ダリ 5.29

今朝のダリは以前と全く変わらない。こちらが靴下を履くのを見るや「ワン・ワン」と飛び跳ね、デッキを駆け下り、小走りに散歩道に向かう。走ったのに咳き込むこともない。出すものを出し、領地視察、マーキングの後は隣集落への急坂を登りだす。10数年毎日登った隣集落への急坂を登るのは1ヶ月ぶりである。ダリも久しぶりの山道に嬉しそうな表情をする。それにしても『末期肺癌』は一体どこへ行ったのだろうか?ワタクシも確かに獣医と一緒にレントゲン写真を見て確認したのだが・・・IMG_3697(変換後)

やっぱり『笹の葉』か或いは『スギナ』か、はたまた名も知らぬそこいらの雑草は肺癌の特効薬なのであろうかと思いたくなる。

ダリは散歩から帰ってからも一度も咳き込まずに、背中を伸ばす『伸び』なんぞしている。

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血が!

今朝仕事場に入ったら何となく生臭い。なんとも言えぬ嫌な生臭さである。ひょっと入り口近くに置いてある冷凍ストッカーを見ると、そのドアの下に血だまりがある。恐る恐るドアを開けてみたら冷凍庫の底にどす黒い血が溜まっている。ギャア〜である。

止むに止まれずに奴を殺してバラバラにしたはいいけれど、捨てるに捨てられずにストッカーに・・・ではなく、昨冬に猟師から貰った我が家の大切な保存食である『鹿肉』が融けて、その血が流れ出したのである。ラップに包み、ビニール袋に入れてあったのであるが、他の食品を取り出す時に袋の上下が逆さまになったり、冷凍されてカチカチになった食品同士がぶつかってビニール袋に穴が開いたりしたのであろう。
以前にもカミサンがドアをきちんと閉めずにパーにしたことがあったが、今回は冷凍ストッカーが壊れたのかもしれない。

鹿肉10Kg近くを全て廃棄する。その他の肉や魚もパーである。欲深いカミサンは、いただき物の『フカヒレの旨煮』や『角煮』などは熱処理され密封されていたのだから大丈夫と冷蔵庫に避難させる。

それよりも掃除である。既に血だまりが乾いている部分もある。生臭さと闘いながら拭いたり、こそげ落としたり、水を含ませた紙を貼り付けたりと悪戦苦闘。

で、思い出したが、もう10年近く前、漁協経営の釣り堀の駐車場にビニールシートで包まれた大型冷蔵庫が捨てられていたことがあった。おまけにそのビニールシートはまるで菓子箱を包むようにきちんと折られ、ご丁寧にもガムテープで目張りまでしてあった。どう考えても異常である。この中にはきっと死体がと考えた釣り堀管理人は警察に連絡すると共に、漁協の主だった役員を呼集。駆け付けた警察は「う〜ん、これは、そのぅ、やっぱり事件性があるので我々では開けられぬ。鑑識を呼んだけれど、今別の現場に行っているので到着までしばらく待って欲しい」と言われる。2時間近く待ってようやく鑑識が到着。皆が見守るでなか慎重にシートのガムテープを剥がしていざご開帳。バラバラ死体が出てくると覚悟して緊張の一瞬であったが、中に入っていたのは腐った肉のパックや野菜。悪臭立ち込めるなか、笑うに笑えぬ一件であった。

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ダリ 5.27

今朝のこと。顔を洗っていたらダリが「散歩はまだか!」と真剣な顔をして「ワン・ワン」と吠えながら四つ足で飛び跳ねる。デッキの扉を開けてやったらすごい勢いで駆け下りてオシッコをするなり散歩道に一目散である。以前のダリと変わらない。そんなに急いだらまた咳き込むぞと言ってもサッサとアプローチの上り坂を駆け上がっていく。とても末期の肺癌患者とは思えない。散歩の途中、野菜好きなダリは『笹の葉』『スギナ』、名前も知らぬ雑草を食べている。ひょっとして癌に効く薬草でも知っているのか?この薬草を食べて癌を吐き出したのか?と思えるほどである。まだ少し目が充血しているが、乾いていた鼻先もここ数日は少し湿り気を帯びて黒く輝きだしている。IMG_3770(変換後)

それにしてもちょうど1ヶ月前のレントゲンでは右肺は真っ白で、肋骨の一部にも浸潤して・・・全く餌も食べずに、鼻は乾いて白っぽくなっていたのに・・・

チヤホヤされ、そうそう食べさせてもらえなかった缶詰のドッグ・フードを毎食もらい、その上、ミドさんからいただいたドライ・リンゴやキャベツの粉末まで貰って、「俺、今までこんなに美味いものが世の中にあるの知らなかった。今死んだら損・損!」とでも考えているのだろうか・・・?

