鹿肉

昨日はコウゲンドウから「鹿肉いらんかね」と電話。猟師のマサルさんからのお裾分けである。夕方明るいうちに取りに行く。帰り道、家の近くの畑に鹿の群れ6〜7頭がこちらを見ている。車を止めてちょっと観察。後ろの席に鹿肉を積んでいるのでさすがにちょっと後ろめたい。若い鹿の群れである。「オジサン、私たちを食べちゃ駄目!」と訴えているような目である。失敬・失敬とアクセルを踏んだ瞬間、反対側の林の陰からやはり6〜7頭の鹿が一斉に車の前に飛び出した。急ブレーキで衝突はかろうじて免れたが、鹿肉積んで衝突して車がパーでは洒落にならない。正月早々「今年は馬鹿な年」なんて悪口言っていたからなぁ〜。

午後、食品庫にそのまま放り込んでおいた鹿肉の仕分けをする。丁度10Kgほどある。ヒレ肉やモモ肉を部位ごとに分け、大きな筋を取り除き、友人にプレゼントする分、ローストする分、焼き肉、カレーにする分、刺身用ヒレ肉と仕分ける。DSCF7101(変換後)DSCF7102(変換後)さて今夜は先日もらった分を塩・胡椒・香草やオリーブオイルに漬け込んでおいたので、ローストと鹿刺しである。DSCF7107(変換後)ちょっと盛りつけに失敗したが、ローストは今まで作った中では一番であり、また何と言っても刺身はねっとりとして、馬肉と良い勝負である。馬さんも鹿さんもエライと言っておこう・・・

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どんど焼き

一昨日、『どんど焼き』作りがあった。元々どんど焼きというのは小正月に松飾りやしめ縄や書き初めなどを集めて燃やす、子供達中心のお祭りであったはずだが、いつからか大人が作ってに変わり、櫓もどんどん高く大きくなっていた。特に我が家の属する組は集落中で一番高く、また綺麗な三角錐を作ることを誇ってきた。丁度土建屋の土場の真ん前に建てることから、例年最後はクレーン車を繰り出しての大騒ぎであった。若い衆の大半は「もう少し低く」と考えているのだが(勿論ワタクシなんぞは若い衆である)、長老の中には「もっと高く立派なのを」と強く主張する人も多く、なかなか案配が難しい。下地となる3本のカラマツで年末に櫓を組んでおくのは、各常会から一人ずつ出ている世話人の仕事で、カラマツの選定も彼等の裁量である。であるから彼等の裁量で低くすればそれで済む話しなのだが、後で「今年は低すぎる」「今年の世話人は云々」と言われるのでなかなか実行出来ないでいた。

で、今年の櫓はどうであったかと言うと、例年より確実に1〜2mは低くなっていた。快挙である。案の定「低いなぁ〜」「昔の半分じゃないか」と開口一番不満そうな長老もいた。
ま、文句を言われようが今更どうしようもない。茅やまめがらを詰め込み、せっぱで囲い、青木の枝葉を縄で巻き付けて、天辺に大きなダルマを乗せて完成である。数十人の大人が集まっての半日仕事である。その間、長老は「そこが凹んでいる。もっと茅を詰めろ」「形が歪んでいるからそこには青木を」と外野からうるさい。昔住んでいた村ではどんど焼き当日に10数名の大人と子供で青木や竹を使って1時間程で簡単に組み、松飾りなどを燃やしたのであるが・・・ともあれ今年は10数年ぶりにクレーンを使わずに終わる。メデタイことである。DSCF1321(変換後)DSCF7041(変換後)
午前中のどんど焼き作りが終わって、午後からは改善センターにて組の80軒が集まって『お飾り』という集会がある。これは集落組合(村)や町に対して「街灯が欲しい」「側溝を直して欲しい」等の要望を出す会議と懇親会を兼ねている。欠席すると出不足金を取られる。適当に飲んで隣家のフミアキくんと早々に帰る。

