戦争法案、衆院通過

戦争法案=違憲法案が衆院通過。
ムスコから電話。昨日は国会前に行ってきたとのこと。

私ゃアイツラの言うアイコクシンなんてものは持ち合わせちゃいないので、この国に見切りをつけたい気分である。

今や天皇の方がリベラルとなったご時世、三島由紀夫が生きていたら何と言ったのかと夢想する。

昨日はカミサンと葉っぱちゃんを訪ね、一緒に霧ヶ峰のクヌルプ小舎へ。昔は今の時期は一面ニッコウキスゲで真っ黄色だった霧ヶ峰だが、防護柵で守られて鹿が入れない場所にだけ咲いている。
クヌルプのマツウラさんは今年米寿とのことだがお元気である。電話が鳴るとサッと立ち上がる。記憶力はワタクシなんぞよりずっと凄い。
それにしてもクヌルプは昔のままの時間が流れている。

ステンドが入りそうな場所を物色。IMG_3918(変換後)

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ペット・ロス

ムスメが東の都に引越し、ダリがあっちの世界に逝ってからもう10日近くなる。

ムスメは都のこの異常な暑さに辟易している様子である。夏でもクーラーがいらない生活(もっとも最近は真夏の1週間とかはクーラーが欲しいなと思うこともある。で、最近義母のマンションを売却した折り、2〜3年しか使っていないというクーラーを貰ったのだが)しか知らないムスメにはいきなりの試練であるようだ。「まずは家の周辺を歩いて都の地理感覚を養いなさい」と言ってあるので、ペット・ボトルを持って歩き回っているらしいが、山を見て方向を知る生活から目標物のない都に移り、先日はJRの駅を目指していたら真反対方向の西武新宿線の駅に着いたとアホぶりを発揮している様子。都に住んでいる大半は地方出身者、ま、いずれ慣れるだろう。

ダリが元気な頃は『ペット・ロス』なんてことは自分にはないだろうと思っていたが、実際にダリが逝ってから、あぁ、これがペット・ロスかと時々思う。朝起きてきて習慣でデッキを見ては「あぁ」と思い、靴下を履いても「ワン、ワン」という声は聞こえず、散歩から帰ってついついデッキの扉を開けそうになる。ダリの存在がそこまで自分の中で大きかったのかと今更ながらに思うのである。
カミサンと二人、何となくションボリしている。

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ダリ埋葬

昨日のことから。
ダリ埋葬の日である。我が家の庭は石だらけであり、とてもダリを埋葬するだけの深さは掘れない。
ダリをくれた棟梁のシノブくんの家に運ぶ。幸い朝からの雨も止んだ。
ダリの父親であるラブラドールのクロと、母親であるコーギーの小夏の横に穴を掘る。ムスメが買ってくれた花とシノブくんの末娘で、今年から犬の訓練所で働いているハルコちゃんが摘んでくれた花とともに埋ける。

家にいても習慣からついつい窓の外のデッキを見てしまう。何時もいる筈のダリがいないという現実をその度実感するのは何とも奇妙でもあり辛いことである。

夜、シノブくん、奥さんのミチコさん、ハルコちゃんに来てもらって『お別れ会』を開く。献杯の後、口々に「ダリは賢かった」とか、「15歳まで生き、格好良く逝った」とか「あの足の短さが何といっても可愛かった」とか・・・

ムスコとムスメも東の都でお別れ会をしているとの電話。

ダリを貰った時に決めたのは「あくまで外犬として飼う」「リードは付けずに出来るだけ自由にしてやる」「変な溺愛はしない」「待て、止まれ、ハウスだけ覚えさせ、お手などの芸は教えない」等々だったが、全く手間のかからない犬だった。

ペットと人との距離感をお互い上手く取れたと思うが、喪失感がこれほど大きいとは・・・DSCN0225(変換後)PICT0012(変換後)

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ムスメの旅立ち、そしてダリの死

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2006.11.28

7月3日、ムスメの旅立ちである。06時、引越し荷物満載のワゴン車、バック・ミラーからは後方は全く見えない。途中豪雨。府中からの渋滞は7Km、漸く高井戸に着いた時にはホッとする。9時半過ぎにアパートに到着。土砂降りのなか、手伝いに来ていたムスコと2階にどんどん荷物を運び、1時間ほどで荷下ろしを終える。早い昼食後、2段ベッドの組み立て。6角ネジを50〜60本も閉めねばならなかったが、電動ドライバーを持って行っていたので思ったよりスムーズに終える。木製の2段ベッドだが、下を収納として使えるなかなかの優れものであった。午後イチで頼んであった洗濯機も届き、ガス屋も来て使えるようになる。隣に住む大家さんに挨拶。随分と防犯に気をつけている様子で安心する。システムキッチンは新品で、収納スペースは広く、またガスコンロは2口とはいえ業務用が入っている。エアコンも新品、天井のLEDは光量調節用リモコン付き。トイレにはシャワレットもついているし、シャワーヘッドたるや豪華ホテル並みの物が付いている。窓ガラスにはUVカットで昼間は外から反射して中が見えないシートが貼ってあるとのこと。勿論壁紙や床のフローリングも張り替えてあり、靴箱の収納量も十分である。まあこの狭いスペースを上手く活かしているものと感心する。おまけに高速ネットが入っていて、使用料は大家さん持ちとのこと。

