ネンキン

やっと縫合から10日経って抜糸である。例の面白い形成外科医が「オッ、いいじゃん。くっついてる」と嬉しそうに手際よく抜糸してくれる。やれやれであった。

帰ったら『企業年金連合会』から封書が来ていた。開けたら『企業年金連合会老齢年金証書』が入っていて老齢年金の裁定通知書なるものが出てきた。で、その基本年額は年額22100円。22万じゃなくて2万2千100円!60歳になった時だかに書類が来て手続きせよとのことであったが、岡谷の何とか会館まで行かねばならないし、あんまり正しい社員ではなかったのでついつい遠慮して(ウソ!)行きそびれていたのである。ところが1ヶ月ほど前にまた書類が届いて「国民年金番号」等を書いて送れといってきたので送っておいたのである。IMG_0209(変換後)
まあ大学出てさる企業に2年10ヶ月ワラジを脱いだのであるが、優良社員かはたまた不良社員か、まともに出社したのは僅か10ヶ月、後の2年間は入院しているか、山小屋で転地療養しているか、今の家からちょっと離れた場所で最初の家を手作りしているかで、月に一度しか出社しなかったのに給料とボーナスを貰っていたから、本当はちょっとだけ申し訳ないような、いえいえ、まっこと『棚からぼた餅』の心境なのである。おまけに60歳から支給されるのを放っておいたので、その間のを合算して7月には7万円近くくれるという。
『日本年金機構』だかでは125万件のデータが流出してと、全く「フザケンナ!」であるし、アベにとっても「何でよりによってこの時期に!」であろうが、ワタクシにとっては企業年金とはいえ、初めて『ネンキン』と名が付くもを貰えることになったのである。もっともネンキンの前に『ロウレイ』と付くのは・・・

『国民年金』は一応65歳から返ってくるらしいが、これを67歳からだとか70歳からにしようなんてフトドキな考えをする輩がいるから心配である。まだ65歳までには1年と10ヶ月あるから何があるか分かりゃしない。何せ『憲法』の意義も理解しない不逞の輩どもがやっている『詐欺集団』であるからマコトに心配である。ムスコは今のところケナゲにも払っているが40数年後のこの国を考えるとドブに捨てることになる可能性が無いとはいえない。何せ『100年安心』なんて大見得を切る連中がやっているのだから・・・

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色々と続き

考えてみるとここ暫く何だか慌ただしかったが、今日はノンビリである。

先月末に京都のパンチョが亡くなったことをハシヤタくんからの先日の電話で知る。パンチョとは京都で初の個展を開いた30数年前に知り合った。長い南米の旅行を終え、カミサンのミキとメキシコ料理屋をやっていて、フォルクローレの歌手でもあった。またワタクシの近くに住む設計士のハシヤタくんとは南米の旅以来の友人であった。
4月であったかひょっこりと入院中のパンチョから電話があった。もともと体のあちこち悪いパンチョであったが、入院中に電話してきたのは初めてであったので、ちょっと心配はしていた。ハシヤタくんに聞くと「あっちゃこっちゃ悪いからなぁ。先日見舞いに行ったら塩分の全くない食事に飽き飽きしていて、あれ買って来い、これ買って来いと塩分食品をいうので、オレ知らんぞと言って買ってやったらむしゃむしゃ食べていた。今すぐどうこういう段階じゃないが、悪いには悪い」というので、あのパンチョからの電話はお別れの電話のような気はしていた。ただこちらもバタバタしていて直ぐに会いに行けなかったのはちょっと悔やまれる。

毎日の新聞やTVニュースを見てはこの国の、特に政治に関してのあまりのバカらしさに吐き気をもよおしそうになる。立憲主義、いや民主主義なんてものはこの国には存在しないと絶望的気分となる。アベ個人の問題だけではなく、政治屋の劣化、メディアの劣化、そして我々国民の劣化である。
ま、『日出ずる国』だとか『美しい国日本』なんていっているけれど、今や地震に火山の噴火で沈みゆく国に向かっていてそれどころじゃなくなるのかもしれない。『国防軍』なんていっているより『災害救助軍』の方が直近の課題かもしれない。

愛犬だか愚犬のダリは寝ている時間は以前よりは多いが、ゲンキ・ゲンキである。ま、奴にとっては「末期肺癌なんて勝手にあんた等人間が決め込んだことで、オレ知らんもんね。オレが自分で言ったわけでもあるまい、羞恥心なんて持ついわれはないケンネ!」と、「メシ・散歩」と吠えている。別に獣医を恨むつもりも毛頭ないし、ミドさんからいただいたドライ・リンゴとスギナと笹と雑草のおかげである。IMG_3799(変換後)

