都へ

14日、東の都へ上る。コットン・セーターを着て行ったのだが暑い。新宿で昼食をとった後、王子に行き、イタリア料理店の窓の採寸やオーナーとのデザインに関する打ち合わせ。夕方、高円寺へ行き、ムスコ、ムスメと合流。先ずは銭湯。ほとんど売り切れていたが、豆腐屋の軒先で「納豆」の自動販売機発見。地方の納豆もある。さすがに都である。その後高円寺のイタ飯屋にて様々注文して飲みかつ食す。店の窓の前の電柱がすごいことになっている。東南アジアである。
15日。今日も暑い。昼前に錦糸町。錦糸町にはほとんど馴染みがないので駅周辺をプラプラと散歩。この街はどこからでもスカイツリーが見えるが登ろうとは思わない。「君子危うきに近寄らず」じゃないが?岩登りはやっても高層建築物から下を眺めるなんて悪趣味は持ち合わせていない。ましてやアベノハルカスの屋上足場からロープを付けて下を見下ろすなんて奴は、ワタクシに言わせれば「極辛じゃないと美味しくない」という味覚感覚異常者と同様である。
13時に『谷澤動物病院』に行くもまだ患動物が沢山。しばらく待ってやっと院長のタニザワくんと会う。午前中最後の患動物の包帯に「あの柴犬、どしたの?」と聞いたら「膝関節の脱臼で手術した」とのこと。「えっ、4本足の犬が脱臼すんの!」「最近多くて。純粋種なんてのは弱くて病気ばっかり。雑種がどんどん減っているのも問題」とのこと。ステンドは1mX1mほどの窓に「巨大なブルドッグか何かの犬の顔を入れたい」との提案にOKをもらう。
また歩いてブラブラと錦糸町駅に戻り昼食。高速バスの中で読み終わってしまったので帰りの車中を考えBOOK OFFにて文庫購入。吉祥寺にちょっと用があったのだが都会のアスファルトの上を革靴で7.5Km、13,178歩も歩いたので膝が痛いし、疲れてキャンセル。さすがに電車では高齢者の特権とばかり普通座席に座る。高円寺に戻ったら直ぐにムスコも帰って来たので二人で銭湯。帰りに部屋から30mの中華料理屋にでまずはビール。諸々頼んで飲み食う。都の便利なところはそこらじゅうに飲食店があること。田舎ではどこに行くにも車だから飲めない。それに部屋からやはり30mでコンビニ。ムスコのところに行くとついつい1日に3〜4杯のコンビニ・コーヒーとなる。

16日。帰りの高速バスはカミサンのバス停への迎えが17時じゃないと無理とのことで14時過ぎ新宿発。ムスコをバイトに送り出してから二度寝したいのだが老人は朝が早いのである。7時過ぎに「かつ屋」にて「豚汁・納豆定食」を頼む。次々と客が来るが皆さん朝から「ロースカツ朝定食」の人ばかり。う〜む。ワタクシは人一倍、胃と肝臓だけは医者のお墨付きであるが朝からトンカツはちょっとである。コンビニに寄ってコーヒーと朝刊を買って部屋に戻り、隅から隅まで読んで時間をつぶす。11時頃に新宿。カワダさんにでも会おうと電話したらあいにく千葉に向かっている途中とのこと。今季は30日山スキーに行ったとのこと。マッタク!久しぶりに新宿駅周辺を歩き回るが随分と変わってしまっている。昼食をはさみ「ビックロ」と「東急ハンズ」を見てまわる。気になったのは『ちょっとおかしな人々』の多さ。電車もそうだったけれど喫煙スペース、ビルの踊り場、コインロッカー等々でブツブツと何か分からんことを呟く人たちの多いこと。春先は多いようだが、都の春は『ちょっとおかしな人々』の出現から始まるようである。
17時、くたくたになって高速バスを降りた富士見は寒くて震え上がる。

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