夜散歩

田舎暮らしは運動不足になる。通勤で駅まで歩いたり、駅の階段を登ったりしない。何処に行くにも全て車となる。下手すると隣の家に行くのも車となる。朝食後、6時過ぎにダリ散歩に行くが、その後子供を駅まで送らねばならないので、朝はせいぜい20分から30分しか散歩していられない(そう言えば数日前にダリ散歩でまた鹿の角を拾った。今年2本目である)。昼間に散歩なんぞしていると、畑で草むしりしている人から「いいご身分で」なんて言われ、どうも気分が良くない。ドクトルから「運動量を増やせ」と言われているし、たまに山に登っても足腰が弱っているのを実感する。そこで夜散歩を2ヶ月ほど前からカミサンとダリと始めたわけだ。夕食後、ひっくり返って馬鹿馬鹿しいTVを見ているよりは、満天の星空を眺めながら歩いている方が気分転換にもなる。それにここのところ毎晩同じ場所で3匹の子狐に遭遇するのが楽しい。山用のヘッドライトを付けて歩いているのだが、その光に反射して目が光るので直ぐに分かる。じっとこちらを見ている様子がいかにもまだ子狐である。その話しを子供にしたら一緒に散歩に行くと言い出し、ここ2日一緒に歩いたがやはり遭遇した。
また、田んぼには水が張られ、ゲコゲコとカエルの合唱が始まった。これもヘッドライトを向けると目が光る。ウヨウヨいる。フクロウも時々鳴いているのだが、散歩を始めてからはまだ出会っていない。夜散歩に結構嵌っている。

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コシアブラ

昨日は起きたら首を寝違えていた。逆療法とばかりに2時間ほど斧で薪割をしたら余計に酷くなり、痛くて眠れなかった。逆療法は20代・30代の治療法で、カンレキ爺さんはこんなことをしてはいけないのだと学習。

して、今日は朝から病院。カンレキであるからしてワタクシもそれなりに病気の一つや二つ持っているのである。やれ禁煙だのやれ運動して体重を落とせだの仰せつかっているのであるが、一応禁煙、運動量は朝のダリ散歩やカミサンとの夜散歩、薪割、食料摂取量の軽減により4Kgほど体重を落とした。ドクトルは顔を見るなり「大分シャープになりましたな」と喜んでくれるが、検査数字はそれほど変わらず。意外であったが、ドクトル曰く「そうそう数字は直ぐに落ちませんよ」とのこと。

帰りに病院近くのシュウジさんの家に寄りコーヒーとケーキを御馳走になる。シュウジさん夫婦とはもう35年位前に知り合った。当時ワタシはテント生活をしながら手作りの家を建てている最中だったのだが、シュウジさん夫婦は諏訪のさる大きな会社E社の社員寮に新婚で住んでいて、訪ねると何時でも美味しい料理や酒を振る舞ってくれた。酔っぱらっては国道を走って帰るわけにもいかず、霧ヶ峰まで登って夜間は無料のビーナスラインを白樺湖まで走り、1時間半もかけてテントに帰ったりしていたのである。今はリタイヤして茅野で木工家具を作っている。互いの近況報告などしていたら「ブログにコシアブラをアブラコシと書いてあったわよ」と指摘される。いやはや恥ずかしい。ま、カンレキだから。

夕方、やはりE社のJAZZ好き偉い人のタカシさんが何時ものように恥ずかしそうに訪ねてくれる。今日はそろそろ「タラの芽」や「油こし」ではなく「コシアブラ」も最後だからと会社をサボって採って来たと、袋一杯持ってきてくれる。

タカシさん、明日は新宿JAZZで上京。明後日はお隣白州町の「小さな森のコンサート」を聴きに行くとのこと。有馬靖彦&デキシージャイブが出演するとのことで、お昼から飲んでいるので是非どうぞとのことであった。本当にJAZZが好きな人である。

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西岳登山下見

6月1日に予定している地元S小学校の西岳登山の下見に若い2名の先生のガイド役で同行する。今日は寒気を伴った気圧の谷の通過で荒れることが予想されたが、若い先生で装備もそれなりに準備している様子なので登ることにする。朝は高曇りで蒸し暑い。2200m付近より登山道に固く凍った残雪が出てくる。頂上ではガスの為、僅かに編笠山と青年小屋を望むのみ。昼食中に急に気温が低下。降り出す。雨具をつけて急いで下山。日帰り温泉で暖まってから帰宅。

