母息子共演

やっと春らしい暖かな日となる。昨日は息子の所属する富士見町ウィンドオーケストラの定期演奏会。ひょんなことから今回からカミサンも参加することになった。故にこの1ヶ月はカミサンのJAZZピアノと「また君に恋してる」という演歌を朝から晩まで聞かされる羽目となった。ピアノも歌もクラシックしかやっていなかったのが急にJAZZや演歌なので大変なのだそうだ。というわけで、わたしも昼寝も出来ずに共に苦しい日々だったのである。おまけに老眼になったとかで譜面台のオタマジャクシがよく見えないと、遠近両用コンタクトなるものまで買わされたのである。

そもそもこの「富士見ウィンドオーケストラ」というのは現在60才前後の連中が富士見高原中学校生の時に赴任してきた一人の熱心な音楽教師に吹奏楽を習ったことから始まり、その中からセミプロ級に育った幾人かを中心に、形を変えながらも富士見だけではなく近在の人達が集まって現在まで続いている吹奏楽団で、鉄工所のおやじ、終日花々にラテンを聴かせながら花を育てている農家のおやじ、工務店の社長、音楽教師、サラリーマンなど、高校生から60代の50名ほどのメンバーである。でもって、ジャズ主体の人、吹奏楽中心の人、果てはド演歌だってやってしまう。1万5千人の町で本当に凄いことだと思う。

カミサンの歌はといえば、最初のフレーズでマイクのスイッチが入っていなかったのに気付いたトロンボーンの女性が慌てて入れてくれるという一幕もあったが、まあ初めての演歌にしてはそれなりに、初めてのJAZZピアノとしてはまあまあのようであった。息子はサックスでアドリブ・ソロを吹き、初めての母息子の共演であった。息子はこれが終われば休団して受験態勢に入るとかで、わたしもやっと静かになるとヤレヤレであった。

息子とカミサンは演奏会の打ち上げがあるとかで、娘と帰ってきたら裏庭に薪の原木が積んであった。午前中に近くのフミアキさんが「親父の田んぼの脇の木を切ったから薪用に持って行っていいよ」と言ってくれていたのだが、運んでくれたらしい。感謝・感謝である。

久しぶりに娘と二人だけの夕食。鶏モモ肉があったので玉子6個を使っての豪華親子丼を作る。来週はカミサンが実家に帰るのでオサンドンの日々となる。

 

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原発の実態

もうすぐ東北大震災と福島第一原発の事故から2ヶ月となる。津波によって多くの人々が家を失い、また放射能によって家を奪われ、避難所での過酷ともいえる生活を強いられている。そしてテレビではしたり顔の評論家や政局にしか頭の働かない政治屋が「正義」を振りかざし、御用学者はさすがに最近は「想定外」とは表だってあまり言わなくなったが、原発或いは原子力は人間が制御出来るものと言う。

原発の実態を調べていたら以下の文章に行き着いた。筆者の平井憲夫氏は一級プラント配管技能士として原発の建設現場で現場監督として働いていた方で、設計段階の話しではなく、あくまで現場での原発の内部の実態を語っている。原発に賛成や反対、安全だとかいう前に、長い文章だが多くの人に読んでもらいたいと思った。

 

http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html

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ゴールデンウィーク

世の中GWとなったが天候はよろしくない。今日は雨が降っている。涸沢の大雪崩以後、白馬大雪渓・蝶ヶ岳・赤岳・横岳・空木岳・東天井岳・横尾尾根とGWに入ってから遭難が続いている。4月25日にはこの辺でも一時すごい勢いで雪が降った。見上げる八ヶ岳や甲斐駒もいつになく白い。春山ではなく冬山である。

カワダさんから谷川岳へのお誘いを受けるが、震災以来山へのモチベーションは下がった切りだし、天気も良くなさそうなのでパスする。おまけに4日は息子やカミサンのビッグバンドの定期演奏会、6日からはカミサンの甥っ子の結婚式にカミサンと娘が上京、カミサンはそのまま12日まで里帰りとのことで、山どころではなく、受験生を抱えてオサンドンせねばならないらしい。

