氷河

昨日大転倒した家裏の氷の上に積もっていた雪も全て融けて今日は氷河が現れた。(打った左尻は昨日一日中痛かったが、風呂上がりにインドメタシンをすり込んでおいたら今日は痛みも治まった。明日はまた大雪で、東の都にも積もるという。ニュースで転倒した人を見ても不謹慎に笑ったりしてはいけないと固く誓った?)家の東面から続く氷河は北面にも流れ続いている。こうなるともう歩けない。ダリも用心深く爪を立てて歩いている。それにしても氷河がここまで伸びたたことはなかった。2月初旬にも雨が降ることはあったが、今年のように雨が続いたり、高温がこれほど続くことはなかったように思う。

さてこのツルツルの氷の上を歩くには『灰』を撒くと滑らない。この威力は凄い。ちょっと撒けば全くといっていいほど滑らなくなる。車でも同様である。深雪でスタックした時は別だが、スタックして、タイヤの空転から路面の雪がツルツルとなった時や、氷化した路面でスタックして動けなくなくなった時に数mこの灰を撒くと大体脱出できる。以前、注文したガラスを配達してくれた2tトラックが、帰りの我が家へのアプローチを登れなくなった。運チャンが「チェーンを付けなくちゃ無理か」と渋い顔をしていたので「ちょっと待って」と灰を撒いたら楽々登った。運チャン感激して「その灰を分けてもらえないか」というので一袋進呈したら大喜びであった。幸いストーブの灰がいくらでも出るので、冬はビニール袋に入れて車に常備している。

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あの何とも不快な・・・

今朝は雪だった。ムスメを送る為に車の雪を払った後、裏庭の様子を見ようと軒下を回った所で大転倒をやらかす。薄く積もった雪の下がここ2〜3日の雨や高温で融けてツルツルになっているのを忘れていたわけではないのだが・・・完全に両足が30度空を向き、左尻から叩きつけられた。丁度Gパン(そう言えば最近は皆ジーンズという。ズボンはパンツで葡萄酒はワインで、股引は・・・?)の左尻ポケットに厚い財布が入っていたので(なに、財布が厚いのは単に小銭が沢山入っていたからに過ぎぬ)余計に痛かったのだが、次の瞬間に襲うあの何とも不快な・・・つまり・・・その・・・肛門から突き上げるあの不快な激痛とその後に続く・・・そのう・・・まるで爆発的な下痢を数秒間我慢するような・・・を久しぶりに味わうこととなった。暫し悶絶。決して人様やお犬様にさえ見せたくない姿である。東の都で雪が降ると、ハイヒールやミニ・スカートのオネーサンが見事な転倒をやらかすのを悪趣味にもテレビがよく映すが、あのオネーサン方も本当はあの何とも不快な激痛をグッとこらえて歩き去るのであろうか?否、あの不快な激痛はワタクシだけが持つ特異な肉体的特徴なのであろうか・・・?

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思いで

昨日、早朝までの季節外れの雨の上、日中の気温も高くて一気に雪を融かし始めた。今日も2月初旬というのに気温が上がり、雪解けが進んだ。おかげでダリ散歩道は踏み固められ氷化していたゴツゴツの氷のエッジが融け、ツルツル道となってしまった。こうなると長靴では怖くて歩けぬ。かといってアイゼンを履いてというわけにもいかぬ。仕方ないので何時もの散歩道を逸れて林の中のまだ誰も歩いていない雪をラッセルすることとなるが、表面がクラストしているので踏み抜き甚だ疲れる。ダリは軽いので踏み抜きもせずにスタスタ歩いてはこちらを見てニタニタ笑っている。犬に先導されてダイエット・ウォーキングさせられている図である。

アトリエで仕事していたら外でカサコソと変な音がする。一度外に出て見るが変わったことはないし、音は止む。仕事に戻るとまた音がする。もう一度出てよくよく見たら、サッシのガラスと網戸の間に小鳥が一羽入り込んでいた。しかし不思議にことに網戸に破れがあるわけでもない。網戸の戸枠がほんの数mm開いているだけで、そこから入り込んだとは思えぬ。もう少し開いていてそこから入り込んで出られなくなり、暴れて網戸を逆に閉めてしまったのだろうか。とても小鳥の力では動かせないと思うのだが。網戸を開けてやるとまっしぐらに飛んで行った。

