チェーンソー話

秋らしい穏やかな晴天。周りの木々も何となく黄みがかってきた。昨日から薪を作を作り始めた。今年は昨シーズン余った端材とハヤミさんから貰った楢、フミアキさんが運んでくれた楢や台風12・15の増水で根元が洗われて倒れた河原のニセアカシアなどで何とか足りそうである。

ところで薪作りに使うチェーンソーはもう10数年使っているスチールの021である。バーを16インチに交換してあるが、薪作りには使いやすい。今春オーバーホールに出してキャブを交換したのだがすこぶる調子いい。ついでに『OREGON POWER sharp』というチェーンソーの刃研ぎも買った。チェーンソーは年中チェーン刃を研がねばならない。楢などの硬い木を切っていると直ぐに切れなくなる。切れない刃ほどイライラするものはない。完全に切れなくなってから刃を立てるのは大変な作業となるので、燃料補給の度にヤスリでチェーン刃一個一個をサッと研ぐのだが、これが作業を中断させる。ところが昨シーズン登場したOREGONのPOWER sharpはそれを一瞬にしてやってのける。これはチェーンソー・バーとチェーンとシャープナーがセットになっていて1万円程度。(次回からはバーはいらないので刃と砥石で5千円位。スチールの純正刃より砥石付きでも安い)使い方は写真のようにバーの先端にシャープナーをセットして、地面などにシャープナー先端を押しつけて、数秒というか一瞬エンジンを掛けて廻せば完了。その切れ味は30分以上掛けて一生懸命手で研いだものより遙かに切れる。昨日、初めて本格的に使ったのだが、作業効率は格段に良くなった。後はこのチェーンソー刃がどれくらい保つかである。スチールの純正刃で3シーズン程度使っていたので、最低2シーズンの薪用に使えればと思っているのだが・・・

作業の合間にキノコを探すが、まだ家の周りではジコウボウは出ていない。役立たずのカワラヤナギ(薪に適さない)にヌメリスギタケが出ていた。これはバター炒めで食べるそこそこ美味い。そこら中にあるのですぐに篭一杯程度採れる。

 

秋である。

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またまた事故

一昨日、ちょっと怠けてではなく、大いに怠けて草ボーボーとなっていた庭の草刈。まあ今年は雨が多かったせいか草が伸びる伸びる。草刈中にカマキリを何匹も捕まえる。カマキリの腹の中には「ハリガネムシ」が入っていることが多く、お尻を水に浸けるとハリガネムシが出て来るというので、その都度草刈機を止めてバケツに突っ込むが結局ゲットならず。先日のハリガネムシは中学のG美人先生が飼うこととなった由。う〜ん、変。

午前中いっぱい草刈 機を振り回し、昼食を摂ってノンビリしていたら、駅に息子を迎えに行ったカミサンから電話。「またぶつけられた!」とのこと。駅前にバックで駐車しようとして、一度車を停めて後方確認してからギアをリアに入れようとひょっと前を見ると、バックしてきた車にジムニーの右前をゴチンとやられたとのこと。ジムニーはバンパーとフェンダーの塗装にちょっと傷が付いた程度だが、先方の左後ろはベコンとへっこんだようだ。数年前にオカマを掘られて随分と入院、今年6月には横から突っ込まれて入院、今度は前から。ヤレヤレ満身創痍である。で、肝心のカミサンは何となく頭の芯が痛いというので今日の午前中に整形外科を受診。軽いムチウチなので痛み止めや筋肉の緊張緩和剤、湿布薬などを処方され、2週間後にもう一度となる。

三度目の正直、宝くじを買わねば?

夕方、昨日車検に出した「平成1年」初登録の軽トラだが、両側のキャリパーがいかれていて修理代だけで10万ちょっと掛かると連絡がある。う〜ん!「昭和63年」の軽トラも8月で車検が切たまま庭先の薪運搬用に置いてある。「福島原発」よりも新しいが、これも今更車検を取る車ではない。困った、困った。頭の痛いことが続く。

頭の整理に 庭の川にてフライ・ロッドを振る。もう明後日からは禁漁期間に入るのだが、フライをやるのは考えてみれば今年初めてか?いつものようにウェーダーも履かずに長靴を突っかけて歩いて20秒の川へ。8.3#3に家の中で老眼鏡を付けて結んだ16番のエルクヘア・カディスで一投目から15〜6cmのちびアマゴ。これもこの川で育ったアマゴだ。写真を撮って直ぐリリース。

20分間でたて続きに3匹釣りもう満足。

車屋に電話して、修理せずに安い安い軽トラを取り敢えず探してもらうこととする。

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ハリガネムシ

今日は朝から出払い。常会28軒が集合して決められた帳場の側溝に貯まった落ち葉を掻き出す。作業後は懇親会。散々ビールを飲む。

夜、風呂に入っていたら、カミサンの悲鳴が聞こえる。ダリの水飲み用の食器を覗いたら、カミサンの天敵「カマドウマ」が溺れてもがいているとのこと。必死の覚悟で何とかカマドウマを放り出したところ、水の中で30cmほどの細いヘビ様の生物がうごめいていると娘が報告に来る。風呂から上がって覗いたところ、なるほど針金状の生物が水中でクネクネと動いている。生物部の息子もやってきて皆で観察。

