日向山

隣村のナカシンデンさん母子と日向山に行く。娘さんのエコちゃんは金沢美大2年で漆工芸をやっているのだが、作品展に出品した作品に注文が入り、根を詰めて作っていたので大分煮詰まってしまい、気分転換に山にでも登りたいと昨日帰省した由。こちらも学校登山に続く上京・取り付けで疲れていて、それならば日向山にノンビリ登り、頂上で景色を楽しみながらコーヒーでも飲もうということになった訳である。今日は朝から快晴。家から30分ほどの登山口に8時半頃に着き、ノンビリとおしゃべりをしながら登る。頂上まではずっと樹林帯であるが、時々木の間越しに富士山や鳳凰三山、八ヶ岳が見える。10時過ぎに頂上に着くと一気に北側の景色が広がる。粗い白砂と奇岩の展望に、初めてのナカシンデン母子が歓声をあげる。

頂上奇岩帯と八ヶ岳

富士山

甲斐駒

頂上砂地

一度砂の斜面を下ってから登り返し、不動明王の小さな祠まで行く。ここまで来ると頂上からは見えない富士山や鳳凰三山もよく見える。コーヒーを淹れ、パンとチーズとサラミとプルーンの昼食。エコちゃんの金沢土産の茶菓子にもう一杯コーヒーを淹れる。360度の景色の下、金沢の茶菓子で飲むコーヒーは誠に贅沢である。食べたり飲んだり、しゃべったり写真を撮ったりと2時間近くも頂上でノンビリしてから、時々カメラを出しては写真を撮りながらノンビリ下り、2時過ぎに家に帰って来る。

この日向山は家から登山口まで車で30分程で行け、頂上までの標高差は500m弱。ゆっくり登っても1時間半程で登れるので登山というよりはハイキングであるが、朝起きて天気が良いからと、ちょっと登るには丁度良いし、何と言っても白砂と奇岩、甲斐駒や富士や八ヶ岳の景色が素晴らしい。頂上でコーヒーでも淹れてまったりするには最高の山である。従ってもう何回も登っているのだが、冬も春も紅葉シーズンもそれぞれ素晴らしい。ただ難を言えば最近は登山者が急増したこと。今日はウィークデーで7〜8組に出会っただけだが、数年前の紅葉シーズンの日曜日、早朝から子供達と行った時には駐車場にまだ数台だった車が下山時には何と100台近くもの車が林道沿いにずっと下まで連なって駐車していてたまげたことがある。首都圏はもとより静岡や、はては関西ナンバーまでいた。槍ヶ岳山荘から穂先まで4時間の渋滞の時代である。まったりコーヒーを飲めるのもいつまでのことやらである。以前、この話を棟梁のシノブ君にしたところ「それだ!天気の良い日曜日に頂上でカップ麺やビールを売ったら儲かりますよ!」とのこと。えーっとビール1人3ケース運び上げて500円×72とカップ麺が・・・

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