で、思い出した。ワタクシがまだご幼少の頃、オフクロやオバなどと共にオフクロの里帰り先の大阪天王寺動物園に行った折り、猿に異常な親近感を覚えたワタクシは猿の檻の手前にあった鉄柵の間に頭を突っ込んで猿を観察していたのだが、耳が引っ掛かって抜けなくなるという世にも恐ろしい経験をした。猿は面白がりワタクシの眼前に集まって来る、観客も集まって来る、オフクロやオバはオロオロするはの大騒ぎとなった。動物園の職員達に石鹸を塗られても抜けず、消防署まで来た。結局は消防隊の人達が鉄柵をジャッキか何かで広げて救出された。泣きじゃくるワタクシに園長が当時は貴重品だったバナナをくれたのを覚えている。ついでにもう一つ思い出した。ムスコがまだ小さかった頃、オヤジの同僚だったミウラ先生が来宅することとなって小淵沢駅に迎えに行った帰り、山梨県と長野県の県境にある甲六川という小さな川の橋を渡った所でで猿の群れが道路に出て来た。他の猿が道を渡って橋の脇の鉄柵の間をすり抜けて行った後、大きな太ったメタボ・ボス猿が悠々と辺りをヘイゲイしながら鉄柵の間をすり抜けようとしたのだが、お尻が引っ掛かって抜けなくなってしまった。慌ててもがくのだが抜けない。こうなるとボスの威厳もあったものではない。ギャーギャー喚きながら暴れ回り、やっとのことで抜けると大慌てで逃げて行った。その後、群と合流したボス猿、きっと気恥ずかしかったに違いなく、何と言い訳したのやらであった。ミウラ先生、いたく面白かったようで、その後もお会いする度にこの話しとなった。ミウラ先生は高校の数学教師であった。ノッポでボサボサ頭で飄々としていらした。授業は真面目でちっとも面白くないのだが、数学研究室や山小屋での独特のしゃがれ声での冗談や人物評論は誠に面白かった。特に高校生に話すドイツ語混じりのエロ話はなかなか高尚で、さすが旧制松本高校で北杜夫や辻邦生と同級生だったことだけはある。旅行でいらした当時のソ連『赤の広場』で急に大キジをもよおし、植え込みの影で用を足したのを衛兵に見つかり、制止を振り切り、必死でズボンを押さえて逃げ、「銃殺されるかと思った」との話しには飲んでいたビールを吹き出した。ミウラ先生はもういらっしゃらない。

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気分転換に山スキー

昨日、京都YMATOYAさんのステンドのデザインも終わり、今日は気分転換、三峰山の山スキーにシュウジさんを誘う。考えてみれば昨年の今頃は心身共に不調で、スキーも一昨年、やはり三峰山で滑って以来である。朝、いつも通りムスメを駅に送り、そのまま茅野のシュウジさん宅へ寄り、シュウジさんをピック・アップ。国道経由で下諏訪から和田峠へ。和田峠の駐車場までは除雪が入っておらずビーナスライン入り口に3台分ほど駐車スペースが切ってあった。天気は快晴、少し霞みがかかっているが暖かい。スキーにシールを貼り、09時に出発。スノー・モービルの轍が続いていてラッセルせずに済む。

スノーモービルの轍が続く

今日はのんびりと途中2回ほど休み、最後のヘアピン・カーブから稜線に上がる。青空と雪、風もそれほど強くなく、気分は最高である。
ちょっと霞んではいるが、南・中央・北アルプス、八ヶ岳、浅間山、直ぐ下には結氷した諏訪湖を望みながらの稜線漫歩である。そして目指す三峰山の斜面には鹿の群れ。そこらじゅう鹿である。100頭はいる。まるで鹿牧場で遊ばせてもらっている気分である。

鹿牧場?

途中、シュウジさんのストック・リングが抜けて無くなるアクシデント。引き返して探し回るが見つからない。12時20分に頂上着。今日は鹿以外、誰にも出会わない。槍や常念、穂高が霞んで見える。

槍ヶ岳と常念岳をズーム

今日はサロモンのGUN

シュウジさん

それ程の風ではないが、昼食を摂るには少々寒い。100m程滑り降り、コンロで湯を沸かしてカップ豚汁とおにぎりを食べる。食後はドリップ・コーヒーを飲みながらまったり。

後は一気に滑るだけ。雪は頂上直下は吹き溜まりで気持ち良かったが、斜面途中からは5〜10cmのパウダーとモナカ雪が交互に現れる。途中、シュウジさんのもう片方のストック・リングも紛失。モンベルさん、いくら何でも酷すぎやしないかい。これが厳冬期の縦走中だったら命取りである。ともあれビーナスラインまで滑り込む。三峰山ドライブイン(当然冬期閉鎖中だが)まではシールを貼らずにスノー・モービルの轍を登る。14時着。さてここからはビーナス・ラインを滑るのだが、斜度があと2〜3度もあれば快適なのだが、半分は漕がねばならない。ストック・リングのないシュウジさんにはご苦労なことである。ヘアピン・カーブからは林間を滑れるが、ストックのことを考えビーナスラインをそのまま下る。幸い雪はべとつかず、少し斜度があれば良く滑る。14時40分に車まで戻る。

帰りは片倉館に寄って温泉に浸り、胸まである浴槽でストレッチを繰り返し、上がってからいつもの儀式である牛乳を飲む。シュウジさんを送ってコーヒーを御馳走になり、帰りには奥様のリツコさんから手作りケーキとワインと素敵なスケジュール帳をいただく。登り3時間、新雪斜面数分の三峰山だが、気分転換にはいい山である。

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すがすがしい快晴

昨夜までの降雪や地吹雪も治まり、本日は清々しい快晴となった。だいぶ融けて汚らしくなっていた雪面がリセットされて輝いている。庭には鹿の新しい足跡が続いている。

上京したムスコは順調にJAZZ修行に励んでいる様子だ。歩いて3分の所に見つけた朝7時から午後3時まで昼食付き週休2日のバイト先では良い人間関係にも恵まれたようだ。ムスコに上京を勧めた彼が最も尊敬するミュージッシャンも「出て来た、出て来た!」と喜んでくれたそうだ。師事する先生や様々なプロ・ミュージッシャンとの出会い、ライブハウスや駅前での演奏など楽しげに電話してきた。鹿や狐や狸に囲まれた田舎生活では得られない都会の裏表もしっかり見つめて、自分の音楽世界を作って行け。頑張れ、ムスコ!

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