14日、今夜が『どんど焼き』である。午後7時に集まり、どんど焼きに火を付ける。酒や豚汁が振る舞われ、子供達がはしゃぎまわる。上新粉で作った赤・白・緑の団子を柳の枝に刺したものを各家で用意して、火にかざして焼く。トラックの荷台には厄年の人々が乗って『厄投げ』をする。昨今はカップラーメンやポテトチップスが蒔かれる。ムスメは17才、今年18になるので厄女なのだが、偏頭痛とかで留守番。カミサンと参加して今年初めて顔を会わす人に新年の挨拶をする。カップラーメンを幾つかゲットし、団子を焼いて帰ってくる。DSCF7093(変換後)DSCF7096(変換後)DSCF7065(変換後)

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便利か不便か?

昨夜、カミサンがボイラーの『風呂自動』スイッチを入れたはずなのに風呂に湯が溜まっていない。リモコンの液晶表示にはエラー番号が出ている。取説のエラー番号を見ると『給水されていない』となっている。我が家のボイラーは『石油給湯機付風呂釜』で、風呂釜の方で『自動お湯張り・追い炊き・足し湯等』が出来、またそれとは別に給湯も出来るタイプである。蛇口を捻るとお湯は出る。ということは風呂釜の方に給水されていないこととなる。ヤバイ。今朝は-15℃であったし、昼間も零下であった。放っておいたら風呂釜や配管に残っている水が凍って破裂する可能性がある。寒いなか、外にあるボイラーを見に行く。ボイラーの下に水が垂れた後があって凍っている。ボイラー内で水漏れを起こしたようだ。真っ暗な中でヘッド・ランプの明かりを頼りにボイラーのカバーを外すのも厄介である。ボイラーの外回りをあちこち見たり、配管を触ってみたりしていたら、風呂釜からの給湯パイプがやけに冷たい。ヒーターが巻いてあるはずなのにおかしいとヒーターを辿ってみたら、電源コードが1本雪の中に埋もれている。引っ張ってみたらズルズルと雪の中からプラグが現れた。何のことはない、プラグが抜けていたのである。プラグを差して30分もしたら凍っていたパイプが溶けたのだろう、『風呂自動』も「追い炊き』も作動し始めた。ヤレヤレ、やばかった。あのままだったら破裂していただろう。しかし、11月には確実にヒーターのプラグを外壁コンセントに差して捻って固定し、指さし確認もしていたはずで、外れるはずはない。考えるに、年末に合併浄化槽の点検に来た浄化槽協会の係員がブロアーのプラグを外す際、外しにくいのでヒーターのプラグも外して後、きちんと捻って固定していなかった為、何かがコードにぶつかりでもして抜けたのであろうか。DSCF7005(変換後)

で、今朝になってボイラーのカバーのネジを外して内部を見てみたら、ボイラーの筐体の底にも少し氷が張っていて、何かのセンサーらしき物が収まった金属ケースの周りも凍っている。但し、何処から漏れたのかがどうしても分からない。取り敢えずドライヤーで氷を溶かし、スポイトとティシューで吸い取り乾かす。その後何回か『風呂自動』や『追い炊き』を作動させるが漏れている様子はない。取り敢えずこのまま様子を見ることにするが、おかげで半日つぶれてしまった。

それにしても『便利』とはなかなか『不便』なものである。前の家は手作りであったから、配管等も全て自分でやった。水回りは台所の出窓に付けた1本の不凍栓から急角度を付けて、台所・洗面所・風呂の水を屋内配管で賄った。夜寝る前に全ての蛇口を開けてから不凍栓を捻って水払いしておけば、ヒータを使わずに凍ることはなかった。トイレはくみ取り式であり、台所はガス湯沸かし器、風呂は室内用バランス窯であった。今は水洗トイレに石油ボイラー等で武装し、1階だろうと2階だろうと捻ればお湯が出るし、寝る前に水払いすることもなく至極快適であるが、ヒーター用の電気代だけで月に5〜6000円近くかかる。快適を買っているのだから仕方ないのであるが、何かちょっとしたことで不具合が生じるとえらいことになる。今回は早めに気付いたので助かったが、ヒーターになんぞ頼っていたら冬の大きな停電で家中ダウンである。車だってそうである。昔はちょっと調子が悪くなれば、キャブレターを掃除してプラグを磨き、それでも調子悪ければ引っぱたけば大抵動いた。今の車は動かないとなるといじりようもなく、車屋に運んでも基盤ごと交換である。もう30年以上の付き合いの車屋のオヤジが「もう車屋なんてちっとも面白くない。昔は車をいじれたし、部品がなければ旋盤で自分で作ったもんだ」と嘆いていたが全くである。どうもこの世の中『便利』なのか『不便』なのか分からぬ。

