出払いのやり直し

昨日は朝8時から八ヶ岳鉢巻道路の草刈出払い。常会30名ほどで決められた帳場の草刈をやる。1時間ほどで終わり、9時半には家に帰り、ちょっとワールドシリーズを見る。大谷が3ランを喰らったところで、慌ててグリーンカルチャー・センターへ。今日は町の芸能音楽祭に行く。
カミサンの指導している女性アンサンブルの伴奏に、常会のゴミ君が三味線で出るので、ぜひ聴きたかったのである。
このアンサンブルはゴミ君のお母上がメンバーにおられ、今回富士見町と縁の深い尾崎喜八氏作詞の「甲斐の秋の夜」という曲を歌うにあたって、この曲が三味線の伴奏となっていた事から、「息子が弾けるかもしれない」から始まり、ゴミ君にお願いすることとなったのである。ゴミ君は若い頃、文化庁から数人選ばれた内の一人として、プロの道に入るのだが、閉鎖的な業界の実情に嫌気がさし、プロの道を辞めてしまったのである。その後町に帰り、会社勤めをしながら個人的に練習を重ねているのである。

演奏はゴミくんが裃姿でお母上等10名ほどの舞台の端に座り、三味線で伴奏したのだが、その三味線の澄んだ音に感激する。三味線の生の音というのは何度かしか聴いたこともなかったのだが、アンサンブルともよく合い、不思議な演奏であった。

急いで家に帰り野球を見るが決勝に相応しい熱戦であった。ドジャーズが延長11回で勝つ。
見終わった頃にポストに町からの配布物が来たのだが、プリントが1枚あり「本日の出払い作業でやり残しがあった旨、集落組合からやり直し命令が出たので、明朝8時から再度作業して欲しい」との連絡。

で、今朝8時に集合して昨日の帳場へ。生憎の突然の雨や雹や晴れ間。
刈った草を林の端に運んで捨てていなかったとのクレームである。「草刈後の後始末」に関しての集落組合からのルール徹底がなされていなかったのだが、仕方ない。ほぼ常会全員が集結して1時間ほど徹底的に作業する。

ゴミくんに「昨日は素晴らしい演奏をありがとう!」と言うと「いやいや、こちらこそ」と照れていたが、お身体を悪くされているお母上への大きな親孝行だった事だろう。

降ったり晴れたりの天気だったが、午後の晴れ間に白くなった八ヶ岳がクッキリと浮かんでいた。

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