シゴト・しごと・仕事

一昨日までキキキリン邸で使ったのと同じランプシェードの注文を幾つか受けて作っていたのであるが、同じ寸法のガラスを何百枚もカットし、ルーターを掛けてと、老人には疲れる作業である。おまけに銅テープ巻きは目が疲れるし、飽きる。昔、個展前に何千枚だかのテープ巻きを前に、この作業をいかに飽きずにやるか色々と試したのであるが、「テレビを見ながらやる」というのが正解であった。手焼きガラスであるから厚さも一定していない2.5〜3.5mm幅位のガラスのコバに5.5mm幅の銅テープの中心を逸らさずに正確に巻くという何ともシンキクサイ作業であるから『内職感』満載の作業である。じっと座って一日中これを続けるのはなかなかにツライ作業なのである。外は気持ち良い秋晴れなんて日には全く不向きな作業なのである。(そういえば結婚当初、これ幸いと一度カミサンに手伝わせたのであるが、ザツい。中心がズレていて、テープを剥がして巻き直すのにずっと苦労したのである。ブキッチョなカミサンで失敗した!)
そこでテレビを見ながらやってみるとこれが結構効率が良いのである。目元はガラス・ピースと銅テープであるが、一旦テープをガラスのコバに一周巻きつけてしまえば、後は指の腹や爪がかってにテープを折り返し、折り返したテープを爪先で圧着するまではテレビを見ていられるのである。この方が手先ばかり見つめているより目が疲れないし、飽きないのである。
そこでリビングのソファーでテープ巻き。録画してあった大好きな早坂暁の「夢千代日記」を見るが、キリンさんが出ていて・・・次にやはり大好きな向田邦子の「寺内貫太郎一家」を見るがやはりキリンさんが出ていて「たまにはちっとマジメに仕事しなさい!」とハッパを掛けられた気分であったのである。
テープ巻きが終われば半田付けである。フラックスに含まれる塩化亜鉛で一昨年は急性アレルギーとなったので、後ろからゆっくり回した扇風機、前に吸煙機、マスクをして部屋の換気扇を回してと準備万端で組み上げるのであるが、ストーブをつけていても指先が扇風機の風に冷たいのである。じゃあと軍手をはめて・・・

暫くまた照明器具はご遠慮していただきたく・・・キリンさんゴメン。

で、一昨日は注文を受けた最後のランプシェードの発送も終え、昨日は1ヶ月ぶりにやっとちょっとノンビリしたのであった。ヤレヤレ。

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