告別式

昨日は漁協組合長の葬儀であった。14時からJAの葬祭場にて300名程が参列。明科から信州水産(稚魚の仕入先)の社長が新聞報道を見たといって駆けつけてくれる。曹洞宗の菩提寺の坊さん4人と参列者による般若心経の唱和で始まり、1時間半の結構長い葬儀であった。

こちらの葬儀はワタクシの育った東京とは違い、まず通夜は基本的には親族主体である。東京などでは親しかった人が通夜に集まり故人を偲ぶが、こちらでは告別式に参列するのが普通である。また通夜の翌朝、つまり告別式当日の朝、早い時間に出棺式・釘打式があり、通常午前中に火葬する。従って午後からの告別式にはお骨となっているのである。であるから出棺を参列者で見送るということはないのである。
告別式の後は精進落が直ぐに開かれ、参列者の殆どが参加して料理・酒が振舞われ、帰りには葬儀に使った花を参列者がそれぞれ貰って帰るのである。

ワタクシがこちらに住み着いた40年近く前には土葬が当たり前に行われていたし、JAの葬祭場が出来る前までは亡くなった方の隣組が一切を取り仕切って集落の寺で葬儀を行っていたことから比べれば、随分と変わったのであるが。ちなみに20年前のオフクロの東京での葬式は本人の遺志でもあり、無宗教で東京の家で近親者のみで行ったし、オヤジがこちらの家で亡くなった時も、無宗教で近親者のみで行った。ワタクシが死んだ時にも同様にしてもらうつもりである。

告別式の後、オヤカタ(元組合長)や専務、漁協の税理を担当してくれているミヨシさんや駅前の仕出し屋のタケシなどといつもの飲み屋に寄り、これから漁協をどう立て直すか話し合う。最近は漁協組合員の減少、高齢化、釣り人も減少する中、漁協経営も難しい時代となっている。3月中には理事の改選、組合長選出を行い、また今回の事故の教訓から保険の問題、赤字経営の立て直し等々、早急に改善しなければならないことばかりでり、頭の痛いことである。

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