やっと終わって

昨日で一週間続いた老体むち打ち薪割苦行も一応終わった。一応というのはちょっと足りないからである。どこぞで原木を調達してくるか、最悪、製材所の木っ端を貰って来なければ来年4月か5月頃にちょっと足りない可能性がある。まあ今年は暖かい日が続いているから薪の消費も随分と助かっているのだが・・・DSCF6339(変換後)

それにしてもバテた。こんなに調子悪い年は初めてである。五十肩なのに逆療法とばかり薪割り機ではなく老体人力斧で全てを割ったせいもあるかもしれないが、一週間経っても身体が慣れない。紅葉した葉っぱを眺めては一休み。採り残した原種トマトを見つけては一口である。おまけに五十肩は酷くはならないものの、逆療法にもならなかったのである。全く困ったことである。DSCF6338(変換後)DSCF6335(変換後)

でも本当は寒くなってから慌ててキリギリスのように一週間で半年分の薪を割ろうなんて考えるからイケナイのである。キリギリスではなくアリになれば良いのである。金貸し会社もテレビCMで言っているように計画性をもって、春でも夏でも少しづつ割っておけばヘイワなのである。でも、きっと来年もキリギリスなのである・・・多分・・・。

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トホホ

薪割5日目。一昨日は午前中まで薪割。午後は雨。サイワイである。休養とする。夕方アライジュン君と奥さんのリンさん来宅。20年近く会っていなかった。運転主役のジュン君には悪いが、リンさんはいける口、コップ酒飲みながら『日本の政治』を語り合う。ジュン君は3.11のずっとずっと前から反核運動を書くことや歌で続けてきている。23時頃ジュン君夫婦帰京。

昨30日は終日薪割。紅葉が日に日に美しくなる。

ステンドグラスを通して見た紅葉

ステンド用ガラスを通して見た紅葉

夕方、あと30分も割れば玉切り(ストーブに入る長さに切った丸太)した分を割り終え一段落つくのに、ヘトヘトで割る『気力』が何とも出ない。トホホである。

本日午前中、昨日割った分を積み上げる。これで裏庭に一山と玄関前の一山が終わった。(我が家の一山=幅120cm×高さ170cm×長さ5m程に積んだ薪山)
後、裏庭に最低でも半山分割れば冬を越せそうなのだが・・・積み終えてからムスメが出品している『諏訪高校美術展』を買い物がてら見に行く。これは諏訪地区の高校8校の美術系クラブの合同作品展だが、こまっしゃくれた絵かコミック調の絵、或いは日本画家・松井冬子の真似みたいなものばかりで、素直な絵というか、のびのびした絵がない。ちょっとがっかりである。

夕方、雲光院の服部住職が京都のお土産を沢山持って寄って下さり、先日ワタクシの行けなかった『ジャズ・ミー横町』の様子を聴かせて下さる。

しかし、体力が落ちてきている。今までも薪割を集中的にやると3日目くらいで一度バテて来るが、その後はさして辛くなくなるのであったが、今年は5日目でもまだ辛い。毎晩寝汗がひどい。あと一山かと、ため息が出る。
まあ、そうは言ってもカンレキ過ぎの爺さんで、60kg超の丸太を担いだり、薪割やらせたらワタクシより強いのはそうそういないさと居直ることとする・・・?

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初霜

今朝は初霜であった。DSCF6295(変換後)いよいよである。昨日の薪割労働初日のおかげで体中が痛むがキリギリスは休むわけにはいかない。今日も終日薪割。

台風18号で渓相が一変した庭先の川だが、毎年禁漁時期も過ぎた頃になると川の水も澄み、釣れそうな気配がする。写真には写せなかったが岩魚の結構大きいのが見えた。DSCF6305(変換後)山椒の実も赤から茶色に変わり収穫間近である。DSCF6310(変換後)

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薪割

相変わらずのキリギリス生活である。例年の如くストーブを焚き始めてから慌てての薪割である。まあ今年はギックリ腰にこの夏の異常な暑さ、更に五十肩もまだ治らぬのだから立派な言い訳もあるのだ。五十肩は医者から安静を言いつかっているのだが、薪ストーブしか暖房がない(本当は床暖も入っているのだが、どうもあれは辛気臭い暖かさなので使っていないのである)ので割らないわけにはいかないのである。

入念な準備運動をしてからチェーンソーで切りまくる。春先に運んで積み上げてある脛から太ももくらいの太さのナラである。40〜45cmの長さに切り、太ももサイズは斧で割る。ナラは素性がよろしいので一発で割れ、薪割り機で割るより早いし、何と言ってもあのバタバタというエンジン音を聞かずに済む。幸いきちんと斧を振り上げるる分には肩も痛まぬ。逆療法となれば良いのだが。軽トラ一杯分を割る。DSCF6286(変換後)今週は好天も約束されているのでこれから一週間頑張るつもり。

そう言えばお犬様の健康の問い合わせがまたまた来ていたのだが、それが嘘のように元気なのである。昨年あたりからひいていたビッコまで治り、走り回っている。ヨタヨタと死にそうだったのは何時の話しである。表情も元気そうになり、散歩中に猫なんぞ見つけようものなら全速力で追い回す。我が家ではワタクシの『愛』を込めた『神の手』による毎日の指圧と、ご近所の黒柴、蘭ちゃんへの『老いらくの恋』のおかげと言われているのだが、あのヨタヨタは隠れて向田邦子の『だいこんの花』でも読んで、艦長こと永山忠臣(森重久弥)の真似でもして、人様の『愛』を量っていたとしか思えないのである。DSCF6292(変換後)
散歩から帰って庭のナメコを探す。原木は腐り始めていてもう寿命のようだが、切り株に打っておいたのはまだまだ大丈夫そうで、初物を採る。売っているナメコは小さくて噛み応えがないが、この位になってから食すとシコシコして美味い。醤油を塗って網焼きにすると味噌汁より美味い。DSCF6284(変換後)

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銀線細工

17日からムスメと二人で東の都に上る。ムスメが興味を持つ秋田銀線細工・現代の名工である進藤春雄氏が、渋谷の東急東横店で『名人たちの仕事展』に出店しているというので学校をサボっての上京である。ムスメはこの銀線細工に興味を持っているのだが、実物は田舎ではそうそう見られず、沢山の作品をみるのは今回が初めてである。ムスメと手紙をやり取りしていた進藤氏御夫婦がニコニコと迎えて下さる。それにしてもその繊細な仕事に驚く。細い線は0.3mmの銀線を撚って作られる世界である。銀線細工(変換後)とつとつとその仕事の大変さを語って下さる。

夕方、バイトの終わったムスコと落ち合い、夕食後、ムスメはホテルへ、ワタクシはムスコの部屋に泊まる。相変わらず汚い部屋である。

18日は午前中、ワタクシは自分の仕事で歩き回り、午後バイトの休みのムスコと三人で再度進藤氏を訪ねる。ムスメは今度は秋田の仕事場を訪ねる約束をした様子である。

田舎者三人、都の人混みに疲れ果てる。ムスメに「あれが渋谷109だぞ。寄るか?」と聞くと「全く興味ない!」とのこと。マトモである。早い夕食を済ませて、早く寝る。

19日、都も寒い。セーターを持って行っていて助かる。午前中、『東京都現代美術館』でやっている『TOKUJIN YOSHIOKA Crystallize』を見に行く。彼の作品は一度見たかったし、ムスメにも見せておきたかったのだ。CA3B0081(変換後)CA3B0088(変換後)
3日目の都は疲れていて、現代美術館の階段が辛かった。
その後、直ぐ近くの雲光院に寄り、ワタクシの作品を見せる。ムスコは昨年見ているがムスメは初めてである。二人ともまだ生まれる前の作品である。DSCF6276(変換後)法事で忙しい住職も顔を見せて下さり、コーヒーを御馳走になる。

重い足を引きずり、深い深い地底の大江戸線に乗り、新宿で地上に這い上り、バスで二人とも爆睡しながら帰ってくる。初めてのムスメとの二人旅、大いに疲れた。

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