東の都へ

8・9・10日と東の都へ行って来た。
8日は朝早いバスで上京し、大叔母の見舞いに行く。大叔母は御年93才。一昨年から一人暮らしが辛くなったと老人ホームに入っている。5〜6年前には我が家が見たいと一人で遊びに来るくらい元気であったが、さすがに大分惚けが出てきた様子である。ワタシや18年前に亡くなったお袋のことはよく覚えているのだが、さっき話したムスコやムスメのことは一瞬で忘れてしまうようだ。目の前には隅田川、その向こうに高速道路やスカイ・ツリー・タワーという田舎ではお目にかかれない景色を眺めながら2時間ほど一緒にいるが、子供達のことを20回は聞かれた。まあ歳だから仕方ないのだが、暗い気持ちになる。
その後、ドクトル・イタバシのクリニックに寄り、彼の診察室が空いていたのでウトウト。3時過ぎに診療を終えたドクトルと例の『酒飲みの天国こと京成立石』に行く。生憎旗日でモツ焼き屋も立ち食い寿司も閉まっていたが、『鳥房』という鶏の丸揚げで有名な店が開いていた。まだ3時半だというのに12畳ほどの座敷もカウンターもぎゅうぎゅう積めであるが、何とか2人分の席を店のオネーサン(ま、70は超していらっしゃると思われる恐ろしく威勢の良い方々が4〜5名が注文を取ってくれる。まごまごしていると怒られる)が作ってくれる。「鶏の丸揚げ」「鶏のポン酢」「鶏サラダ」「お新香」とビールを頼む。「鶏ポン酢」は半生の鶏肉にネギとニンニクを刻んだのとポン酢が和えてある。旨い!ビールが進む。付き出しの「鶏皮煮」や「お新香」、「鶏サラダ」をつまみながら待つこと20分ほど、「鶏の丸揚げ」が来る。鶏半羽を丸揚げしてあるのだが、でかい!オネーサンが手際よく食べやすいように分解してくれる。夢中でかぶりつく。旨い!2人で3本のビールなのに腹が苦しくなる。

鶏丸揚げ

鶏ポン酢

それにしても凄い人気の店だ。客層は常連風、若いオカーサン同士の子連れ、観光客風と雑多で、ワタシの隣に肩を接して鶏にむしゃぶりついていたのはどう見てもまだ20才そこそこのキャバクラ嬢風(キャバクラには行ったことがないので本当は知らないのだがはではでオネーサン)と厳つい顔をしたキャバクラ常連?親爺風であった。腹と痺れた足をさすりながら外に出ると行列が10人ほども出来ていた。

次は北千住に新しく開店した『イタリアン・ダイニング・バー』に移動。ドクトル・イタバシの友人ドクトルと合流する。何でもサラリーマンを辞めてから医学部に入り直し50才で精神科の医者となった御目出度い人とのこと。店舗改装のデザイン・プレぜーションを頼まれる。元々が純喫茶の店であったのを『イタリアン・ダイニング・バー』、それもJAZZの生演奏が入る店へと改装するのだからなかなか難しい。ウィスキーの強炭酸割やバーボンを飲む。24時頃に湯島のホテルに帰る。

9日はさすがに頭が重い。昨夜ホテルにチェックインしたところまでは覚えているのだが・・・シャワーを浴びてから、コーヒー・ジュース・スープを飲んだら元気になる。10時に先月ステンドを納めた懐石料理屋さんを覗く。大将は留守だったが、大将の妹さんが「お客さんに好評ですよ」と言ってくれる。お店の近くで知人と会い、コーヒーを飲みながら1時間半ほど話し、その後新宿に出てホテルの41階という異空間のラウンジにて久しぶりに会うKさんと1時間半ほど話す。今、地震が来たらと何となく落ち着かぬ。おまけに携帯が入らぬ。一旦荷物を吉祥寺のホテルに置いてから古くからの友人2人と会い会食。Rさんとは4〜5年ぶりで楽しい一時を過ごす。Rさんと別れた後、Yさんの家と今夜のホテルが歩いて直ぐの所だったのでもう一杯ずつ飲んで、24時頃ホテルに戻る。

10日は新宿で買い物後、山岳部の先輩カワダさんに会いに彼の会社へ。オフィスでは禁煙となったとのことで近くの喫茶店へ。お嬢さんの結婚が決まったとのことで嬉しそう。山の話しなどをする。相変わらず毎週のように登っている様子。タフな人である。昼食を御馳走になった後、14時過ぎの高速バスに乗り、17時頃帰宅。さすがにこちらは寒い。ストーブを焚く。

今回はお見舞いと仕事の打ち合わせでの上京だったのだが、この3日間、まあ色々な人に会った。久しぶりに話し過ぎて喉が痛くなる。

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