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クヌルプ

昨夜からの雨も上がり五月晴れとなる。霧ヶ峰の『クヌルプ・ヒュッテ』の50周年の記念に東京深川の雲光院のハットリ住職がステンドを寄贈したいというお話しを昨年から戴いていたのだが、住職が昨日からクヌルプに泊まっているとのことで葉っぱチャンを誘って登る。クヌルプのマツウラ御夫婦にはお世話になりながら10年近くご無沙汰してしまっていた。久しぶりにお会いするマツウラさん、86才とはとても思えぬ。声の張り、記憶力、全く変わらない。奥様のサヤコさんもお元気そうである。息子さんのタケチャン、おむつをしている頃、保育園の頃しかよく覚えていないのだが、今や昔の佇まいのクヌルプの立派な二代目主に自分の年を感じる。ステンドを入れる候補の窓を相談した後、マツウラさんと昔話しをするが、「誰々さんはどうしてるの?」の問いかけに、こちらの記憶力の方がいたって怪しい。DSCF7938(変換後)

午後から顔を出さねばならなぬ会議があり、慌ただしくお別れした後、葉っぱチャンの家でお昼を御馳走になっていたら会議時間変更の知らせ。久しぶりに葉っぱチャンとゆっくり話してから帰宅。コゴミを採りがてらダリ散歩に出たら、ダリは今日の異常な暑さにハーハーしている。今朝はストーブを焚いていたというのに。

夕食はハットリ住職からいただいた『今半』の霜降り肉と芹ですき焼きとなる。美味なり。

明日はちょっと上京せねばならぬ用事がある。都は暑いという。半袖シャツを引っ張り出して鞄に詰め込む。

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コゴミ

次の仕事のデザインを考えるがなかなか描けない。一つ仕事が終わると頭がガサガサになる。別にワタクシのデザインがとても素晴らしいとか凄いとかそんな不遜な気持ちは毛頭ないが、それでも一作品終わると暫くは頭がガサガサして次のデザインに直ぐに移れない。で、ガサガサの時間が過ぎてやっと次のデザインに取り組んでもワタクシの乏しい感性ではそうそう直ぐには描けずに、今度はイライラの時間となる。このガサガサの時間やイライラの時間が無ければ半分の時間で仕事は終わり、ワタクシもちっとは儲かるかと思うのだが、途切れることなく次々に注文が来るわけでもないから分相応ガサガサ・イライラしていてもあんまり変わらないのかもしれない・・・てなことを考える。

で、ダリと散歩に出る。下の田圃の方へ行く。丘の上の田圃から鹿道を通って牧草地に下る斜面にコゴミを見つける。昨日は出ていなかったのにそこら中に太いコゴミである。片手で握れるだけ採ってジャンパーの右ポケットに入れ、また片手で握れるだけ採って左のポケットに入れる。途端に豊かな気分となる。
ついでに牧草地をくまなく探すが、さすがに鹿の角はもう落ちていない。今年はこの牧草地で4本拾い、合計7本となった。
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帰って『赤目四十八瀧心中未遂』の続きを読む。

夜、ピアノレッスン中のカミサンを置いてムスメと夜散歩。八ヶ岳に向かって広々と開けた畑の中を登る。途中、いつもの場所で「るーるるっ、るーるるっ」と『北の国から』の蛍を真似て呼ぶと、ヘッド・ライトの中に小さく光る目が4つ。2匹の子狐が笹藪の中からこちらを一心不乱に見つめている。畑の上の森に突き当たったらUターンして小学校まで下り、再びUターンして登って下る。帰りに「るーるるっ」と呼んだら今度は6つに目が増えていた。

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GWも終わり

GWはのんびり過ごす。周辺での山菜採りや、ちょっと離れた誰にも会わない沢沿いの林道を散歩したりして過ごす。DSCF7930(変換後)6日はチヨヘイさんが飲みに来る。日本酒がまわった頃、「ちょっとピアノを貸して」とチヨヘイさんが弾き出したのだが、どうにもへんてこりんな『ラジオ体操』である。「・・・????」である。弾きながら振り向いたチヨヘイさん「気が抜けるラジオ体操!」と言ったのには吹きだした。「こんなのとか『うんと悲しくなる卒業式の歌』とかさ、そういうのやらない?」にはまた笑った。町の図書館から、カミサンとロビー・コンサートをやって欲しいという依頼に「オラ、そういうの苦手。肩の凝らないこういうのならやってもいい」とのこと。御年75だか76才のチヨヘイさん、さすがである。

結局チヨヘイさんとは二人で一升飲んだのだが、昨日はこの冬の疲れがドッと出た感じである。五合程度の酒で二日酔にはならぬが、やはりまだ相当バテている。駅までのムスメの送りとダリ散歩をカミサンに頼んで寝坊するも怠い。ちょっと後ろめたいのでカミサンを誘って午前中から日帰り温泉にゆく。『自由業の特権』であるが、先客はお年を召した方が三人ほど、「若輩者が昼間っから!」と言われそうで肩身が狭い。ジャグジーに入ったりサウナで汗を流し、やっと怠さが大分消える。

