祝!『万引き家族』カンヌ最高賞

ここのところTBS系の何とかという番組でよく樹木希林邸の紹介をやっている。
5月4日夜、翌日朝イチで鎌倉に行かねばならないのでバタバタしていたのであるが、たまたまつけていたTVで樹木希林邸の紹介をやっていて途中から見る。もう35〜6年前にワタクシが作った、透明泡ガラスを使って海の中から太陽を見るような照明器具が沢山映っていた。この作品は希林さんの前の家である西麻布の家用に作ったものであるが、現在の代官山に新築した家でも使っていただいているようで嬉しくなる。全部で5種類位作ったのであるが皆健在のようである。『物を無駄にしない』という希林さん、さすがである。ワタクシにとっては「家中の照明器具を作って」との初めての大きな注文であったし、まだ照明器具を作り始めた頃の作品であるから、耐久性も心配であったが、どうやら大丈夫なようで嬉しかった。

またさすがにTV、幾人からか「オクズミさんの作品が映っていた」との連絡を受ける。

18日。また同番組で希林邸をやっている。今度は番組冒頭の少々の時間であったが幾つかの照明器具が映っていた。何で希林邸ばかり・・・?

と、思っていたら、昨日樹木希林さんが出演している是枝裕和監督作品『万引き家族』がカンヌ映画祭コンペティション部門最高賞のパルムドール賞を受賞したことを知る。
ナルホド、それで希林さんがここのところやけにTVに出ていたのか。

照明器具の一部に『UCHIDA』と入れてとのことで、フラッシュガラス(透明ガラスの上に色付きガラスを薄く被せてあるガラス。被せガラスとも呼ぶ)を使って初めて酸抜き(塩化フッ素=猛毒を使って被せガラスの色ガラス側を溶かす)をやった覚えがある。

自分の作った古い作品を見るというのは嬉しい半面、窓に嵌め込むステンドと違って照明器具は天井から吊り下げるので、鉛線等の経年劣化を考えるとちょっと心配にもなる。一度点検した方がと思うが、希林さんの新邸の住所が分からないし・・・

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