大雨・洪水警報

昨日からか出たり引っ込んだりしている大雨・洪水警報が早朝からまた出ている。
我が家なんぞは二つの川の合流点にあるので友人などから「大丈夫?」とのメールや電話が相次ぐ。
現在は7月8日午前10時半だが、雨は止み、ちょっと青空も出始めている。大して増えてはいなかった両側の川とも既に引き始めている。
但しまだこれから降る可能性もあ流ので車に避難用具一式は積み込んだが。(着替え・寝袋・水・貴重品・懐中電灯・マスクなどなど)

この川は急な川であるから増えても直ぐに引くが、谷が崩れれば堰き止められ、出来たダム湖が決壊すれば一気に土石流が来ることが考えられ、警戒は怠れないのである。急に川が止まったら一目散に逃げ出さねばならない。

それにしても地球温暖化の影響だろうが、それが急激に進んでいる事を実感する。つい最近までは台風で大雨が降ればピンク・フロイドの「吹けよ風・呼べよ嵐」なんぞを口ずさんでいたのだが・・・

カテゴリー: 未分類 | コメント / トラックバック: 0個

自然のおかげ

最近は耳鳴がひどくなって来ている。
21歳の時に谷川岳幽ノ沢で岩登り中に転落事故を起こし24時間後に救出されたのだが、この時に負った頸椎骨折以来続いている。入院中は看護婦さんのスカートがベッドに触れただけで「ギャア〜!」と叫びたい程の痛みが続いたのであるが、それが段々薄れると共に、今度はジェット機が頭の中で飛んでいるような大きさの耳鳴りに悩まされ、精神安定剤と睡眠薬漬けの日々であった。
長い入院や投薬治療を断って山に住むようになってからは耳鳴がしているのが当たり前と思えるようになっていったのであるが、ここ数年ちょっと耳鳴りが大きくなり、気になり始めている。これはどうも年のせいもあるようだが・・・シャーという音が常にしていて、これは日によって若干音の大きさが違うようであるが。

数年前にテレビで耳鳴りに関する番組をやっていて、耳鳴りでよく眠れない人に滝の音を聴かせると皆よく眠れるようになったとの報告であった。
確かに耳鳴りの音を水音が打ち消してくれる効果があることは、この番組を見る前から体感していたように思う。
我が家の両側は川というか、川の合流点にあるので水音は常にしているし、堰提から流れ落ちる音は滝の音である。特に二階北側の寝室は一階よりも川の音が大きく聞こえるので、耳鳴りを打ち消してくれていて(打ち消すとまでにはいかないが、少なくとも無音の部屋よりずっと楽である)睡眠を取るには最適である。
また耳鳴りなんぞにまるで縁のないカミサンにとっても別にうるさいとは思わないようであるし、我が家に泊まった友人達も皆「よく眠れた」と言う。自然の川音は誰にも優しいようである。

この川音がなければワタクシなんぞはきっと耳鳴りの音に悩まされて、よく眠れないのだろうと思う。
たまに東や西の都のホテルでドアを閉めた後のあの「シーン」とした状態は結構きつい。だからワタクシは都ではシカタナク、シタタカに呑むのであるが・・・

最近眼が疲れるとは度々書いているが、こちらもかなり酷くなってきた。特にパソコンは30分も真剣に続けるともう眼が重くなってよく見えなくなる。ところがコーヒーを飲みながら5分も外の緑をボンヤリ見ていると治る。
山の事故では視力も低下し、一時はこのままでは失明するかもしれないと医者に脅かされたが、治療をやめて山に住むようになってからは随分と回復し、夜はダメだが昼間なら眼鏡なしでも運転できる程度まで戻った。
やはり自然のおかげと思っている。

ただ今回の九州の水害には心痛むし、ひょっとすると明日は我が身と思わねばいけないのだが・・・

カテゴリー: 未分類 | コメント / トラックバック: 0個

毎度やらねばならない事だらけ

やれねばならない事だらけである。大嫌いな梅雨の最中なのに!

