薪割

相変わらずのキリギリス生活である。例年の如くストーブを焚き始めてから慌てての薪割である。まあ今年はギックリ腰にこの夏の異常な暑さ、更に五十肩もまだ治らぬのだから立派な言い訳もあるのだ。五十肩は医者から安静を言いつかっているのだが、薪ストーブしか暖房がない(本当は床暖も入っているのだが、どうもあれは辛気臭い暖かさなので使っていないのである)ので割らないわけにはいかないのである。

入念な準備運動をしてからチェーンソーで切りまくる。春先に運んで積み上げてある脛から太ももくらいの太さのナラである。40〜45cmの長さに切り、太ももサイズは斧で割る。ナラは素性がよろしいので一発で割れ、薪割り機で割るより早いし、何と言ってもあのバタバタというエンジン音を聞かずに済む。幸いきちんと斧を振り上げるる分には肩も痛まぬ。逆療法となれば良いのだが。軽トラ一杯分を割る。DSCF6286(変換後)今週は好天も約束されているのでこれから一週間頑張るつもり。

そう言えばお犬様の健康の問い合わせがまたまた来ていたのだが、それが嘘のように元気なのである。昨年あたりからひいていたビッコまで治り、走り回っている。ヨタヨタと死にそうだったのは何時の話しである。表情も元気そうになり、散歩中に猫なんぞ見つけようものなら全速力で追い回す。我が家ではワタクシの『愛』を込めた『神の手』による毎日の指圧と、ご近所の黒柴、蘭ちゃんへの『老いらくの恋』のおかげと言われているのだが、あのヨタヨタは隠れて向田邦子の『だいこんの花』でも読んで、艦長こと永山忠臣(森重久弥)の真似でもして、人様の『愛』を量っていたとしか思えないのである。DSCF6292(変換後)
散歩から帰って庭のナメコを探す。原木は腐り始めていてもう寿命のようだが、切り株に打っておいたのはまだまだ大丈夫そうで、初物を採る。売っているナメコは小さくて噛み応えがないが、この位になってから食すとシコシコして美味い。醤油を塗って網焼きにすると味噌汁より美味い。DSCF6284(変換後)

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銀線細工

17日からムスメと二人で東の都に上る。ムスメが興味を持つ秋田銀線細工・現代の名工である進藤春雄氏が、渋谷の東急東横店で『名人たちの仕事展』に出店しているというので学校をサボっての上京である。ムスメはこの銀線細工に興味を持っているのだが、実物は田舎ではそうそう見られず、沢山の作品をみるのは今回が初めてである。ムスメと手紙をやり取りしていた進藤氏御夫婦がニコニコと迎えて下さる。それにしてもその繊細な仕事に驚く。細い線は0.3mmの銀線を撚って作られる世界である。銀線細工(変換後)とつとつとその仕事の大変さを語って下さる。

夕方、バイトの終わったムスコと落ち合い、夕食後、ムスメはホテルへ、ワタクシはムスコの部屋に泊まる。相変わらず汚い部屋である。

18日は午前中、ワタクシは自分の仕事で歩き回り、午後バイトの休みのムスコと三人で再度進藤氏を訪ねる。ムスメは今度は秋田の仕事場を訪ねる約束をした様子である。

田舎者三人、都の人混みに疲れ果てる。ムスメに「あれが渋谷109だぞ。寄るか?」と聞くと「全く興味ない!」とのこと。マトモである。早い夕食を済ませて、早く寝る。

19日、都も寒い。セーターを持って行っていて助かる。午前中、『東京都現代美術館』でやっている『TOKUJIN YOSHIOKA Crystallize』を見に行く。彼の作品は一度見たかったし、ムスメにも見せておきたかったのだ。CA3B0081(変換後)CA3B0088(変換後)
3日目の都は疲れていて、現代美術館の階段が辛かった。
その後、直ぐ近くの雲光院に寄り、ワタクシの作品を見せる。ムスコは昨年見ているがムスメは初めてである。二人ともまだ生まれる前の作品である。DSCF6276(変換後)法事で忙しい住職も顔を見せて下さり、コーヒーを御馳走になる。