ムスメのマンションも決まってちょっとホッとした。それにしてもムスコやムスメの育て方を間違ったかなと時々ちょっとだけ思う。『みんなが右向きゃ、左を向け』と教えてきたが、「親が右向きゃ、左を向け』とも、もっと徹底して教えておけば良かったかなと、ちょっとだけ思う。「親がこうだからワタシャ公務員になる」とか・・・
ムスコは浪人中にJazz界の憧れの人に「芸大なんて行って場合じゃない。すぐ上京して来い!」と言われ、まあJazzやるなら仕方ないと思ったが、ムスメなど文系国立大程度なら十分入れると教師に言われても、ハナっから拒否し、美大系も「全く行く気がしない」と言い、「早く工芸家を目指したい」とサッサと決めていた。ワタクシなど大学時代があったから今のような生活を選択することが出来たと思っているのだが、独立心や組織に依存しないことだけ、やけに旺盛に育ってしまったようだ。ま、失敗したか成功したかという二者択一の問題では勿論ないし、彼らの人生、本人が散々考えての結論なのだから背中を押してやるしかないのであるが・・・

太ももの縫った後は治りがイマイチ遅いような気がする。ちょっと腫れて赤くなっているし、傷から膝あたりにかけて、時々痛みが走ったり、押すと痛い。膿んでいる程ではないと思うのだが・・・ウォーキング出来ないのでどうもイライラする。今まで全身8箇所位は骨折したし、縫うような怪我も片手では足りないので、あまり心配はしていない。それよりも老化により傷の治りが遅くなっていることがショックであるというか。スギナでも食べようか・・・早く抜糸して欲しいのだが。

ここまで書いていたら丁度ハシヤタくんから電話。「いまからミドさん連れてちょっと寄るから」とのこと。ハシヤタくんもミドさんのことも書いている途中である。
ダリはミドさんからまたまたドライ・リンゴをもらってゴキゲンである。因業オヤジめ!
これからストーブを見に行くと慌ただしくミドさん達が出て1分もしないうちにノリマツさんから電話。ノリマツさんはカミサンやミドさんの友人の女性声楽家で、今は倉敷で音楽教授をしている人。何回か家にいらしているがミドさんと一緒に来ると計画しては急用でキャンセルになっている。何だか今日は身近な人に縁があるようである。

そういえば今日はカミサンの何十回目かの誕生日である。ボケたカミさんは10才もサバを読んで、それも年下にではなく、10才も年上にサバを読んでいる始末であるが・・・

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都へ

娘と二人で東の都へ行ってきた。今回はムスメのアパート探しである。ムスメは卒業したら工芸家を目指したいと早くから決めていた。進学を勧めても頑として受け付けず、自らの手で何物かを作りだしたいと決めている。で、色々な話し合いや経緯があって、一度、都で暮らしながら本当に扱いたい『工芸素材』を見つけなさい、都で様々な経験を一度しなさいということで都にアパートを借りることになったのである。
一昨日、ネットで探した幾つかの物件をプリント・アウトして高田馬場の大手不動産屋を訪ねる。彼女がアパートの必須条件としたのは『2口コンロ』である。1ルーム・アパートというかマンションの殆どは1口IHヒーターしか付いていない。それではとても料理ができない。でもって、2口コンロが置ける物件を探すと、ファミリー仕様のもう少し広いマンションか、でなければ古い和式アパートをリフォームした物件が殆どである。また親としては初めて都ぐらしをするムスメ、しかも人ではなく、庭先に鹿が出るような田舎に住んでいたのであるからセキュリティーのしっかりしたマンションをと考えるのである。そこでどうせならムスコも都に住んでいるのだから2Kマンションで兄弟2人で暮らせばと勧めるが二人とも嫌だと言う。ま、その気持ち大いに分からないでもないわけで・・・