まず第一には仕事。湯島の高級中華料理屋の袖看板デザイン。高さ3m以上のポールを立てて、袖看板を付けるのだが、中にLEDを仕込んでであるから両面作るのである。看板であるから文字を入れねばならないのだが、なかなか良いフォントがない。角ゴシックや丸ゴシックから始まって、中国漢字からも探すが、どうもイマイチ。結局施主の要望でPhotoshopの丸ゴシックをもっと太くしたものと楕円を2つ組み合わせ、更に店名である伊万里の皿に使う朱色・青・緑・黄色などで楕円を縁取る事でやっと昨日OKが出る。結構苦労したのがフォント。角ゴシックをいじってもっと線を太くし、丸みを帯びさせたのだが、フォントを下手にいじるとバランスが悪くなる。試行錯誤して何とかバランスを取る。
普段は描いたデザインに注文を付けずにOKを出してくれる施主だが、お店の看板とあってはそうも行かないのは仕方ない。

この間はデザインをメール添付で送って、返事の来る間にやらねばならない様々な作業をやってきた。リビングや2階の客間の網戸の張替えや草刈り、シュレッターの修理(紙が詰まって分解しなければならなくなった)、仕事の問合せへの返答や友人からのメールへの返答、買い物・・・面倒くさかったのはメルボルンから帰国できなくなっているムスメからの外国為替の処理などなど。
東京にアパートを借りたままのムスメが、先月は家賃をメルボルンから振り込んだのだが、外国為替とあって受け取ったアパートの管理会社の方がその手続きに根をあげ、保証人であるワタクシに立替を望んできたのである。であるから今月はワタクシが払ったのであるが、ムスメはムスメでビンボウな親に迷惑をかけては悪いと思ったのか、ワタクシ宛に送金したのである。で、銀行から電話があり「オーストラリアから貴方宛に送金があるが、この金は何の金か?送金主(ムスメの豪人ボーイフレンド。娘のビザがコロナ滞在で切れて現在はブリッジング・ビザの為に本人では送金出来ず?)との関係は?」等々聞かれ、また「家賃ならそれを証明する書類、マイナンバー、免許証を持って来店してくれ」との事。
仕方ない、様々な書類を持って銀行へ行くと、また様々な書類にサインを求められるが、笑ったのは「ついてはアンタはオーストラリアに知り合いの有力者、或いは犯罪者はいるか?」。まるでヤクの売買でもしているような・・・

そうそう、昨日はムスメの特別定額給付金10万円の申請書作り。免許証のコピーをメールで送らせたのだが、住所がまだ長野県のままである。では健康保険証はというと、彼の地でのコロナ禍滞在中にバイト先をクビになっているので切れている。仕方ないので杉並区役所に電話して「これこれこういう事情で帰国出来なくなっているし、本人確認証はこれこれしかない」と伝えると「はぁ〜、そんなことも起こり得るのですねぇ〜。困りましたねぇ〜。ちょっと相談しますからそのままお待ち下さい」と
15分は待たされたのだが「特例としてパスポートで結構ですし、オトーサマがムスメさんのお名前で申請して下さい」との事で一件落着であるが、事の顛末を一応書いた手紙を添えた方が確実かと思い、一筆啓上?ああ面倒臭い。

そういえばまだ自分の「持続化給付金」も申請していないのである・・・

カテゴリー: 未分類 | コメント / トラックバック: 0個

ここ数日戴き物だらけ

ここ数日、次々と戴き物をした。
一昨日はカミサンが指導しているコーラスグループのノグチさんが「使っていただけたら」とステンド用のガラスや照明器具を作る時に使うキャノピーやスパイダーなどの部品、ハンダ10kgなどを持って来て下さる。何でも40年近く前にステンドを東京で習っていたとのことで、その後は家具に入れるステンドの下請けなどもやっていらした由。
なんでもお嬢様が同居されることとなり、部屋を片付けているとのことで、ワタクシとしては大変ありがたいことである。
スパイダーは丁度在庫が無くなっていたし、ハンダも後1kg程度しか無くなっていたので大助かりである。

昨日は山岳部の先輩のカワダさんから山形寒河江のサクランボが届いた。お嬢さんの嫁ぎ先の実家がサクランボ農家ということで毎年贈ってくれるのだが、ここら辺では手に入らない最上級の物である。
カワダさんは経営していた会社を売り、現在は藤沢で百姓?をしながら冬は北海道や東北でバックカントリー・スキー。夏はあちこちの山を登るという、スーパーリタイヤ組。羨ましい。

夕方にはやはりコーラスのキタハラさんから採りたての大きな白菜が届く。キタハラさんは全国に友人が多いらしく、日本のあちらこちらから届く新鮮な魚や野菜を「食べて!」と言いながらそれこそ年中届けて下さる、今や我が家のご馳走に欠かせない
人なのである。

今日の午前中には大学時代の友人、石川県のミズイから昨年の水ダコに続き、マダコの大きなのが1匹届く。刺身にタコ飯にアヒージョに唐揚げにお好み焼きにと、タコは何にでも使えるスーパー食材だし、ワタクシはタコとイカが大好物なのである。アリガタヤ!

