長靴やスノーシューズの修理法

7〜8年履いているスノーシューズで雪の中を散歩していたらやけに足先が冷たい。帰って見てみたら両足とも、サイドのゴムと靴底の接するところがパックリと割れていた。ゴムの劣化のようだ。そろそろ買い換えの時期かもしれぬが、この釣り具メーカーのRivalleyの靴は靴底が厚く雪へのグリップもよく、アッパー部分は痛んでいないし、何よりシンサレートを使っていてとにかく暖かい。捨てるにはまだもったいないので修理してみることにする。

さて修理であるが、甲のゴム部分ならシリコン・コーキング剤でも厚く塗ってやれば大抵は大丈夫なのだが(一度修理済み)、靴のサイドの比較的薄いゴムと靴底の厚いゴムの境の部分であるからちょっと厄介である。先ず、古くなった厚めの弾性包帯(白ではなく、薄茶色の厚いもの。無ければ古くなったTシャツでも多分可)を大きめにカット。修理する部分のゴムを真鍮ブラシや粗めのサンドペーパーを使って表面を磨き(荒らし)、アルコールで拭いた後、靴底のゴムとサイドのゴムに多めにコーキング剤を塗り、その上に弾性包帯を貼り付け、再度コーキング剤をヘラを使って塗るのである。(写真を撮り忘れたので修理済みの写真である)ちょっと見栄えは悪いがデートに履くわけでもなし、森の中でデートするのは狐や狸にダリくらいのものである。これでまた暫くは使える。
長靴や釣り用のチェストハイウェーダーなどもよく破れるが、シリコン・コーキング剤と布で大抵は直せる。靴の底の補填剤でも良いのだが、チューブにちょっとしか入っていないのに高い。尚、シリコン・コーキング剤の余ったのは使用後、ビニールやビニールテープを使って密封しておけば数ヶ月は使える。
DSCF7151(変換後) DSCF7156(変換後)都に出掛ける以外はスニーカーと長靴とスノーシューズの生活であるが、藪の中を歩いたりする毎日の散歩は長靴か冬はスノーシューズであるから消耗も激しい。特に圧倒的に履く時間の長い長靴はすぐに破れる。こちらに住んで30数年、随分と沢山の長靴を買った。経験上分かったことは、カラフルな長靴ほど直ぐに破れるということである。これは値段とは関係ないようだ。大抵模様の切り返し部分が裂けてくる。DSCF7155(変換後)ひどいと半年も保たない。
過去には築地で評判の『伊藤ウロコ』の長靴なんていうのも買ってみた。best_02ブログや宣伝文句に引かれて、カミサンに「これは4〜5年は使えるから」と八千何百円も出した割りには2年も保たずにガックリであった。そう言えば昔、HUNTERの格好良いやつを友人からプレゼントされたことがあるが、あれも案外早くゴムの劣化で駄目になった。まあ、カラフルなやつより黒や白の清く一色の方が丈夫ではあるように思う。W23580_BRN_3_500で、今使っているのは下の写真の丸五の安全プロハークスU875黒長靴である。これはタカシくんが「これは破れないよ」と教えてくれたやつだ。食品メーカーや給食のおばさんがよく履いている白長靴を作っているメーカーのものである。DSCF7153(変換後)三千円もしないがアッパーのゴムも厚く、爪先に芯が入っていて(芯なしもある)斜面を蹴込んで登るにも楽であるし、ゴムも強い。もう2年使っているがまだ一度も破れない。但し、2年使うと靴底が減ってきたのか雪道で滑りやすくなった。白長靴の方の靴底はアメ色で、いかにも生ゴムという感じで、どうもこちらの方が減りにくいようだがワタクシの美的感覚で、白長靴はちょっと・・・である。今度、靴底をサンダーで削ってコーキング剤を補填して、彫刻刀で・・・。

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寒い!

寒い!毎朝−10〜−15℃である。

DSCF6985(変換後)寒いし、デザインにも行き詰まっているからスキーにでもと思うのだが、スキーにWAXを塗り、着替えて車に乗ってと考えると結構面倒臭いのである。かえって近すぎるというのも色々あるのである。DSCF6982(変換後)DSCF7121(変換後)

