一昨日の夜にムスコも帰省しダリも嬉しそう。
缶詰のドック・フードやバナナやリンゴを食べるようになり一週間前より目の光が力強くなった。
ただ、昨夜からは咳き込むことが多くなり辛そうである。午前中、ミドさんに貰ったドライ・リンゴで釣ったらスロープを自力で下りる。その後往復100mほどをムスコとムスメ散歩し、途中いいウンチをした由。
一年で一番いい時期を迎え、15年近く毎日のようにダリと散歩した『ダリ散歩道』は悲しい。イチリンソウやニリンソウが咲き、牧草地もいつのまにか緑になっていた。


一昨日の夜にムスコも帰省しダリも嬉しそう。
缶詰のドック・フードやバナナやリンゴを食べるようになり一週間前より目の光が力強くなった。
ただ、昨夜からは咳き込むことが多くなり辛そうである。午前中、ミドさんに貰ったドライ・リンゴで釣ったらスロープを自力で下りる。その後往復100mほどをムスコとムスメ散歩し、途中いいウンチをした由。
一年で一番いい時期を迎え、15年近く毎日のようにダリと散歩した『ダリ散歩道』は悲しい。イチリンソウやニリンソウが咲き、牧草地もいつのまにか緑になっていた。


この一週間で急激に悪化したものの、昨日あたりから少し落ち着いた様子。今朝は昨朝よりも多量のオシッコをしていたが、ウンチはしていない。咳き込む回数は若干減った様子である。
ムスメやカミサンと3人でいても、ダリはワタクシをじっと見つめていて、ちょっとでも彼の視界から外れると一生懸命探す。ムスメやカミサンに「愛が違うのさ」と嘘ぶくが、彼の愛がちょっと重くもある。
カミサンが都へ、ムスメが教習所に行っている間、ちょっとウォーキングと思っても彼が寂しがるので、寝かしつけてからと思ってこちらも横になって撫で続けていたが、ちょっとでも出掛ける素振りをみせると起き上がって咳き込む。変な体勢で撫でていたので肩や腰にくる。『愛は惜しみなく奪う』のである。
夕方、ドッグ・フードの缶詰少々とバナナ少々を食べる。
夜、ミドさん達3人の女性が来宅。ダリのお見舞いに『ドッグ用ドライ・リンゴ』をいただく。早速ダリにやったら凄い勢いで食べる。ミドさんの手に頭を乗せて甘えている。相変わらず女好きである。ま、ワタクシだって入院中は女性のお見舞いの方が嬉しいか・・・
明日はムスコも見舞に帰ってくる。
ダリの呼吸は相変わらず浅くて速い。
昨夜はカミサンが1日早く都から帰って来る。ムスコは金曜日の夜に帰って来るつもりのようだ。
朝起きてきたらデッキにオシッコが少しある。ここ2日オシッコもしないし好物の『ビーフと野菜』缶詰をやっても顔を背けていたが、今朝は舌なめずりをするので与えたところ、カミサンの手から少し食べる。咳き込むことも少し減る。
ダリはもう食べることも出来なくなり時々水を少し舐めるだけである。それでも荒い呼吸をしながら、寝ころぶより立っている方が楽なのかデッキをうろうろしたり、じっとワタクシの顔を見つめたり、我が家へのアプローチ道をじっと見つめたりである。何を思っているのかだろうか。
昼過ぎ、少し元気になったのかデッキから下りたい素振りを見せる。もう4段の階段を自力では下りられず、かといって抱きかかえると胸を圧迫されるのか苦しむ。川に下りる為に作ったスロープを掛けてやったら、暫く思案した後、意を決するようにして下る。暫く咳き込んだ後、車の下の朽ちた木を枕にして気持ち良さそうに寝ころぶ。暫く頭をなぜてやったら眠る。
1時間ほどして目覚めたがスロープを上る体力は既にない。「ちょっと我慢しろよ」と言って抱えてデッキに戻すが、また暫く咳き込む。
ムスコや都に上っているカミサンが時々ダリの様子を問い合わせてくる。ムスコは仕事の関係で週末まで帰れないとのことで、それまでは頑張るようにダリに伝えて欲しいとのこと。
ダリは相変わらず「グワッ、グワッ」というような声を出すだけで「ワンワン」とは吠えない。昨夜は生の鹿肉をやっても舐めるだけで食べないので焼いてやったらペロッと食べた。
今朝の散歩。何となくしんどそうで足元もおぼつかないが、いいうんちはするし、エサはしっかり食べる。
本日から実家に上京するカミサンをバス停まで送った後、ダリを動物病院に連れて行く。
呼ばれて診察室に入ろうとしたらダリが嫌がる。以前、両前足の間に腫瘍が出来てこの病院で手術を受けたことがあるが、その折りには嬉しそうに診察室に入ったのにどうも様子がおかしい。抱えて診察台に乗せる。症状を話したら「う〜ん、誤飲ではありませんね」と言われる。目や耳や歯を診て「歳の割りには元気ですね」とも言われるが、聴診器を当ててみて「右肺がおかしいですね。心電図とレントゲンを撮っても宜しいでしょうか」と言われる。心電図の結果は心臓肥大があるとのこと。次はレントゲン。結果右肺に大きな腫瘍が見つかる。「末期の肺ガンです。残念ですが当院では何ともし難い状態です」「おそらくは半年ほど前に発症したと思われます」「今後苦しむことがあるかもしれません。その場合には安楽死を考えた方が良い場合もあるかもしれません」。と、先生から大凡このような説明を何とも言いにくそうに丁寧に受ける。
ダリも診察台の上で悲しそうな目をしながら聞いている。
帰って上京のバス車中のカミサンやムスコに連絡する。ダリをくれたシノブくんにも電話。「ダリの兄弟はもう2匹とも亡くなっているし、まあ長生きし過ぎたんだと考えるしかないよ」と慰めてくれる。