S先生とN先生

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天候

GWには北アで9名が亡くなった。内7名が60才以上のいわゆる中高年登山者とのことで、身につまされる。
今回の小蓮華での事故は、前線を伴う低気圧の通過後の疑似好天が比較的長かった為に騙されたようだ。山岳遭難保険の継続手続書類が届いたので早速払い込む。

一昨日はつくば市を中心に竜巻が襲い、甚大な被害をもたらした。竜巻というとアメリカというイメージだったのだが、どうも最近は日本でも随分と起こるようになった。昔はこんなに甚大な被害をもたらすような竜巻というのは無かったように思うのだが・・・局地的な大雨が増えたり、大雪が降ったり、どうも天候が荒っぽくなってきている。地球温暖化かと騒いでいたら、今度は太陽の黒点活動のうんたら、或いは磁極のうんたらでミニ氷河期に入るとか・・・どうなっているのだろう。

昨日は3台の車のスタッドレス・タイヤを夏タイヤに交換する。さすがに腰にくる。ついでに除雪機を物置にしまい、ガソリンを完全に抜く。冬よさらばである。
夜、赤い月が昇る。嫌な感じ。

 

アトリエで仕事していたら窓にコツンと何かが当たる。窓を開けてみたら名は知らぬ小鳥の子供?が落ちていた。窓に衝突したようだ。最初は羽を広げたまま地面に横たわって動かないので首の骨が折れたかと思ったが、暫くしたら起き上がり、目をつぶって首をうなだれ反省のポーズで時々首を振っている。そのうち段々と首も持ち上がり目も開く。どうも脳震盪を起こしたようだ。1時間程反省してから飛んで行った。人様ならやれCTとかレントゲンとかでさぞかし大騒ぎだったろう。偉いぞ小鳥!

反省

カミサンが昼食を作り始めたので「10分だけ釣りしてくる」と長靴を引っかけフライの竿だけ持って庭先の川へ。#14のCDCダンを流すとノンビリと22〜3cmの岩魚が咥える。携帯で写真を撮ってリリース。今シーズン最初の一匹が岩魚ではとアマゴを狙うが窓からカミサンが「ご飯出来たよ」と呼ぶので上がる。

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GW

GWも今日が最終日である。急に人口が増えた田舎町もどうやら落ち着いてきた。安定した天気は前半の2〜3日だけで、後半は不安定な天気だった。北ア小蓮華では中高年登山者63才から78才6名が低体温症で亡くなった。その多くのメンバーが医師だという。それにしても5月4日は吹雪いた北アの稜線で、ツェルトもなく薄いシャツの上に雨具のまま倒れていたとは・・・

5月4日は午前中は薪割。今冬、庭先の立場川の河川樹木の伐採が入ったので、大量のニセアカシアをGet。軽トラが入らない所からは数百m担いで集めて来た。ここのところ毎日2時間の薪割を健康の為に自分に課している。庭のあちこちに集めた原木を全て割れば約2年分位の量になる。心豊かである。


午後は町のウィンド・オーケストラの第15回定期演奏会で、カミサンや浪人で休団中の息子も出るというので聴きに行く。今年は『熱帯ジャズ楽団』や『シャープ&フラッツ』で活躍したトランペッターの鈴木正晃氏が賛助出演。プロのトランペッターが一人入るだけでこんなにも変わるのかと驚く。

5月5日は富士見町の温泉施設『鹿の湯』の庭にてカミサンも参加しているジャズ・バンド『ニュー・オジンズ』の演奏。富士見のJAZZバンドを育てたチヨヘイさんやタッチャンのバンドだが、鈴木正晃氏も出演。桜満開、富士山美麗、強風楽譜飛ぶ、帽子飛行で、何とカミサンのピアノの楽譜をプロの鈴木氏が押さえているというライブであった。会場でワタクシと大昔T社への入社が同期であったモリタ夫妻と待ち合わせる。甲斐小泉に別荘をお持ちとかで、たまたまワタクシのHPを見て連絡を下さった。35年ぶりであった。

鈴木正晃氏

演奏後は町民広場野外音楽堂に場所を移して、富士見のジャズ・シーンを常に影で支えている偉い人のタカシさん夫婦が用意してくれたBBQ。忙しい中に採ってきてくれたタラの芽、コシアブラ、コゴミの天ぷら、行者ニンニクで食べる鰹の刺身、焼き肉、ビール、ワイン、ウィスキー。酔いも回った頃、鈴木正晃氏がリクエストに応えて「ラウンド・ミッドナイト」や「死刑台のエレベーター」を帰京ギリギリまで吹いてくれる。何とも贅沢な時間であった。

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