都の友人から電話。「寒いねぇ。ところでダリは元気?」と聞かれる。「貴方ねぇ、犬より人間でしょ」と、何時もこの友人には言いたくなる。
お犬様は元気である。元気の上、ますますイバッテきている。もの言いが「○○をお願い」ではなく「早く○○しろ!」と言うようになってきた。まあ彼の要求であるから「メシ」「サンポ」「トイレ」程度なのだが、カミサンに言わせると「ちっとも言うことを聞かなくなった」らしい。散歩道から外れて藪の中に行きたそうな表情をするので「ダリ、駄目!」と言っても、『聞こえない』ふりをしてさっさと見えない処まで行ってしまい、呼べど帰って来ないという。先日などカミサンが散歩に行って何時まで経っても帰って来ない。ふと見るとダリはデッキにいる。それでも少々は良心の呵責があるのか時々デッキから散歩道の方を覗いている。はて、カミサンはとワタクシも覗いてみるが庭にはいない。さては凍ってツルツルの橋の上で引っ繰り返って足でも折ったか、頭を打って脳震盪かとダリと探しに行く。呼んでも返事がない。ダリはご主人様ともう一度散歩に行けると嬉しそうにスキップしている。橋の上にカミサンは倒れていない。森の小径に入って暫くしたらカミサンの赤いジャケットが見えた。「おーぃ!」と呼ぶと地獄で仏に会ったような顔をして「ダリがいなくなった」と言うが、ダリを見るなり「ダリッ!」と本気で怒っている。戻って小言をたれるカミサンに一応は反省の眼差しのダリである。きっと熊にでも出会ったら奴はさっさとカミサンを置いて逃げ帰るのであろう。
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ダリ:♂ラブラドール×♀コーギーのMix 13才 特徴:短足

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鹿肉

昨日はコウゲンドウから「鹿肉いらんかね」と電話。猟師のマサルさんからのお裾分けである。夕方明るいうちに取りに行く。帰り道、家の近くの畑に鹿の群れ6〜7頭がこちらを見ている。車を止めてちょっと観察。後ろの席に鹿肉を積んでいるのでさすがにちょっと後ろめたい。若い鹿の群れである。「オジサン、私たちを食べちゃ駄目!」と訴えているような目である。失敬・失敬とアクセルを踏んだ瞬間、反対側の林の陰からやはり6〜7頭の鹿が一斉に車の前に飛び出した。急ブレーキで衝突はかろうじて免れたが、鹿肉積んで衝突して車がパーでは洒落にならない。正月早々「今年は馬鹿な年」なんて悪口言っていたからなぁ〜。

午後、食品庫にそのまま放り込んでおいた鹿肉の仕分けをする。丁度10Kgほどある。ヒレ肉やモモ肉を部位ごとに分け、大きな筋を取り除き、友人にプレゼントする分、ローストする分、焼き肉、カレーにする分、刺身用ヒレ肉と仕分ける。DSCF7101(変換後)DSCF7102(変換後)さて今夜は先日もらった分を塩・胡椒・香草やオリーブオイルに漬け込んでおいたので、ローストと鹿刺しである。DSCF7107(変換後)ちょっと盛りつけに失敗したが、ローストは今まで作った中では一番であり、また何と言っても刺身はねっとりとして、馬肉と良い勝負である。馬さんも鹿さんもエライと言っておこう・・・

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どんど焼き

一昨日、『どんど焼き』作りがあった。元々どんど焼きというのは小正月に松飾りやしめ縄や書き初めなどを集めて燃やす、子供達中心のお祭りであったはずだが、いつからか大人が作ってに変わり、櫓もどんどん高く大きくなっていた。特に我が家の属する組は集落中で一番高く、また綺麗な三角錐を作ることを誇ってきた。丁度土建屋の土場の真ん前に建てることから、例年最後はクレーン車を繰り出しての大騒ぎであった。若い衆の大半は「もう少し低く」と考えているのだが(勿論ワタクシなんぞは若い衆である)、長老の中には「もっと高く立派なのを」と強く主張する人も多く、なかなか案配が難しい。下地となる3本のカラマツで年末に櫓を組んでおくのは、各常会から一人ずつ出ている世話人の仕事で、カラマツの選定も彼等の裁量である。であるから彼等の裁量で低くすればそれで済む話しなのだが、後で「今年は低すぎる」「今年の世話人は云々」と言われるのでなかなか実行出来ないでいた。

で、今年の櫓はどうであったかと言うと、例年より確実に1〜2mは低くなっていた。快挙である。案の定「低いなぁ〜」「昔の半分じゃないか」と開口一番不満そうな長老もいた。
ま、文句を言われようが今更どうしようもない。茅やまめがらを詰め込み、せっぱで囲い、青木の枝葉を縄で巻き付けて、天辺に大きなダルマを乗せて完成である。数十人の大人が集まっての半日仕事である。その間、長老は「そこが凹んでいる。もっと茅を詰めろ」「形が歪んでいるからそこには青木を」と外野からうるさい。昔住んでいた村ではどんど焼き当日に10数名の大人と子供で青木や竹を使って1時間程で簡単に組み、松飾りなどを燃やしたのであるが・・・ともあれ今年は10数年ぶりにクレーンを使わずに終わる。メデタイことである。DSCF1321(変換後)DSCF7041(変換後)
午前中のどんど焼き作りが終わって、午後からは改善センターにて組の80軒が集まって『お飾り』という集会がある。これは集落組合(村)や町に対して「街灯が欲しい」「側溝を直して欲しい」等の要望を出す会議と懇親会を兼ねている。欠席すると出不足金を取られる。適当に飲んで隣家のフミアキくんと早々に帰る。