で、紹介された吉祥寺駅から井の頭公園を抜けてずっと行った先の古いアパートを見る。和室でキッチンも広いが、セキュリティーも何もあったものではない。男の子なら面白いが・・・次は阿佐ヶ谷の1ルーム・マンション。ワタクシが生まれた場所のすぐ近く。こちらは小学校が目と鼻の先の軽量鉄骨2階建マンション。バス・トイレが同室だが業務にも耐える2口コンロも新品、クローゼット付きフローリング、エアコン新品、2ロック・ドアに記録もする画像付きインターフォン、2階東南角部屋で東側と南側は道路があり陽当たり良好、高速ネット接続は無料。新築のように綺麗である。次の物件は新宿線野方駅近くの1ルーム・マンション。比較的新しいが何と小さな窓がキッチンの前にあるだけの薄暗い部屋。とてもじゃないが田舎の自然の中で育ったムスメがいられる部屋ではない。案内してくれた不動産屋の車を阿佐ヶ谷の1ルーム近くで降ろしてもらい、再度このマンションの周辺をよく見て、駅まで歩いてみる。住宅街を少し歩き、商店街を通って駅まで12〜14分程度。ま、合格である。
ムスメと遅い夕食をとりながら話すが、ムスメは馴れぬ都での一日に疲れ、また家賃と部屋の狭さに戸惑っている様子。ムスコの部屋に泊まってみたいというムスメと別れて一杯飲んでホテルへ。先日の足の縫ったところが痛む。

昨日。朝、六本木のセッションで吹き、夜中に帰って来たというムスコとムスメと高円寺で待ち合わせて朝食をとり、久しぶりにコーヒー『ポエム』に入る。ムスコの昨夜のセッションの話など聞いた後、ムスメと高田馬場の不動産屋へ。昨日の阿佐ヶ谷のマンション以外の物件資料を見せてもらうがあまり良さそうなものはない。阿佐ヶ谷の物件はこの不動産屋が直接扱っているものではないので、紹介しても利益は薄いらしいが、あれは良い物件だという。何でも前の契約者が突然転出した為、6月という最も物件が動きにくい時期に入居者募集をかけることになってしまい、またリフォームが終わるのが今月下旬なのでそれから入居という条件があるので家賃も下げたという。ムスメにしてみればそれでも予想に反して家賃が高く、親に負担をかけると少々不満な様子だが、親からすればセキュリティーを考えるとまあ安心である。で、手付けを払い仮契約する。・・・疲れた!・・・

風邪気味ということで自宅で寝ていたムスコのいる高円寺に戻り3人で遅い昼食をとりに出る。彼がよく行くという中華料理屋でまずは生ビール。やれやれ肩の荷が半分下りた。
夕方のバスを取っていたので高円寺や新宿で時間を潰し、大雨のなか、ビールとサンドイッチを買ってバスに乗る。帰ったこちらも大雨のうえに寒くてストーブを焚いていた。既にマンションの管理会社から資格審査が通った旨の連絡が届いていた。
ダリは元気で嬉しそうに迎えてくれる。

ヘトヘトになる。

本日。午後、このマンションを管理している不動産屋から連絡が来る。7月1日から借りることとし、賃貸契約書の書き方に関する注意事項などを聞く。後は引越しの算段である。

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ダリ 6.3

人様の足の縫ったところは順調にくっ付いている様子。

ダリであるが、「グェッ・グェッ」と苦しむことは全くなくなり、「メシやメシッ!」「散歩、散歩!」「何グズグズしとんね!早よ食わさんか!ボケが!」とワンワンとうるさく吠えている。こちらも負けずに「何いうてんねん!お前は末期ガンと違うんか!」とやり返すが『聞こえないふり』をする。昼間寝ていることは増えたが、鼻なんて黒々していて、とても末期ガン患者のあるべき姿とは思えない。

鼻も黒々

鼻も黒々

先日ヨシユキさんのところでダリの話になって嗤う。「アイツ、本当は仮病だったりして。ちょっと病気のふりしてグェッと苦しそうな真似したら、思ってた以上にチヤホヤされたもんで止められなくなったに違いない」とか「まだまだ美味いものがこの世にあること知って病気を止められなくなったとか」とか言っていたらヨシユキさんが「でもさあ、あっ、オレ治っちゃったって言っても犬には羞恥心がないからなぁ〜」「でも俺には一応羞恥心てものがあるからなぁ〜」と言ったので吹き出してしまった。ヨシユキさんも実はワタクシの『ガン友』である。さるガンに罹り、この辺の病院では手の施しようもなく、ワタクシの友人を頼って、都の病院で本当に一命を取り留めての10年なのである。

「スギナか笹か名もない雑草には抗ガン作用があるのでは?」には奥方のシゲコさんが早速ネットを調べて「スギナにはガン予防があるんですって」に早速ヨシユキさんが「スギナなら幾らでもこの辺にあるじゃん。一儲けするか。肺癌の特効薬とかいってさぁ。よくネットであるじゃん。『あなただけに教えます』とか言ってさぁ。被験者はサルバトーレ・オクズミ・ダリとかしてさぁ」というので「被験者2号はヨシユキさんだな」でまた大笑いであった。

