GW

娑婆はGWである。一年で一番いい時期であるが、生憎ここら辺も観光地の端くれであり、何となくワサワサ混雑している。買い物に行くのも遠慮したくなる。従って例年、GWは家でひっそりすることとなる。

義母の見舞等で上京していたカミサンも昨夜帰り、ムスメも学校が休みなので寝坊する。娑婆とは関係ない生活しているお犬様は甚だ迷惑そうである。ゆっくりとした朝食後、しびれを切らしたダリと牧草地に散歩に出る。牧草地をM字形に歩くがさすがにもう鹿角は落ちていない。そういえば昨日庭を横切った10頭ほどの群れには角が生えているのは一頭もいなかった。DSCF7903(変換後)

昼食後、人様のGWの真似をして、フライ竿を持って4つ下の堰堤まで下りる。川は田圃に水を引かれて渇水している。シビアな釣りとなりそうなので、久しぶりにフライ用ベストを着る。勿論足元はゴム長のままであるが。昨年からリーダーに結びっぱなしの16番のエルクヘアー・カディスを投げるが全く反応はない。やはりこれだけ渇水している真っ昼間、そうそう気の良い魚はいない。堰堤下の護岸の石積み脇をとろ〜っと流れているあたりに放り込んだらキラッと反応が見えた。せっかくベストを着ているのだからとフライ・ボックスから16番CDCダンを取り出して苦労して結びつけて流したらヒット。22〜23cmほどのアマゴである。リーダーにテンションを掛けたままベストのポケットを探る。今シーズン初めての釣りだし、せっかくベストを着るのだからと左胸のポケットにカメラを入れたはずだが無い。出てきたのは数年ほど前に吸っていた『LARK』の箱である。テンションを掛けたまま竿を左手に持ち替えて左胸のポケットを探ったら、落としたと思っていたアルミケースに入った『テンカラ鉤』のケースである。ハテ、確かにカメラは入れた筈である。やはり右胸かともう一度持ち替えようとしてテンションが緩んだとたん、アマゴは返しのないフックから外れて逃げて行った。どうせリリースするつもりだったので、それはアマゴにとってもワタクシにとっても結構なことなのであるが、カメラが気になる。出て来た『LARK』に火を付けるがいがらっぽい。大きな石の上でベストを脱いでポケットを調べる。見当たらなくなっていた小さなナイフを発見。携帯灰皿、吸い殻、くしゃくしゃになったリーダー、ドロドロ、カチカチになったチョコバー、濡れたのか、くしゃくしゃになったティッシュー、ゴア・ウェーダーの修理用布、熊用ホイッスル、フロータント各種、ガン玉ケース、リーダー、毛鉤ケース×3 etc・etc・・・で、カメラはと言うと、右胸の合わせと内側に二つ並んだ縦ジッパー付きポケットの内側にちゃんと入っていた。この『FOX FIRE』のベストはウェーディング用に丈が短めの物である。従って色々と工夫がされているのだが、覚えていないと何処に何を入れたか直ぐに忘れてしまう。ま、庭先が川だとジャンパーのポケットにフライ・ケースとカッター、フロータントを突っ込み、ゴム長靴でとなってしまうので・・・ともあれ1匹の顔を見たことはメデタイことであった。DSCF7918(変換後)DSCF7921(変換後)(変換後)

この記事は未分類に投稿されました. このパーマリンクをブックマークする。 コメントを投稿するか、トラックバックをどうぞ: トラックバック URL.

コメントする

あなたのメールは 絶対に 公開されたり共有されたりしません。 * が付いている欄は必須項目です

次の HTML タグと属性が使用できます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

*
*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください