彼の人生

昨夜は常会の忘年会というかX’Masパーティーがホテルで開かれる。ムスメは「自分で夕食作って、留守番している」というので、カミサンと参加。ホテルの送迎バスが迎えに来てくれる。一家庭何人参加してもよいとのことで60人も集まり、宴会場と隣の和室も借りての盛況である。田舎のホテルにしては洒落た前菜から始まり、スープは無いものの、魚・肉・パスタ・デザートと続き、ビール・ワイン・日本酒・焼酎と何でもやってくれとのこと。何せ金が余っている常会である。普段あまり話す機会のないモロさんやタカコさん、シゲタネさんなどと話す。案の定、先日のパトカー騒ぎが話題となる。諸説流れたようで、中にはカミサンにワタクシが刺された・・・あり得るか。

今朝は快晴である。ダリ散歩の途中、いつも気になっていた『木』の写真を撮ろうと雪でイバラの埋まった急斜面を登る。この木の周辺は陽だまりとなっていて、雪も随分と融けている中に、何だか『人生の悲哀』を抱え込んだような『枯れ木』が立っている。若い頃に少々ヤンチャしていたのか、イジメにあったのであろうか、そうとう捻れている。DSCF6852(変換後)暫し『彼の人生』を思うが、足元ではダリが「何ボケッとしてるんだ。ワシまだ飯も食ってないんだ。早く帰ろうぜ!」と喚きながら走り回り、挙げ句の果てにはこの『人生の悲哀』を背負ったような木にオシッコをしている。「お前みたいに無責任で、テメーのことしか考えない奴がいるから世の中どんどん悪い方に向かっているんだぞ!今やアホ共が『富国強兵』を叫ぶ時代なんだぞ。こんなことしていれば今に戦争に巻き込まれるんだぞ」と説教するも、「アホくさ。ワシ、もう年なんだから関係ないもんね。徴兵制になってもワシ行かないで済むもんね」という顔をしてさっさと急斜面を滑り降り、家に向かって一目散に走っていった。

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