重い足を引きずり、深い深い地底の大江戸線に乗り、新宿で地上に這い上り、バスで二人とも爆睡しながら帰ってくる。初めてのムスメとの二人旅、大いに疲れた。

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『GUN友』の退院

『GUN友』が退院してきた。詳しくは書かないがちょっと大きな手術であったのに、手術して2週間で退院である。早い!

顔をちょっと見てくるが、思ったより元気そうでホッとする。良かった・良かった!

夜になって台風26号による雨が激しくなってくる。

 

 

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嬉しいことが続いて

DSCF6251(変換後)都での大手術が終わった『GUN友』の退院が明後日と決まった。メデタイことである。外科は勝負も早いが退院も早い。当日はワタクシも生憎病院の予約が入っており、車で迎えに東の都まで上れないので原村のPチャンに行ってもらうこととなり、退院に必要な酸素ボンベなど託す。帰り道、紅葉し始めた八ヶ岳の麓ではソバの刈り入れが始まっていた。

帰ったら西の都の老舗JAZZ SPOT『YAMATOYA』のクマシロさんからムスメ宛てに宅急便が届いていた。DSCF6256(変換後)いよいよ花脊の陶芸工房を片付け始めたのであろう、「アール・ヌーボーとアール・デコ装飾文様図鑑」「ヨーロッパ花の装飾文様図鑑」や「世界の更紗」「江口渙 かみなりの子」「佐藤春夫 蝗の大旅行」、それに深緑色の素敵な皮のバッグに、段ボール箱の詰め物としてオレンジ色のクッションが詰まっていた。ムスメ驚喜する。工芸家を目指すというムスメには何とも有り難いプレゼントである。いつもいつも気遣って下さりありがとうございます。

午後、ゼミで一緒だったタキザワクンから突然メールが来る。どうも今は幾つもの会社の取締役として世界情勢を睨みながら仕事しているらしいが、生憎ワタクシはこういう世界には全く疎いので「スゴイナァ〜」としか分からず、ただただ感心する。田舎で一人でこんな仕事をしていると「シャチョー」や「トリシマリヤク」や「コウチョウ」という肩書きの人は皆ワタクシよりずっと年上の人がやっていることとついつい思ってしまうのだが、考えてみればワタクシもカンレキ過ぎなのだから友人がエライ人になっていても当たり前か、と妙に納得する。それにしてもこのバカバカしいブログを読んで旧い友人が連絡をくれることはやはり嬉しいものである。

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巻いて・巻いて

昨日はムスメの高校の強歩大会であった。男子は岡谷から山梨との県境の駅までの47Km、女子は諏訪の町からやはり県境の駅までの35Kmであるが、コースの2/3は上り坂。この辺の高校は何処も似たような強歩やマラソンをやっていて結構勇ましい。嫌いな生徒にはゴクロウなことであるが、良いことだと思う。

外は秋晴れである。外に行きたいのを我慢して、ここのところ『いい子』で『土踏まず』の生活、つまり仕事していた。カットしたガラスに銅テープを巻いて・巻いての生活でいささか嫌になっていたが、やっとどうやら巻き終わった。
DSCF6244(変換後)
で、早速草刈である。五十肩は相変わらずで、捻ると激痛が走る。先日は病院でヒアルロン酸注射なぞというものを打たれたが、いっこうに良くはならぬ。かといってそろそろ薪割を始めねばならないし、それには庭の草が邪魔だ。それに刈っておかないと雪が降れば除雪機にからまる。こうなったらもう逆療法である。2時間で当面邪魔になる草を刈り終わる。腕に鈍痛。

さて当面、午前中仕事、午後薪割の日々としよう。

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