町議会傍聴

昨日、山梨県企業局が計画する『釜無川発電所』に関して町議が町議会で質問するというので漁協三役で傍聴に行く。この計画は平成5年にも山梨県企業局から提示され、8年間の反対運動で一旦撤回されたものだが、前計画と殆ど変更もないまま企業局から町長に提示された話しであって、未だ水利権を持つ漁協には企業局から一切の提示もないままである。町長の答弁では「水田耕作に必要な水量は確保できるとの調査結果で、渇水期には発電を止めても確保する。漁場に関しては主立った5カ所(川で釣りをするに主だった5カ所とはよく分からんが)で調査を命じていてほぼその結果も出る頃である」「水利権に関する補償額も提示されている」等々、話しが随分と進んでいることを匂わせる。ただ議員の質問で「漁協が反対した場合は計画を撤回するのか?」には明確に「撤回する」と述べた。

これで漁協が総会を開いて「釜無川発電所計画反対」を決議したら直ぐにこの計画を「撤回」するなら話しは簡単であるが、この世界そうそう簡単に済まぬ。企業局は「水深10cmあれば渓魚のサイクルは保たれる」等、現場を無視したどこぞの学者の論文だかを錦の御旗の如く相変わらず掲げて攻めてくるのであろう。また、議会賛成派や地元有力者を使っての漁協の切り崩しが始まるのであろう。

それにしても山梨県企業局からはこちらには接触もないまま、町長がお先棒担いで推進したいというのが分からぬ。ま、この町長、金になりさえすれば『自然』なんてどうでも良いと考えている節がある。コンクリートに囲まれた世界でコンピューターを作り、売ることが生き甲斐だったのであろう。『自然』なんてものはどうでも良いことなのかもしれない。

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