息子の愛読書「へんないきもの 早川いくお著」によるとこれは「ハリガネムシ」というカマキリなどに寄生する線形虫類に属する生き物らしい。世界中の池や沼に生息し、水中の卵から水生昆虫に寄生し、それをエサとしたカマキリなどに寄生し、成長するとまた水中に戻るとある。水から出すと固まってしまうというので新聞紙の上に出してみたら、なるほど動きが鈍くなり触っても固く感じる。

また水に戻すと活発にうごめく。それにしてもカマドウマの体内にこんなに長い奴が入っていたとは。まあカマキリに入っているというのだからあり得るか。それにしても不気味な奴だ。

また、「へんないきもの」によると、まれに人間に寄生することもあるらしい。しかし寄生された人間はハリガネムシの意のままに操られるという話しはさすがに都市伝説というものであろうが、最近はこの虫に頭脳を乗っ取られたかのような狂った行動に走る人間は近年とみに増加していると書いてあり、大いに頷く。

娘が生物のG先生(色々へんな生物を飼っている美人先生)にプレゼントするというので、密封容器に水を入れてこの不気味な奴を閉じ込める。

今夜は悪い夢を見そうだ。

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今はもう秋

ダリは菜食主義者ではないかと思うほど草を食べる。勿論、人様の食べるキャベツやニンジン、キュウリ、蜜柑やリンゴも大好物である。であるから散歩するとその季節季節の美味そうな草を食べる。そのダリにとって一番の好物といったら「アケビ」である。アケビが食べ頃になると、アケビのぶら下がっている木の下から動かずにじっと見上げる。賢い奴だが木に登るほどには進化していないらしい。

そこで還暦の権威をもって「なにグズグズしている、早く取れ!」と命令口調で言いやがる。取ってやると一瞬で果肉だけを食べる。しかしだんだん人様の手には届かない高い所の物しかなくなると、それを見上げて何とも悲しげな顔をする。仕方ない、今日は午後の散歩に娘と「高枝切りばさみ」を持って行く。

今年のアケビは小ぶりだが数は沢山ある。落とすと娘と競い合いとなる。地面に落ちれば一瞬でなくなる。

変な奴である。

夕食後、リビングで寝そべっていたら寒くなる。室内温度は20℃だった。そう言えば今朝のニュースで富士山の初冠雪を伝えていた。今シーズン初めてストーブを少し焚く。やれやれもう秋だ。ストーブを使わなかったのは6・7・8月だけだ。薪割りしなければ。

 

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和歌山県日高川町椿山ダムの問題

姪っ子の住んでいる和歌山県日高川町では先の台風12号で大規模な河川氾濫が起きて死者・行方不明者4名、全半壊家屋100棟、床上浸水・床下浸水200棟以上を出し、田畑の流失も被害も甚大であった。姪っ子の家でもカーネーションや蜜柑畑の被害を被った。

ただこの河川氾濫、単純な豪雨災害 ではなく「人災」ではないかとの声が上がり、AERA9月26日号が取材している。今回氾濫したのは日高川という川であるが、上流部に椿山ダムという県営多目的ダムがある。このダムは1953年の紀州大水害(死者・行方不明者1046人)を教訓として造られたダムである。今回の台風12号は速度が遅く、8月30日午後からの雨が紀伊半島に大雨を降らすことが予測されていたにも関わらず事前放流をせずに、9月2日午前まで発電のための毎秒28トンの通常放流を続け、それ以後徐々に洪水調整として放流量を増やしたが、毎秒1000トンを超える本格放流は9月2日午後1時過ぎの大雨・洪水警報が出されてから半日後の3日未明からだった。しかし流入稜の増加に耐えられず、3日23時以降の放流量は一気に3000トン、一時は4000トンに迫る急激な放流で日高川は氾濫し、集落を襲った。
ではなぜ事前放流しなかったのかとの問いに、管理者の県河川課は「事前放流は、ダム操作規則で定められていないためできない。川が氾濫したのはダムへの流入量が調整能力を超えていたためと考える」と答えているが、発電目的を含む多目的ダムの場合(水力発電所は関電が所有)、運用効率を重視することから、発電に必要な水位を保てなくことを恐れて事前放流を定めていないことが多いと専門家は指摘している。

紀州大水害を教訓として造られたダムが、その運用規則に於いて再度の災害を防げなかった、否、防ごうとしなかったとしたら、一体何のためのダムなのであろうか。専門家は原子力ムラと似た官民一体の河川ムラがダム運用の改善を妨げていると指摘している。利権でしか動かない国、それが正に日本の現状であるとしか思えない。

 

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