ところでこの辺でもやっと桜が咲いた。桜とコブシと梅が一緒に咲いている。一昨日にはトヨグチさんご夫婦が庭に咲いた桜の花びらを鉢に盛って届けて下さる。

トヨグチさんの奥様はカミサンの合唱団のマネージャーをやって下さっている方。ご主人は元エンジニアで木工やビデオ撮影が趣味の、とても気さくなご夫婦。細かい心遣いで合唱団の様々な問題をテキパキと片付け、その上いつも美味しいものや珍しいものを届けて下さる。我が家全員本当にお世話になっている。だからカミサンも小生もちゃんとトヨグチさんちの方向に頭を向けて寝ている。

 

4月8日に内科医に縫合してもらった左手小指の傷口は、バンドエイドで固定していても関節の上なので仕事中にどうしても傷口が開いてしまう。もう一針縫っておいてくれればと思うものの、今更外科や形成外科に行くのも億劫なので、一昨日夜、自分で『手術』することにする。毛針を巻く時に使う刃先の鋭い小さなハサミをよく消毒してから、傷口の周りの固くなった皮膚を切り取り、ちょっと痛かったが傷口の中の薄い皮膚を出血するまで刃先で突っついて刺激を与える。後は消毒してバンドエイドでおしまい。その晩はさすがに痛かったが、昨夜にはもう傷口はしっかりくっついて、今日はバンドエイドなしで仕事しても開かない。ヤレヤレ。

 

 

伊藤礼氏が、氏の新刊を贈って下さった。『こぐこぐ自転車』『自転車ぎこぎこ』に続く『大東京ぐるぐる自転車』。

発売 東海大学出版会

昨夜は早く読みたくて、読みかけの他の本を遅くまで読んでいたので今朝は頭痛。今夜からが楽しみである。

 

 

 

 

 

 

 

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やっと春

 

 

コブシ

ワサビの花

セリ

今年は何時までも寒い日が続いているが、それでも「春」がやっと来た。標高1200m近い我が家の周りでは桜はまだだが諏訪や茅野あたりでは咲き始めた様子。この辺ではコブシが咲き、庭のワサビが花を付け、セリもだいぶ大きくなった。例年ワサビが花を付けると「春が来た」と食いしん坊の小生は思う。ワサビの葉と花の醤油漬けは酒の肴やお茶漬けに最高。セリはお浸しや天ぷらにする家が多いが、細かく刻んだ生の葉や茎を炊きたてのご飯に混ぜ、塩を少々振ったのが一番セリの香りが立って美味いと思っている。

縫合した小指は1週間後に抜糸したのだが、さすが内科の縫合? 抜糸したその日から傷口はパックリ開いたまま1週間が経った。関節の真上だから仕方ないのかな・・・だいぶ固くなってきたので放ってある。

 

 

 

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カウントダウン

今朝起きてきたら子供達やカミサンに「誕生日おめでとう」と言われる。

今日の出払いは手の怪我の為、カミサンに出てもらう。午前中、昨日来てくれたタケザワ君のログハウスを見せてもらいに行く。棟上げまでを業者に頼んで、屋根張り、床や窓、2階の内装などをこの7年通ってコツコツ作っていた由。知っていたら手伝ったのだが。

G.Wに町のビッグバンドの定期演奏会でピアノと歌を頼まれたカミサン(元東京混声合唱団。頼まれて町の合唱団を指導している。最近、町のJAZZバンドに入ってJAZZピアノを特訓中)が午後から練習とのことで、出払い後の懇親会には小生が出る。年2回の道普請後は常会28軒が集まって農協で仕入れた御馳走で一杯やるのが慣し。誕生日宣言をして、ビールをしこたま飲んだら指がドクドクしだす。この席で川向こうのスズキさんが近々伊豆に引っ越すことを報告。東京から移住して20年。ご主人は東京で定年まで働き、数年前にこちらに帰ってきたばかり。奥様は子供達を育て独立させ、寝たきりだったお父様を看取った。夜、スズキさんご夫婦がお別れの挨拶に来て下さる。この集落に移り住んだ頃は何かと相談にのってもらったり、息子が使っているアルト・サックスはスズキさんのお嬢様に頂いたもの。美味しいコーヒーや凄い御馳走を作って下さったりと大変にお世話になった。これからは淋しくなる。

夜は娘がショートケーキを作って祝ってくれる(写真を撮り忘れた)。彼女の作るショートケーキは本当に美味しく不二屋のものよりスポンジもしっとりしている。

震災からもう1ヶ月。そしてこの3日間は怪我や出会いや別れと本当に目まぐるしかった。そしてカンレキへのカウントダウンが始まった。

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