で、午後には再度ノグチさんが「引き取って下さる?」と言いながら、ガラスやフロアースタンド・ベースやティファニー・レプリカのベースやモールドなど色々持って来て下さる。ガラスの中には今はなきフィッシャーのガラなどもあり感激。オセアナやスペクトラムの廃盤となったガラスもある。またたぶん今は無きウィザードのルーターも頂く。ウィザードは確かグラスターの替刃が使える筈である。現在は2台のルーターを使っているが、3台あると3つのサイズのルーター刃を直ぐに使えるのでかなり重宝しそうである。
到底アマチュアの方が選んだような物ではなく、どれもプロが使っていた道具やガラスで、感謝!。

カテゴリー: 未分類 | コメント / トラックバック: 0個

バキュームカー

昨日は早朝6時から共有地の鉢巻道路沿いの草刈り出払い。沿道に300人近くの人が出て、一斉に草刈機で刈るのだから1時間もすると鉢巻道路の両側は綺麗になる。毎回思うのだが、人海戦術とは凄いものである。

今日は雨の中、合併浄化槽の汚泥汲み取りに信濃衛生社さんのバキュームカーが来てくれる。なんせ我が家はアトリエがあるという理由だけで10人槽という大きな合併浄化槽を入れさせられているにも関わらず、現在はカミサンと2人だけだから大して汚泥も溜まらず、もう5〜6年ぶりの清掃である。

バキュームカー見る度に思い出すのはムスコである。
3歳の頃は何せミニカー狂いで、100数十台のミニカーの全ての名前を覚えていて「コイツは天才か?」と思ったものである。当時はワタクシの手作りの家に住んでいて、家の前は数万坪の牧草地であった。ちょうどワタクシと2階で昼寝していたのであるが、牧草地の向こうにバキュームカーが見えるとムスコは「あっ、バキュームカー!」と言って、寝転んで本を読んでいたワタクシを飛び越え、勢い余って掃き出し窓の網戸を破って落下したのである。
2階に掃き出し窓なんてと思うが、何せまだ独身の頃の手作りの家。建具は全て古材屋から集めたもので、2階に掃き出し窓があったのである。ハッと気付いた時にはムスコは丁度網戸を破って空中を飛んでいる最中。次の瞬間には音を立てて地上に叩きつけられていた。直ぐに階段を駆け下りてムスコを抱き上げたが、血も出ていない。抱き上げて暫くしてからワッーと泣き出した。
病院に電話して、これこれと事情を説明。「救急車より早いから自分の車で行く」と告げて病院へ向かう10分程の間にムスコは眠ってしまう。意識を失ったのでは心配になる。病院では救急出入り口に看護師がストレッチャーを用意してくれていて、直ぐにCTを撮る。ムスコも目を覚まして「この機械は何?」などと言っている。検査の結果「今のところは脳などに異常は見られないが念のため一晩入院して欲しい」とのことで、ワタクシが付き添って入院。落ちた時に玄関に上がる3段の板階段にアゴをぶつけたようで歯がちょっと欠けただけであった。この板階段の1枚にはヒビが入っていたのでそれが割れたのだが、お陰でショックを吸収したようであった。ただ後10cmズレていたら階段脇に置いてあった石に当たっていたところだった。
カミサンが生まれたばかりのムスメを抱いてムスコの好きそうなお菓子やミニカーなどを差し入れに来た頃にはピンピンしていて、ワタクシの車の中で寝てしまったのは子供特有の防御反応からだろうとの医者の話。
翌日の昼前に診察室に行くと、ムスコは置いてあった金魚の水槽に向かって「あっ、金魚」と駆け寄り、それを見た医者は「大丈夫。脳に何かあったらこういう動作はしない」とのことで退院となったのである。

「落ちた時には空中で羽ばたかなきゃ」と言うと、一生懸命手を広げてバタバタやっていた。

バキュームカーを見るといつも思い出すのである。

カテゴリー: 未分類 | コメント / トラックバック: 0個