阿弥陀岳でまた

一昨日からの雪は、昨日の朝には止み、積雪も20cm程度であった。朝5時に起きて「雪掻き出払い」の有線放送を待つが、地熱?の残る舗装路には大して積もらなかったのか出払いの要請はなし。除雪機を使って町道から我が家までのアプローチの50m程と家の周りの駐車スペースを1時間ほど掻く。

日中は青空となり気温も上がり、どんどんと雪が融けていく。
デザインを考えていても描けず、スキーにでも行こうかなと一瞬思うが、ワックスを塗って、着替えてと思うとそれも面倒臭い。

午後3時頃だったか気分転換にちょっと庭を散歩。先日までこの時期とは思えない程黒々していた阿弥陀岳が白くなっている。眺めていたらヘリの音がする。ひょっとしてと思っていたら、夕方のニュースで阿弥陀の南陵を登っていたパーティーが雪崩に遭い、一人死亡、二人が重軽傷で3時頃にヘリによって救助されたと知る。

西岳頂上より、昨年3月17日撮影の南陵から阿弥陀岳。昨日はもう少し白かった。

西岳頂上より、昨年3月17日撮影の南陵から阿弥陀岳。昨日はもう少し白かった。

今朝の新聞では2500m付近で雪崩に遭い、北東の沢に300m程度流されたと言っていたから、南陵無名峰からP1・P2辺りで立場川側に流されたのであろうか。69歳の女性と61歳の女性と男性ガイドで日帰りの予定で船山十字路から入山。ラッキーなことに雪崩末端で体が雪面に出ていて、通報が13時20分頃とのことである。
どの程度雪崩末端から体が出ていたかも不明で、掘り出すのに時間がかかったかもしれず、ガイドは恐らく亡くなった女性への救命措置や骨盤と肋骨骨折の女性への対応などもあったであろうから、実際に雪崩に遭った時刻は分からないが、この時期に前日の降雪を考えると、70歳近い女性連れで、これから南陵の核心部に向かい、頂上経由で御小屋尾根を下山するにしてはいささか遅すぎる時間ではないかと(他パーティーのラッセルがあったかも不明)、ちょっと疑問に思った。

それにしても今更ながらヘリの機動力、恐るべしである。表層雪崩に遭い、ラッキーなことに体が雪崩末端の雪面に出て止まっていたとのことであるが、通報から1時間半でピックアップされたのであるから、ちょっと前を考えると凄いものである。また、「110番」による通報らしいが、沢筋でよく携帯が通じたものと感心した。

 

この記事は未分類に投稿されました. このパーマリンクをブックマークする。 コメントを投稿するか、トラックバックをどうぞ: トラックバック URL.

コメントする

あなたのメールは 絶対に 公開されたり共有されたりしません。 * が付いている欄は必須項目です

次の HTML タグと属性が使用できます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

*
*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください