忙しい日々

年末30日だったか、今の仕事のクライアントから電話。「藤の花のステンド・デザインを地下のバーで使うカップにも入れたいので至急ちょっと描き直してもらえないか」との電話。

元旦以降、頂いた年賀状に対し、申し訳ないが今年はメールで返信?するが、メールだとついつい近況などを書くこととなり時間取られる。
3日にムスコが帰り、4日にムスメが帰った5日から仕事再開。(数回のご開帳=7ブリッジの結果、例年に漏れずムスコは勝てず)

「藤の花」2:1の縦横比をもう少し横幅を増やして欲しいとの依頼に、手書きの線を足して、後はPhotoshopを使えば直ぐさと取り掛かるがアレレの連続。1〜2時間でと思った作業に1日かかってしまう。アナログ人間はこういう時はキッパリとデジタルを諦めて最初からアナログに徹するべきであった。

今回の仕事で使うガラスをカタログやサンプルガラスで拾うが、昨今の欧米のガラスメーカーに対する環境規制からもあり、廃盤となっているガラスが多く、また今まではステンド用とフュージング用(窯で熱をかける用途のガラス)を分けて作っていたのを統一したガラスに替わっていたりと色々と端境期である。また藤の花以外の2枚の抽象的デザインに使えそうなガラス、特に今回はトイレや壁に仕込んだライト・ボックスに嵌め込むので、不透明なガラスしか使えない。となると色の流れなど1枚1枚違うので実際に手に取ってみるしかない。
で、9日に先ずは名古屋のガラス屋に向かう。カミサンもこの日は完全にオフだしドライブ日和なので同行するという。7時半に出て中央道を走るが結構車が多い。10時半頃にステンド材料卸の十條商事に到着。ここは大きな倉庫に透明系と不透明系、メーカー別、色別に何万枚だか何十万枚かのガラスが棚に並んでいる。その中から使えそうなガラスを選ぶのである。大体の目星を付けてあるガラスを1枚1枚引っ張り出しては選ぶがなかなかこれは!と思うガラスが見付からない。あちこちの棚を見て回り
何とか使えそうなガラスを送ってもらうことにする。
大阪の業者にも電話して在庫を確かめるが、こちらもそう在庫が無いらしく、わざわざ大阪まで行っても無駄足になりそうなので諦める。

さて昼飯を食わねば。名古屋のガラス屋には多い時には年に数回来るが、近辺に「これは!」という店はあまりない。栄にでも行けば色々とあるのだろうが、車で慣れない名古屋の街を走り回る気はない。で、いつも近くの山本屋総本店で「味噌煮込みうどん」となるのであるが、たまには違うものにしたい。ネットで調べたら「シルクロード料理 香膳」という店が近くにある。入ってみると白で統一された明るいこじんまりとしたお店。陽気なウイグル族のおばさんが「初めてか?」「何処から来たか」「どうやってこの店を知ったのか」と矢継ぎ早の質問。「長野県から来た。ネットで調べた。近くに用があって。以前、内モンゴルに行ったことがる。羊肉が好きである」等々と質問に答えながら彼女のお薦めの「ラグマン」と「水餃子」とお茶とノンアルビールを注文する。
ノンアルビールやお茶を飲みながら待つこと20分程か、先ずは水餃子が出てくる。勿論手で延ばした皮にぎっしりの羊肉の餃子。美味い!内モンゴルでも毎日昼食に出ていたものより洗練された味である。次におばさんが両手に打っている途中の長く延ばした手打ち麺を見せに出てくる。「今日の生地は上手く出来たから美味しいよ!」とニコニコしている。出てきたのはピーマンや白菜や中国唐辛子と手打ち麺を辣油のような油で炒めた麺。2人前を頼んだのだが大皿に山盛りである。麺を箸で食べようにも麺が長くて小皿に取れない。おばさん「ノーノー、皿に顔を近づけて顔中真っ赤にしながら食べるの!」と教えてくれる。これも美味い!ウイグル族の家庭料理らしいが、どうも内モンゴルより繊細である。大皿にカミサンとかじりついてお腹一杯。美味しい中国茶が脂っこさを流してくれる。

さて帰るか。近くの酒屋に寄り、富士見では置いていないジンを買い込んで走り出す。いい天気であるし、さすが名古屋だけあって暖かい。昼食を食べた香膳の前にはおばさんが育てている薔薇が咲いていたし、車からは梅や椿が咲いているのも見える。カミサンが「私が運転しようか?」と心にもないことを言うが、ワタクシはまだ命が惜しいので運転する。中央道上りはトラックがやけに多い。中央アルプスや雪の少ない南アルプスを見ながらのんびり走り、夕方帰ってくる。

450Km程の運転であったが、思いの他疲れる。

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