『せぎ』

ここら辺では農業用水用や小川を『せぎ』と呼ぶのだが、国語辞典で調べてみても載っていない。ま、要するに『小川』である。ダリ散歩道には『せぎ』が流れており、小鳥や鹿、狐や狸達にとっては水場となっているし、人様にとってはセリやワサビを恵んでくれる。
毎朝5時には起きるのだが、今日は土曜日でムスメも休みだし、昨夜ステンドの鉛レール入れも終わったので久しぶりに寝坊することにした。とは言え、土・日も旗日もないダリは遅い人様の朝食を上目遣いでデッキから見ている。

林の中の雪も締まり歩きやすくなったので『せぎ』に沿って歩く。今朝は久しぶりに冷えたので『せぎ』の葉っぱに付いた霜が美しく、ついつい見とれる。私は人間が作り出した物の中で『ガラス』が一番美しい物と思っているのだが、所詮自然には敵わない。人様が感傷にに浸っている間、ダリは「俺には興味ないもんね。早く帰って飯をくれ!飯を!」と、駄々っ子のように引っ繰り返っていた。

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