名古屋へ

日帰りで名古屋のステンド・グラス材料卸屋へ行く。浪人中の息子が気分転換にと同行する。何万枚だか何十万枚だかの輸入ガラス(ステンド用のガラスは全て輸入物)がその製造会社別・色別・表情別にずらーっと並んでいるのだが、手焼きのガラスや何色か色が混じっているガラスは一枚一枚表情が違うため欲しいガラスを一枚一枚見て選ばねばならず大変である。その他、ガラスを繋ぐ鉛レールやガラス切り等の様々な工具がずらーっと並んでいる。ワタシがステンドを作り始めた35年ほど前は、ステンド・グラスの材料屋などまだ存在してはおらず、また工房に属さずにアメリカから取り寄せた技法の解説書を頼りに、まるっきり独学で始めたものだから、古くからある工房に頼み込んで個人的に分けてもらうしか色ガラスも入手出来なかったし、使う工具も手作りしたりしていた。細かいステンドを作るのに必要な銅箔テープ(Copper Tape)などは銅箔を買って来て叩いてもっと薄くして、焼いてから希硫酸に浸け、その裏に両面テープを貼ってから6mm幅位に切ったものを使ったりしていた。
数十枚のガラスや鉛レールやCopper Tape、その他の副資材を買う。昔はトラックに町のガラス屋のように馬を付けて自分でガラスを運んだものだが、今ではガラスも1300×900×300位の段ボールに丸めた新聞紙ぎっしりと共に宅急便で送ってくれる。正に隔世の感がある。

初めて名古屋に来た息子に名古屋らしい昼食をと、材料屋近くの『味噌煮込みうどん屋 山本屋本店』に入る。息子も「美味い、美味い」と喜ぶ。「味噌煮込みうどん」が好きなヨシユキさんにもお土産の「味噌煮込みうどん」のセットを買う。
急ぐ帰りでもないので途中多治見で高速を下りて暫く国道を走るが、最近はどこの地方都市を走っても目に付くのは全国チェーンの郊外型店舗ばかりで面白くない。国道を外れて旧国道や県道を走れば良いのだが、そこまでは暇でもなくまた高速に入り17時頃に帰ってくる。今日は450Kmほど走ったのだがさすがに疲れた。

夜、今年初めて蛍を見る。

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