加藤教授最終講義

12日、ワタクシのゼミ教授であった加藤節先生が定年でお辞めになるにあったての最終講義があるので上京する。加藤先生はワタクシが4年の時に大学にいらした。であるから我々がゼミの一期生であった。ゼミでは南原繁先生の著作を読んだがとにかく難解であった。それよりも先生がまだ30歳で新婚ホヤホヤであったので、まるで兄や姉が出来たように嬉しかった。調布のお宅や、松本のご実家にはオカザキクンなどとそれこそ居候のように泊まり込んでいた。先生の留学中にもよく泊めて頂き、お母上の御馳走にあずかった。またムスコが初めて歩いたのも松本のご実家でお母上に向かってであった。

ついでにムスコが引っ越先にまだ持っていっていない衣類や本、プリンターなども積んで行く。朝7時頃に出て、9時過ぎには高円寺のムスコのマンションに着き、荷物を運び込む。昼食後、衣装ケースや細々した雑貨を買う。ムスコも加藤先生にはお世話になっているので最終講義を聴かせて頂くことにしたが、サックスのレッスンと重なってしまったので途中までまでしか聴けぬというので、早めに大学に行き、加藤先生やカメジマ学長、リー教授などにご挨拶する。
最終講義は「スピノザをめぐって」であった。100名程も集まったか盛大である。学生時代に岩波文庫の『エチカ』を買ってはみたものの、難解で数ページも読めなかった覚えがある。久しぶりに加藤先生の講義を聴きながらレジュメにメモを取る。1時間半程の講義が終わって、ナルシマ夫人やゼミの同期生の面々、一期下のチャタニ君、イチハシ君など本当に懐かしい人達に会う。その後一次会・二次会・三次会と続き、ムスコのマンションに帰ったのは02時半であった。

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