昨日、友人で獣医のタニザワくんにちょっと用があったので電話したついでに「あのさぁ、ダリが元気になった」と言ったら「獣医なんてメチャクチャなのがいるんだって!CT撮って後3ヶ月って言われた犬が5年生きているんだから。そんなレントゲンだけで直ぐにガンなんて分かりゃしないの!。誤嚥から肺炎にでもなってたんじゃないの?だから俺のところに連れて来いっていうの!」と叱られる。

ま、元気になるのは良いことであるが、それにしても末期ガンがなぁ〜?
「もう一度病院に連れて行こうか」という話になったが「あの獣医の先生、いい人だからねぇ〜」とカミさん。「元気になったけど、と連れて行ったらあの先生の円形脱毛症がまた酷くなるだろうしなぁ」とワタクシ。

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ちょっとグロテスクですが・・・

本日は、昨日朝6時からの町内一斉清掃?と午後の漁協経営の釣り堀周辺の草刈り・道路清掃に続き、今朝8時から区の出払い。区の共有林の草刈りと伐採木をまとめる作業で別荘地へ。1回目の休憩が終わって直ぐの作業で、鎌を持ったまま長さ1.5m・直径20cmほどの伐採木を集積場所に運んで放り投げようとしたところ、足が滑ったか、伐採木が何かに引っかかったか鎌で右足の太もも内側をバックリと切ってしまう。ズボンが裂け、太ももが長さ8cm深さ3cmほど切れていた。見たところ皮下脂肪がバックリと口を開けていたが、筋肉までは達していない様子。指も動くので神経は切れていない様子。看護婦のマユミさんが近くにいたのでタオルで縛って止血してもらい、300mほど離れた道まで歩いて出て、ヨネサクさんの車で病院まで連れて行ってもらう。
日曜日だったので救急外来受付に行くと、ムスメの同級生ミキちゃんのお母さんがいて「今、区から連絡が来て、オクズミさんが行くからというので、アレッと思っていたところよ」と言われる。待合室でヨネサクさんが「どれくらい切った?」というので傷口を見せたら「バカ、見せるんじゃない。俺そういうのダメ」と怒られる。暫く待って多分外科の医者が来て「うん、神経はやってないな。筋肉がちょっと切れているけど付くでしょ」と太い麻酔注射2本をブチブチ射つ。麻酔が効くまで待っててと言われたので携帯で傷口の写真を撮っていたら「傷を見ても大丈夫な口かい?」というので「大丈夫。ただ破傷風の注射をもう20年以上していない」と言ったら「あれ、詳しいじゃん。なんかそういう商売?」と聞くので「山をやっていたもんで」と答えると「アハハ、そんじゃ自分で縫ったことあるんじゃないの?」と聞かれたので「人の傷口なら縫い針と木綿糸で縫ったことはあるけど・・・」と答えると「そりゃあいいね。うん、それなら早く治る。俺さあ、神大医学部だったんで常念小屋の夏山診療所にいたことがあるんだ。いやぁ、高山病だのバテテ歩けなくなった婆さんだの大変だった・・・」等々、彼の若かりし頃の思い出話しをしながら手際よく縫ってくれる。「うん、傷口が深いんで溶ける糸で中を5針、外を14針だな。今日は風呂は諦めて、明日からは傷口を洗って構わないから、洗った後は抗生剤を塗っておいてね。抜糸はと、え〜と10日後だと俺都合がいいんだけど、いいかい?」「大丈夫です。それと、ちょっと上京しなけりゃならない用事があるんだけど行ってもいい?」「うん、傷口が付きゃいいよ。飲みすぎないようにしてりゃね。あっ、包帯する前に写真撮らなくていいの?」とのこと。今日は急患が多いらしく一旦診察室から出て、保険証を届けに来たカミさんと待合室で待って、廊下で破傷風の注射をしてもらう。
なかなか面白い医者であった。
ちょっとドジッタ。昨日せっせと鎌を研がなきゃよかった。鎌の切っ先が丸まっていたので1時間近くかけて尖らし、笹もスパッと切れるように研いだところである。鈍った切っ先なら絶対に切れなかったのにである・・・

それにしても昨年は仕事場でコケて手を切って縫ったし、一昨年だかその前にも縫っている。どうもイケナイ。最近自損事故が多い。ロウカである。

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