初雪

昨朝は-6℃まで下がる。朝起きてきたらうっすらと白くなっていた。いよいよ冬である。まだ薪割も終えぬうちに困ったことである。IMG_2413(変換後)

一昨日で窯焚きの半分を終える。まだ後6回焚かねばならぬが、夏と違ってアトリエが暖まるので苦にならないが。カットやルーター掛けも全て終えているので、窯焚きと平行していよいよ銅のテープ巻きである。この作業、5.5mm幅のテープの中心に厚みが2.5〜3.0mm程度のガラスの中心を目分量できちんと合わせて貼り付け、テープをガラスの両面に折り返して貼り付けねばならない。直線なら簡単だが複雑な曲線にカットしたガラスに綺麗に貼り付けるというのは慣れないと結構難しい。折り返したテープがガラスの裏表均等幅にテープが貼れていないと見映えにも強度にも影響する。
そう言えば昔、新婚時代にカミサンに手伝わせたこともあるが、彼女がこいう繊細な作業に不的確であるという重大なる真実を知り「あぁ、早まった!」と後悔したのものである・・・
で、この作業であるが『肩が凝る』『目が疲れる』『飽きる』『あぁ、内職仕事!』であって、髭面の男が真剣に取り組むにしてはどうもセコイ作業である。そう、人様には見られたくない何となくいじましい作業なのである。

元々ヨーロッパで発祥したステンド・グラスはガラスを鉛のレールで継いで作るのだが、そうすると小さなガラス・ピースを組み合わせての具象的デザインいくら細いレールを使っても表現や強度的問題がある。そこで、アメリカのティファニーが新しい技法としてこの銅テープによる製作方を考えたようで、ティファニー・メソッドなどとも呼ばれているのである。花柄やトンボがデザインされたティファニー・ランプなどである。世のオクサマガタはティファニー・ランプが特にお好きなようで時々「オタクはお作りにならないんですか?」と聞かれるが「あんなランプの下でお茶漬けが食えるか!」とお答えしている。ま、あの色彩感覚もワタクシには合わぬし、何千ピースもテープを巻くのがもっと性に合わないのであるが・・・

で、この作業、一心不乱にテープを巻きとはいかない。とにかく疲れる・飽きる。嫌になる。音楽ガンガンにしたり、テレビでアホになったり、ウィスキーでアル中になったり?、頭の中は「あぁ、早く今日一日の作業を終えて風呂に入ってマッサージ機に座りたい!」。ツライのである。

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忙しい時に限って

忙しい。やらねばならない事だらけである。そんな時に限ってパソコンが調子悪くなる。段々重くなってきていたのだが、最近はちょっと目に余る。このiMacももう5年である。Macに詳しいイイジマくんに相談する。「5年使ったら過去の遺物でしょ」とのこと。言われてみればHDDは650GB、メモリーは4Gである。イイジマくんはHDDを毎年新品と交換していると言う。
とは言え仕事にそうそうパソコンを使うわけでもない。イイジマくんによれば「来春には12インチのiPadが出るので、当面は今のiMacを生かして、来年iPadを買う方がオクズミさんの仕事形態には合っているでしょう」とのことで『秋葉館』に4Gのメモリーを2枚注文したら翌日届いた。早速入れ替え。確かに起動も若干速くなり、パフォーマンスは良くなる。年が明けて暇になったら2テラ程度のHDDに交換して延命を図ることにする。

仕事はほぼカットと絵付けが終わり、窯での焼成をやりながら残りのカットやルーター掛けである。今回は香港の国花である『バウヒニア』がモチーフである。この花は雌しべが長いのが特徴である。絵付けでは面白くないのでガラスで作る。IMG_2412(変換後)なんだか縄文時代の石器の釣り針である。

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ムスコのコンサート

昨日は図書館開館20周年記念としてムスコのコンサートが開かれる。IMG_2382(変換後)今回は東京から遙々ベーシストの桜井郁雄氏が友情出演に来て下さり、さすがに国内外の一流のミュージッシャンと共演してきた方だけに田舎ではそうそう聴けない素晴らしい演奏であった。50〜60名も聴きに来て下さり、ムスコも今までで一番気持ち良く吹けたとのことであった。IMG_2393(変換後)前回の夏のコンサートの時よりは確実に上手くなっていた。

それにしてもわざわざ東京から来て下さった桜井郁雄氏には感謝・感謝であった。打ち上げをお誘いしたのだがお忙しいのか直ぐに帰られてしまったことはちょっと残念であった。

夜、チヨヘイさんとベースをやっているハガさんがいらして飲み会となる。

夜、ムスコがダリをオシッコに出してやり、夜食用のクッキー2枚を餌ボールに入れる。いつもならダリがデッキにある小屋に入ってからデッキのドアを閉めるのだが、5分ほどして閉めようとしたらダリがまだ帰っていないという。クッキーだけ食べてまた出たらしい。4人で手分けして懐中電灯を点けて庭や森への入り口まで探すが見当たらない。仕方ない、餌用のボールにクッキーを投げ入れて「チーン」という音をさせればそのうちに帰ってくるだろうとクッキーを投げ入れる。1時間半ほどしてカミサンがデッキを覗いたらまたクッキーだけ無くなっている。さては奴、クッキーだけ食べて再度散歩に出掛けたのか。懐中電灯を点けて外に出て呼んでみたら、家の角から覗く二つの青い眼が光る。『ダリっ!」と呼んだら、まるで匍匐前進のようにして帰ってくる。一応悪い事をしたとは自覚している様子。全く歳と共に段々ずる賢くなる。

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ご心配、有り難うございます

昨夜の長野県北部での震度6弱の地震、幾人かの方から電話やメールをいただきましたが、こちらではちょっと揺れましたが大丈夫でした。
丁度風呂に浸かっている時にドンと横揺れが来て「これは来たかも!」と一応バスタオルを巻いて出ましたが、被害はこの辺では全くありませんでした。カミサンは2階で掃除機を掛けていて全く気付かなかった程度・・・まあ常人とはちょっと違うので・・・

それにしても今年は自然災害が・・・

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バタバタと

昨日はムスコが明日のコンサートの為に帰省し、昨日から義母の今後の治療方針を決める為に上京していたカミサンは23時間ぶりに帰ってくる。何だか皆バタバタと慌ただしい。娑婆は解散総選挙で騒いでいる。アベ自民が『争点はアベノミクスの評価』と勝手に言っているが、そもそも争点なんてものは国民が決めること。誠におこがましいとしか言いようがない。

この国ではだれもが『引き受ける』ことをしない。政治家も国民もである。

で、この間ワタクシは1/10で描いたデザイン画を実寸に描き変える作業に追われていた。長径が1mを超える楕円を2本のピンと紐で正確に描くというのは思っていたより面倒なことであったし、1/10のデザイン画をフリー・ハンドで10倍にするという作業も毎度ながら難しい。A0コピー出来るコピー屋で10倍コピーすればよいのだが、1/10の画をただ10倍したのではどうも勢いが違うように思い、よっぽど細かい具象画の場合以外はフリーハンドで10倍にしている。特に抽象画の場合はフリー・ハンドでないと線が死んでしまうように思う。

それにしてもどういうわけか今年は具象、それも『花』をモチーフにしたものばかり注文がくる。今までは抽象が殆どであったのだが、不思議なものである。この停滞した景気とでも関係しているのだろうか・・・IMG_2383(変換後)

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