へ。ライブに行くと言っていたムスコがまだいて、部屋でサックスを練習していた様子。一緒に『上越銭』へ。よく歩いた疲れを銭湯で癒す。20時頃、ライブに出かけるムスコと別れ、昨日のラーメン屋へ。う〜ん、と考え、今日は『かさごの刺身』と昨夜知った『盛若』のロック。今日は軽く1〜2杯と思ったけれど4〜5杯引っ掛ける。旨い!
ムスコの部屋に帰ってiPhoneからさる方にメールを送ろうとしたが、途中で飛んで行ってしまう。こんな小さな画面から酔っ払って文字を打つのはイケナイことと知る。
夜中の2時だか3時にライブから帰ったムスコも知らずに爆睡。

23日(月)。今日はムスコもムスメもバイトが休みだという。11時にカミサン・ムスメが高円寺に来る。ちょっと早いがいつもとは別の中華料理店へ。小綺麗な店で、旨いし安い上に、焼きそばやサラダ、豚足煮や搾菜、杏仁豆腐、ご飯、スープは食べ放題。美味しくてついつい食べ過ぎ。高円寺商店街をぶらついてからカミサンと新宿から高速バス。帰った家は冷え切っている。ボイラーやトイレは無事。薪ストーブにファンヒーターに床暖で急いで部屋を暖める。
都では大した事をしたわけでもなく呑んだくれていただけなのだが、昨年からの疲れや『どんど焼き』の疲れが残っているのだろう、ヘトヘトとなる。

24日(火)。今朝は7時前に爽快な気分で目覚める。外はマイナス15℃。冷えている。

今夜は8月末頃の集落登山の為の会議。昨年は登山3週間程前になって公民館主事から招集がかかり「幾ら何でもこんなことをやっていたら事故を起こす」とネジ込んだのが効きすぎたか。ま、早いに越したことはないが・・・今週土曜は世話人の引き継ぎ会議。日曜日は漁協の役員会と新年会。それらが終わらないと落ち着かない

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