雪かきに確定申告に
一昨日の重い雪は30〜40cm積もったようだ。昨日は朝6時からの雪かき出払いである。ムスメを6時40分には出て、駅まで送らねばならない。おまけに6時半〜7時半の間に資源ゴミを改善センターまで持って行かねばならないのだが、今回はカミサンの突然的発作的大掃除のおかげで出た大量の資源ゴミは、カミサンの運転出来ない軽トラで運ばねばならない。イヤ、運転出来ないわけではなく、マニュアルの軽トラを運転しようとしない怠惰なだけなのである。仕方ない、どうせ昨日の重い雪は凍ってスコップなんかでは時間がかかるだけである。まだ暗い5時半前に除雪機を押して帳場に行く。ところが担当帳場の通学路は綺麗に除雪してある。昨夜のうちに誰かがトラクターで除雪してくれたようだ。三々五々スコップを担いで常会のメンバーが集まる。ヨシヒロクンが昨夜のうちにやっておいてくれたようだ。感謝!ミズノさんのお婆さんは15分もかけて登って来たのに・・・出欠だけ取って解散。こういうところ、考えろよな!と集落組合に言いたくなる。
子供を駅まで送る車が増える前にと、早めにムスメを駅まで送るが、跨線橋の先の十字路の一時停止の結構急な坂で、帰り道に案の定ぶつかった車を見る。帰ってから軽トラでゴミ捨て、ダリ散歩、駐車場と薪山の除雪と朝食前に済ます。何だか一日分の仕事をした気分になる。
確定申告書作りを大きな決意を持ってやる。パソコンで作れるようになったのは有り難いが、何十年やっても税に関する小難しい言葉は覚えられぬし、そもそも稼ぐのではなく払うのに大きな労力を使うには、より大きな決意が必要なのである。昔は一時青色申告をやったが、町の『青色申告会』だか何だかが「富士見町で青色申告するには会に入らねば駄目だ!」みたいなことを言い出し、ケンカになった。その後、税理士に相談したら「まあ、この程度のビンボー申告なら白色の方が楽っちゃあ楽だな」とのことでまた白色に戻した経緯がある。最近は白色でも毎月帳簿みたいなものを付けることが決められたようだが・・・ガソリン代や電気代、果ては電話代のどれ位を仕事に使ったかを案分しなければならない。電卓片手に慣れないことをする。どうせならちょっとでも税金を減らそうと医療費控除を打ち込むのだが、、何月何日に家族が幾ら払い、何の病気か、病院の名前と住所、それに処方薬局のも同様に打ち込まねばならぬ。目がしょぼしょぼする、肩は凝る。禁断の煙は増える。打ち込んだ途中で保存しようとしたら上手く行かぬ。説明を読む。が、Windowsの説明しかない。Macの人だっているんだぞ!と悪態をつきながらやっと今年の悪戦苦闘も終わった。来年こそはキリギリスではなくアリのように・・・とは行かないだろう・・・
またかよ!
昨夜からポチポチと降り始めた雪は、暗いうちはまだ7〜8cmであったが、夜が明けるとともに凄い勢いで降り出した。気温は丁度0℃で重い雪である。
タカシクンから電話。「もしもし、この前の大雪で潰されたうちのハウスの内部の写真があったらプリントして欲しいんだけど」とのことで、直ぐにプリント・アウトして届ける。ハウスの大雪被害に対する補助の申請に使うとのことだが、雪の下敷きとなった苗を一刻も早く助けることで精一杯で写真を撮っている余裕もなかったのだろう。丁度、やはり菊農家のタナカクンも来る。今日の重い雪にハウスの中で焚くストーブの灯油を買いに行く途中とのこと。村のあちこちにある広域野外スピーカーからは「夕方までに30cmの積雪が予想される・・・」と、町からの放送が流れる。タナカクンは「これが百姓の現実さ」と、お茶を一杯飲んであたふたと灯油を買いに出て行った。今日の重い雪では応急処置したハウスがあちこちでまたやられるのではと顔は暗い。
夕方までに25〜30cm積もった。重い雪だが、シリコン・スプレーを大量塗布した除雪機で何とか飛ばせる。夜、明朝は06時より帳場の雪かき出払いの放送がある。
内憂外患
大雪の影響も収まり(ハウスが潰された農家はまだまだ大変だが)日常生活には全く支障もなくなったが、私事でも仕事でも色々と続き、正に内憂外患である。コロッと忘れていたが、おまけに確定申告の時期でもある。憂鬱である。
先週末からの気温上昇で雪がドンドン融けてくれたのはメデタイことであったが、ダリにとってもワタクシにとってもこれは別のサイナンをもたらしたのである。4日をかけてスノーシューで踏み固めた散歩道が気温上昇でグズグズとなり、一歩ごとに踏み抜いてしまうようになったのである。長靴の中は雪まみれになるし、何より歩きにくい。これはワタクシにとってだけではなく、短足ダリにとっても大変迷惑なことである。ダリの体重でも轍を外れるとお腹まで潜ってしまう。かといって轍の中はワタクシが踏み抜いた深い穴続きである。彼に残されたのはワタクシの左足と右足の踏み抜き跡に残る僅かな轍の雪面であり、そこを綱渡りのように歩くしかないのである。おまけに不幸なことに彼は4本足である。危ういバランスを取って数歩あるくと、その僅かな雪面も彼の体重を支えてはくれずに崩れたりする。ワタクシの踏み跡などに前足を落とせば足は底まで届かずにアゴを雪面に打ち付けることになる。ワタクシと違って高等頭脳を持たない奴にとっては「ダイエット」という呪文も頭に浮かばない。それでも『犬』の悲しい性、必死について来る。
上の集落への山道に雪のブロックが落ちている。重機で掻いた雪の塊がゆるんで県道から落ちてきたのであろう。道路脇にはまだブロックが幾つか残っている。散歩の途中でブロック雪崩でなんて、アホである。早々に退散する。
今朝は久しぶりにマイナス10℃まで下がった。こうなればワタクシの体重を持ってしても固まった雪の上を何処でも歩ける。轍を外れて久しぶりに上の集落まで登った後は森の中も歩き、内憂外患も忘れる。ダリも嬉しそうに森の中を走り回っていた。
夜、急患により心臓ICD手術開始時間が遅れた義母の手術が無事終わったとの連絡が義姉より来る。取り敢えずホッとする。
紙の保存法
先日、同業者から「全紙大のクラフト用紙の保存をどうしている?」と聞かれた。ガラスをカットする時に使う型紙に使うのだが、これは通常1200mm×900mmである。これらの紙を丸めて置いておくと、カールというか巻き癖がついて甚だ使いにくい。ワタクシのアトリエでは大きな棚を作って、クラフト用紙や全紙大のボール紙だの全紙大5cm方眼模造紙だのをそれぞれの棚に広げて置いていたのだが、諸々の道具などが増えるにつれて紙の置き場を侵略するようになった。そこで数年前から2本の細い角材に挟み、写真のような巨大クリップ2個で固定して壁やドアにぶら下げている。ちょっと外す時は面倒であるが、そうそう毎日外すものではないし、少なくとも巻き癖がつかずに満足している。