怨歌

昼のニュースで藤圭子が自殺したことを知る。ワタクシが最も多感な時期に同世代として『時代』を背負って出て来た歌手であった。当時、演歌は嫌いであったが五木寛之が『怨歌』と呼んだ彼女の歌だけはよく聞いた。iPodに入れている「圭子の夢は夜ひらく」を大きな音で聞いていたら、配達に来た同世代と思われる郵便屋がびっくりしていたので、「藤圭子が亡くなった」と伝えると「えっ。この曲好きでした」と終わるまで聞き入っていた。

彼女はワタクシより1年早く昭和26年生まれだが、2007年だかのインタビューの中で『戦後』という言葉を使っていたことに衝撃を受ける。「戦後の食糧難」だか「戦後の貧しさ」という言葉であったと思うが、16〜7才で上京して初めて白いご飯を食べたという。ワタクシにとっての『戦後』とは、たまに茶色い国電やお彼岸の墓地で会う辛い記憶としてのアコーディオンを弾く物乞いの傷痍軍人くらいであったろうか。そして『戦後』という『実体験』としての言葉はワタクシの自分史の中には殆どなく、後の知識として給食の不味い脱脂粉乳がアメリカからの援助物資だったことくらいであろうか。

「ただ歌うのが好き」で、決して生きて行くことに器用には見えない彼女にとって今の時代は本当に生きにくい時代であったことと思う。

カテゴリー: 未分類 | コメント / トラックバック: 0個

短い!

「発作」が続き、3日連続で庭や家の両側の河川敷の草刈をやったらさすがにバテた。ダイエット収支は−1.5Kg程度か。

ムスメの短い夏休みが終わり、今日から登校である。ということはワタクシもまた朝5時に起きねばならないということになる。前にも書いたがそれにしても長野県というのは夏も冬も春も休みが少ない。ムスメの高校は7月26日まで授業があり、その後1週間必修の補習があり、夏休みは8月3日から21日までのわずか19日間であった。小学校も中学校も今日から授業が始まるようだが、こんなに授業をやっているのだから学力はさぞかしと思いきや、47都道府県では最近少し上がってやっと真ん中である。教育県長野と言われ続けているがこれって一体何故と思わずにはいられない。長野県は学校教育の根本が大きく間違っているのではと思いたくなる。
で、ムスメには「ヤスメ、ヤスメ。学校ばかり行っているとろくな人間にはなれないぞ!」と言うのだが、オヤの忠告も聞かずに毎日通っている。不思議な奴である。

 

汚染された地下水が海に出ているとしぶしぶ認めたのに続き、今度は汚染水タンクから漏れ出した高濃度汚染水が海にも出ているとやっと東電が認めた。今後何百基あるタンクからの汚染水漏れの可能性も否定出来ないではなく、このままではいずれ確実に漏れ出すと考えるしかない。
『はだしのゲン』の閲覧制限に関して下村文部科学相が「問題ない」と発言したようだが、きっとこの国では将来、将来があればだが、福島原発の事故に関しても『自虐史観』とでも言って真実を隠そうとするのだろうか。

カテゴリー: 未分類 | コメント / トラックバック: 0個

発作?

暑い。暑い上に降らぬ。15日の諏訪湖の花火大会は開始30分で諏訪での観測史上初の時間雨量が78mmとかで中止となり、列車も高速も不通となって大騒ぎであったようだが、20数キロ離れた我が家では全く降らず。2軒から「大雨大丈夫?」とのお見舞い電話をいただく。毎日のように大雨注意報が出るのだが降らずにただただ暑い。

カミサンはここ数日、師事した先生の米寿を祝って門下生の集まりがあるとかで猛暑の都に上っていたが、昨夕帰宅。ワタクシも故あってまたまた作っていたミジンコⅢも完成したし、家事からも解放されたし、今日は日曜日でもあるからノンビリしようかと思ったが、朝からの暑さに『発作』を起こし、短パンにTシャツに長靴スタイルで草刈機をかける。3時間働いて、終わってみたら2.5Kg体重が減っていた。ダイエットには炎天下での草刈が効果的なようだが、シャワーを浴びてビールを飲んで大盛りパスタを食べたら元に戻っていた・・・DSCF6019(変換後)

カテゴリー: 未分類 | コメント / トラックバック: 0個

・・・・・

『はだしのゲン』が松江市小中学校で市教委の口頭での要請で「閉架」処置。「発達段階の子供にとって、一部の表現が適切であるかは疑問・・・」とのこと。元々は市議会に「誤った歴史認識を植え付ける」と一部市民から陳情が出され、市議会では不採択としたものの、市教委が独自に要請したとのことである。日本人の『負の遺産を引き受けようとしない歴史観』が世界でどのように考え見られているのか、経済援助をすれば全て水に流してくれると考えているのだろうか。

海に汚染水をまき散らし続けながら、改憲・集団的自衛権・歴史認識・従軍慰安婦等々に関してどこぞの首相が連日『軽〜い』言葉を発し続ける。中韓はもとより今や『同盟国』アメリカにまで危惧を持って見られている。経済・経済で自然や文化を売り渡した次には一体何を売り渡す気なのであろうか。

カテゴリー: 未分類 | コメント / トラックバック: 0個

老いらくの恋か、はたまた熱中症か?

暑い!とても高原とは思えぬ暑さである。原村でも33度を超えたとのこと。であるからゴクロウに黒装束を纏ったダリにとっては地獄である。11時頃変な鳴き声をする。暑くて堪らぬのだろうとデッキの扉を開けてやったら車の下に潜り込んだ。どうもそこが涼しいらしい。放っておいても何処にも行かぬ犬であるからそのままにしておいたら13時頃にヨシジクンのところのお爺さんから電話で「お宅のダリがうちに来ている」とのこと。慌てて200mほど離れたヨシジクンの家に行ったら黒柴のランチャン♀の檻の前でへたりこんでいた。ワタクシの顔を見て立ち上がろうとするもよろけて転倒してしまう。ラン・オネーチャンは大喜びで檻の中でジャンプを繰り返すもダリは横になったまま舌を出してハァーハァーするだけで起き上がれない。仕方ないから抱えようとすると、さすがに若いオネーチャンの前では恥ずかしいのかヨロヨロと歩き出す。時々転倒しながらも何とか家までたどり着き水をがぶ飲み。チオビタも飲ます。DSCF6016(変換後)「いくら女好きとはいえ自分の歳を考えろよな」と、ワタクシより年上の爺さんに説教する。

カテゴリー: 未分類 | コメント / トラックバック: 0個