14日、今夜が『どんど焼き』である。午後7時に集まり、どんど焼きに火を付ける。酒や豚汁が振る舞われ、子供達がはしゃぎまわる。上新粉で作った赤・白・緑の団子を柳の枝に刺したものを各家で用意して、火にかざして焼く。トラックの荷台には厄年の人々が乗って『厄投げ』をする。昨今はカップラーメンやポテトチップスが蒔かれる。ムスメは17才、今年18になるので厄女なのだが、偏頭痛とかで留守番。カミサンと参加して今年初めて顔を会わす人に新年の挨拶をする。カップラーメンを幾つかゲットし、団子を焼いて帰ってくる。DSCF7093(変換後)DSCF7096(変換後)DSCF7065(変換後)

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便利か不便か?

昨夜、カミサンがボイラーの『風呂自動』スイッチを入れたはずなのに風呂に湯が溜まっていない。リモコンの液晶表示にはエラー番号が出ている。取説のエラー番号を見ると『給水されていない』となっている。我が家のボイラーは『石油給湯機付風呂釜』で、風呂釜の方で『自動お湯張り・追い炊き・足し湯等』が出来、またそれとは別に給湯も出来るタイプである。蛇口を捻るとお湯は出る。ということは風呂釜の方に給水されていないこととなる。ヤバイ。今朝は-15℃であったし、昼間も零下であった。放っておいたら風呂釜や配管に残っている水が凍って破裂する可能性がある。寒いなか、外にあるボイラーを見に行く。ボイラーの下に水が垂れた後があって凍っている。ボイラー内で水漏れを起こしたようだ。真っ暗な中でヘッド・ランプの明かりを頼りにボイラーのカバーを外すのも厄介である。ボイラーの外回りをあちこち見たり、配管を触ってみたりしていたら、風呂釜からの給湯パイプがやけに冷たい。ヒーターが巻いてあるはずなのにおかしいとヒーターを辿ってみたら、電源コードが1本雪の中に埋もれている。引っ張ってみたらズルズルと雪の中からプラグが現れた。何のことはない、プラグが抜けていたのである。プラグを差して30分もしたら凍っていたパイプが溶けたのだろう、『風呂自動』も「追い炊き』も作動し始めた。ヤレヤレ、やばかった。あのままだったら破裂していただろう。しかし、11月には確実にヒーターのプラグを外壁コンセントに差して捻って固定し、指さし確認もしていたはずで、外れるはずはない。考えるに、年末に合併浄化槽の点検に来た浄化槽協会の係員がブロアーのプラグを外す際、外しにくいのでヒーターのプラグも外して後、きちんと捻って固定していなかった為、何かがコードにぶつかりでもして抜けたのであろうか。DSCF7005(変換後)

で、今朝になってボイラーのカバーのネジを外して内部を見てみたら、ボイラーの筐体の底にも少し氷が張っていて、何かのセンサーらしき物が収まった金属ケースの周りも凍っている。但し、何処から漏れたのかがどうしても分からない。取り敢えずドライヤーで氷を溶かし、スポイトとティシューで吸い取り乾かす。その後何回か『風呂自動』や『追い炊き』を作動させるが漏れている様子はない。取り敢えずこのまま様子を見ることにするが、おかげで半日つぶれてしまった。

それにしても『便利』とはなかなか『不便』なものである。前の家は手作りであったから、配管等も全て自分でやった。水回りは台所の出窓に付けた1本の不凍栓から急角度を付けて、台所・洗面所・風呂の水を屋内配管で賄った。夜寝る前に全ての蛇口を開けてから不凍栓を捻って水払いしておけば、ヒータを使わずに凍ることはなかった。トイレはくみ取り式であり、台所はガス湯沸かし器、風呂は室内用バランス窯であった。今は水洗トイレに石油ボイラー等で武装し、1階だろうと2階だろうと捻ればお湯が出るし、寝る前に水払いすることもなく至極快適であるが、ヒーター用の電気代だけで月に5〜6000円近くかかる。快適を買っているのだから仕方ないのであるが、何かちょっとしたことで不具合が生じるとえらいことになる。今回は早めに気付いたので助かったが、ヒーターになんぞ頼っていたら冬の大きな停電で家中ダウンである。車だってそうである。昔はちょっと調子が悪くなれば、キャブレターを掃除してプラグを磨き、それでも調子悪ければ引っぱたけば大抵動いた。今の車は動かないとなるといじりようもなく、車屋に運んでも基盤ごと交換である。もう30年以上の付き合いの車屋のオヤジが「もう車屋なんてちっとも面白くない。昔は車をいじれたし、部品がなければ旋盤で自分で作ったもんだ」と嘆いていたが全くである。どうもこの世の中『便利』なのか『不便』なのか分からぬ。

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