夕方、3人で引越し祝いに中華料理屋に入って乾杯。カミサンに電話で報告したらダリの様子がおかしいとのこと。きっと寂しがってだろうとそれほど深刻には考えず。

ムスコは早稲田の中南米音楽サークルの練習に参加するとのことで分かれ、ムスメと足りない物を買ってからアパートに戻り、100均で買ってきた突っ張りポールと網で棚などを設置する。

夜はムスコの処に泊まることにしていたので雨のなか高円寺に行き、飲み屋でしばらく飲んでからムスコのベッドを占領して寝る。夜中にムスコ帰宅。

 

7月4日、朝6時半頃にカミサンから電話。これはひょっとするとと思ったらやはりダリの訃報であった。起きてきたカミサンの顔を見た後、カミサンがダリの朝食を用意しているほんの10分かそこいらの間に心臓が止まったとのこと。もう1泊して片付けを手伝い、夜はヤマダさんとムスメと飲むつもりであったが、急遽今日中に帰ることとする。
ムスコと朝食を摂った後、喫茶店でムスコの近況を聞き、「今日は早稲田でのコンサートでダリの為に吹く」というムスコと別れて阿佐ヶ谷のムスメの処に行く。
ムスメに「家でちょっとエライことが起こた」と伝えると「ひょっとしてダリ?」と言う。

10時頃商店街に行き、シャワー・カーテンやレースのカーテンなどを買い求めて設置。
昼過ぎにムスメの処を出て帰宅。
16時頃に帰ってくる。

ダリはカミサンがダンボール箱をつなぎ合わせて作った棺の中であどけない顔をして眠っていた。ちょっと笑っているみたいな顔である。

7月3日の朝はいつものように散歩に行き、桑の実を食べ、朝食も食べたとのこと。ただなんとなく寂しそうで、カミサンがコーラスの指導に出かける時も寂しそうにしていた由。ワタクシもムスメも昨日からいないし、カミサンも出かけるのを見て、いつものように寂しがっているのだろうと思っていたけれど、昼過ぎに戻ったら元気がなかったとのこと。午後の散歩では桑の実を自分では食べようとしないので手に集めてやっても食べなかったし、散歩も橋の手前までで帰ったとのこと。そしてピアノの生徒が来ても何時ものようには嬉しがらず、じっと座って吠えもしなかったらしい。午後の散歩の時に下痢気味であったので犬缶の肉にビオフェルミンを挟んで一口やったら「しょうがないなぁ、オレもう食いたくないだけど」というような顔をしてほんの一口だけ食べ、オシッコに外に出してやったら3段の階段を登れず、カミサンに抱えられてであったとのこと。
そして7月4日の朝、いつものように座って外を眺めていて、カミサンの顔を見て朝の挨拶を済ませた後に倒れたとのこと。目は開いたままで、自分でもちょっとびっくりしたような顔だったとのことである。

それにしても15歳まで生きたのに惚けて人の手を煩わすこともなく、ムスメの旅立ちを見送ってからフッと逝くなんてやっぱり格好良すぎる死であったと思う。やはり末期の肺癌であったのか、誤嚥性肺炎であったのか分からないし、カミサンが包んだシーツの口のあたりに少し血がついているのを見ると動脈瘤破裂でも起こしたのであろうか。いずれにしても長い間苦しんでではなく、最期はフッと逝ったようである。アッパレな奴である。

森や林や川や大好きな雪の中をリードも無しに毎日自由に走り回れる環境で暮らせたことはダリにとっても幸せだったと思うしかない。
最期を看取ってやれなかったのはちょっと残念だったが・・・アリガトウ!

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ダリ急逝

ダリが急逝した。昨日早朝、ムスメはダリの頭をなでながら暫しのお別れをし、豪雨のなか、引越し荷物で満載のワゴン車でワタクシと共に東の都へ出発した。引越しの様子はまたいずれ書こうと思うが、無事引越しを終えた夕方、カミサンに報告の電話を入れた時にダリの様子がおかしいことを聞く。そして今朝6時半過ぎ、ムスコの部屋にてダリが急逝したとの電話を受け取る。ワタクシはもう1泊してムスメの部屋の片付けを手伝うつもりであったが、午前中のみ手伝った後、急遽帰宅した。

ダリはダンボール箱の中でシーツに包まれて冷たくなっていたが、ちょっと笑っているような顔をして横になっていた。何だか子犬に戻ったような安らかな顔である。ムスメが花屋で買った仏花を供える。

ダリをくれた棟梁のシノブくんに連絡。我が家の庭は石だらけで深く掘れないのでダリの両親が眠っている近くに埋葬してもらうこととし、彼の都合もあり、埋葬は明後日の午前中と決める。

それにしても大往生である。カミサンは今日一日泣き続けていたようであるが、大往生だし、カッコ良すぎる死であったと思う。ムスメの旅立ちをきちんと見送り、それほど苦しまずにフッと亡くなった。4月下旬に急に発症し、1ヶ月随分苦しかったが自力更生、6月に入ってからはほとんど以前のように元気になり、6月30日の15歳の誕生日を済ませ、ムスメの旅立ちを見送って24時間後にフッと逝くなんてカッコ良すぎる。

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