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ダリ 5.26

今朝もいい天気である。カミサンが一昨日から上京しているので朝から忙しい。朝食作り、ゴミ出し、ダリ散歩、洗濯、風呂掃除にオフクロから引き継いだ『糠味噌』の世話=(以前にも書いた記憶があるが、この糠味噌はオフクロがあっちの世界にいった時からカミサンが引き継いだ我が家の宝であるのだが、味が時々、いや年中おかしくなる。今もおかしい。塩を足したり、唐辛子を足したりしているのだが、一度おかしくなるとなかなか元の味には戻らない。これはズボラなカミサンのせいである。そのくせカミサンが上京となると「糠味噌は毎日かき回してね。この季節だから1日放っておくとダメになるから」と念を押される。う〜ん!)と忙しいが、新緑に青空であるから張り切って終わらせる。

ダリであるが、ここ数日「ワン・ワン」と時々吠えるようになった。殆どの時間を寝て過ごしているのであるが、相変わらず食べることと領地見回りは生き甲斐となっている。今朝も家事に追われて散歩の時間が少々遅れたら、いきなり「ワン・ワン」と吠えて催促し出した。おまけにワタクシが靴下を履こうとしているのを見るや、四つ足で飛び跳ねながら「ワン・ワン」である。病気前と同じである。愛い奴である。もっともデッキの扉を開けたらスロープを駆け下り、胸が苦しくなったのか「グェー・グェー」と咳き込み始めるのである。
咳き込みが落ち着くと軽快なリズムで小走りに領地見回りにマーキング、出すものを出すである。ここのところ、朝は以前の半分程度の距離しか歩かず、満足するとこちらの顔を見て「ワシ、帰るぞ!」と合図してUターンするが、夕方の散歩は大抵カミサンかムスメと行き、結構な距離を歩くようだし、「帰ろう」と言っても無視するとのこと。少しガンの進行が止まっているのか、痛みが止まっているのか・・・或いは何とか身体と折り合いを付けのか・・・

時々うつ伏せで目を開けたまま何かを考えている。IMG_3757(変換後)

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ウォーキング

昨日は2ヶ月に一度の内科。指に出来たタコの治療にムスメも同行。2月に急上昇したHbA1Cは4月には劇的に下がり、昨日は正常値まであと一歩まで下がっていた。この4ヶ月のウォーキングで体重を4.5Kg落としたおかげである。ガンをやった頃から色々な数値が少しづつ上昇し始め、血糖値はそれ程でもないのだが、HbA1Cだけが今年になってから急上昇したので『ちょっとそれだけはカンベン』であった。これからの世の中、そうそう長生きしたいとは思わないが『食べたり飲んだりはダメ』の病気だけは切実にカンベンである。ドクトル・タニウチからお褒めの言葉をいただく。
朝食抜きであるからムスメと展望レストランへ。「おい、ここのカツ丼美味いぞ!」と言ったら「オトーサンもカツ丼にしたら」と言われ、「まっ、いいか!」と二人でカツ丼。朝10時のカツ丼はやはりキツイ。帰りにBook Offに寄る。
さすがに昼食は少々。
夕食後、ムスメやカミサンと『カツ丼分』だけ歩く。

ウォーキングは出来るだけ毎日と思うが、天気もあるしで、週3日のこともあれば週6日のこともあるし、1時間以上の時もあれば40分程度の日もある。最近では歩かないとその日は何となく調子悪い。この辺では八ヶ岳に上って行く道を『縦道』、八ヶ岳に沿っている道を『横道』というのだが、『縦道』の殆どが農道に対して、『横道』は隣村や街への自動車道である。従ってウォーキングするには『縦道』の農道を歩くので坂道しかない。身体に負荷をかけたいのであるから丁度よいのだが、冬以外はとにかくお百姓さんがどの畑にもいる。この視線はかなりキツイ。時間を変え、コースを変えと、色々ワタクシも苦労するのである。
で、最近のお気に入りはワタクシの家からほぼ真っ直ぐに川沿いを八ヶ岳高原ライン、通称鉢巻道路まで上る林道である。上の方の砂利道の片側は別荘地帯であるが、道からは別荘は殆ど見えないし、何と言っても道の反対側は川であるから気持ちがいい。IMG_3752(変換後)IMG_3744(変換後)また下の方では阿弥陀岳から赤岳までがすっきり見える。IMG_3746(変換後)片道2.8Kmで、急ぎ足で往復1時間である。出会う人といったら、鉢巻道路の直ぐ下に永住しているナカムラさんくらいである。当分この林道を歩こうと思っている。

以前はワタクシがウォーキングに出ると、私も連れて言ってと「ウォーン・ウォーン」と吠え続けたダリは、鳴くこともできずに寝ていることが多くなった。IMG_3732(変換後)

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