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雪かき

昨夕からの雪は夜になって大雪注意報も出たが、大したことはなく12〜3cmであった。それでもここ暫く降っていなかったので、白さがリセットされた。DSCF6976(変換後)朝食後、まだ暗い6時過ぎに構造改善センターに資源ゴミを出しに行った後、カミサンにムスメを駅まで送るよう頼み、雪が重くならないうちに除雪機を掛ける。重い雪であるが何とか飛ばせる。我が家のアプローチから町道までかき、さて県道までと思ったら綺麗に掻いてある。アレッと見ると向こうから大男が小さく赤いトラクター?だかホイール・ローダーだかに乗ってやって来る。近づいて見ると川向こうのデイビスさんである。「サンキュー」と言うとニコニコしながら「コレ、オモシロイネ」とご機嫌である。ホンダの小さく真っ赤なローダーに乗った身長190cm近くのディビスさんはまるで『サーカスの熊さん』である。感謝!家の周りを掻くが、7時半には薪山も駐車場も掻き終わる。

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登山ブーム

昨日朝は−15℃位まで下がったようだが、一転、今朝は−2℃位までしか下がらず、午後から降り出したのは雪というよりみぞれ。夕方になって雪に変わるも重い雪である。

さて、世の中登山ブームである。長野県内で発生した昨年1年間の山岳遭難数は300件となり、統計を取り始めた1954年以降、最多。死亡者数は過去2番目に多い65人で、行方不明者は9人という発表があった。困ったことである。

昨夜は今夏の『立沢区民登山』の打ち合わせがあった。公民館館長・主事・体育委員長と山好きなシゲさんとイオリさんとワタクシで、今年の計画を練るが、なかなか決まらない。小学1年から75才くらいまでの20数名で登れる山、期日は7月の3連休中の日帰りという条件を満たす山はなかなか難しい。元々「立沢に住んで毎日見る八ヶ岳にも 登らずに死んじまうなんて可哀相」という故ミツル氏が20数年前に始めた『立沢区民登山』であるから、山の初心者というより初めて山に登る人も対称としなければならない。そうなると出来るだけ、細い稜線や狭いトラバース・ルートで登り下りの人の交差を避けなければならない。また今年は予算が少ないとのことからマイクロバスを借りることが難しいとすると、最低でも5〜6台駐められる駐車場が確保出来る登山口からとなる。昨今の登山ブームから、休日は朝5時には登山口の駐車場が満杯なんてことはザラである。権現岳や阿弥陀岳も候補に登るが、連休中の混雑や駐車場を考えると全員を登らせるのは難しい。

色々考えるが適当な山が思いつかない。で、「それじゃあ景色を見に登るというのはどうかな。例えば阿弥陀の南陵の無名峰辺りまで」と提案したら皆乗って来た。『あそこなら車は林道に駐めておけるし、青ナギも景色としては面白いし、無名峰まで行けばそこそこ登った気もするし、お花畑もあるし、何と言っても冬のバリエーション・ルートであるから夏に入る人も少ないので混雑しないし』ということで今年は阿弥陀南陵の無名峰までと決まる。ヤレヤレである。

世の中『山の日制定』とか騒いでいるが、小学1年から75才までの初心者を休日に連れてとなると、いくら八ヶ岳の麓に住むと行ってもなかなかに大変なのである。来年はどうしようかと今から頭が痛い。

 

 

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