午後は仕事せずに車屋長吉の『赤目四十八瀧心中未遂』を読み始める。『贋世捨人』『灘の男』を以前読んだ後、この本も直ぐに買っていたのだがなかなか読み始める『勇気』が湧いてこなかったのである。引き込まれる。
 

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GW

娑婆はGWである。一年で一番いい時期であるが、生憎ここら辺も観光地の端くれであり、何となくワサワサ混雑している。買い物に行くのも遠慮したくなる。従って例年、GWは家でひっそりすることとなる。

義母の見舞等で上京していたカミサンも昨夜帰り、ムスメも学校が休みなので寝坊する。娑婆とは関係ない生活しているお犬様は甚だ迷惑そうである。ゆっくりとした朝食後、しびれを切らしたダリと牧草地に散歩に出る。牧草地をM字形に歩くがさすがにもう鹿角は落ちていない。そういえば昨日庭を横切った10頭ほどの群れには角が生えているのは一頭もいなかった。DSCF7903(変換後)

昼食後、人様のGWの真似をして、フライ竿を持って4つ下の堰堤まで下りる。川は田圃に水を引かれて渇水している。シビアな釣りとなりそうなので、久しぶりにフライ用ベストを着る。勿論足元はゴム長のままであるが。昨年からリーダーに結びっぱなしの16番のエルクヘアー・カディスを投げるが全く反応はない。やはりこれだけ渇水している真っ昼間、そうそう気の良い魚はいない。堰堤下の護岸の石積み脇をとろ〜っと流れているあたりに放り込んだらキラッと反応が見えた。せっかくベストを着ているのだからとフライ・ボックスから16番CDCダンを取り出して苦労して結びつけて流したらヒット。22〜23cmほどのアマゴである。リーダーにテンションを掛けたままベストのポケットを探る。今シーズン初めての釣りだし、せっかくベストを着るのだからと左胸のポケットにカメラを入れたはずだが無い。出てきたのは数年ほど前に吸っていた『LARK』の箱である。テンションを掛けたまま竿を左手に持ち替えて左胸のポケットを探ったら、落としたと思っていたアルミケースに入った『テンカラ鉤』のケースである。ハテ、確かにカメラは入れた筈である。やはり右胸かともう一度持ち替えようとしてテンションが緩んだとたん、アマゴは返しのないフックから外れて逃げて行った。どうせリリースするつもりだったので、それはアマゴにとってもワタクシにとっても結構なことなのであるが、カメラが気になる。出て来た『LARK』に火を付けるがいがらっぽい。大きな石の上でベストを脱いでポケットを調べる。見当たらなくなっていた小さなナイフを発見。携帯灰皿、吸い殻、くしゃくしゃになったリーダー、ドロドロ、カチカチになったチョコバー、濡れたのか、くしゃくしゃになったティッシュー、ゴア・ウェーダーの修理用布、熊用ホイッスル、フロータント各種、ガン玉ケース、リーダー、毛鉤ケース×3 etc・etc・・・で、カメラはと言うと、右胸の合わせと内側に二つ並んだ縦ジッパー付きポケットの内側にちゃんと入っていた。この『FOX FIRE』のベストはウェーディング用に丈が短めの物である。従って色々と工夫がされているのだが、覚えていないと何処に何を入れたか直ぐに忘れてしまう。ま、庭先が川だとジャンパーのポケットにフライ・ケースとカッター、フロータントを突っ込み、ゴム長靴でとなってしまうので・・・ともあれ1匹の顔を見たことはメデタイことであった。DSCF7918(変換後)DSCF7921(変換後)(変換後)

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お恥ずかしい・・・

昨日、ムスメがダリ散歩中に牧草地で鹿角を拾って来る。これで合計5本である。考えてみるとこの5本中3本は牧草地で拾っている。角が落ちそうな鹿が、激しく頭を振り回しながら狂ったように無茶苦茶に走り回っているのを見たことがある。してみると牧草地などの広い処でその儀式をやっているのも肯ける。で、今朝のダリ散歩は牧草地とする。近くの牧草地は大きな橋を造ったおかげで、昔の半分位の広さになってしまったが、それでも300m×200m程度はある。今日は徹底捜索である。この牧草地を行ったり来たりM字形に歩く。ダリは最初はうれしそうに走り回っていたが、一往復したらすっかりバテ気味である。二往復目に本当に角を発見する。読みは当たったのだ!欲を出し、ダリに見せて臭いを嗅がせる。「探せ!」と言っても知らんぷりは無理からぬことであるようだ。
これで一昨年1本、昨年1本、今年4本である。DSCF7900(変換後) 
まあ、こんな物集めて何に使うのかも決めてはいないが、山菜採りのように身一つで何かを得るというのは何となく楽しい気分になる。

それにしても毎年生え替わるというのも変である。別に毎年落ちなくてもよさそうだし、あんなに重い物が急に無くなったらえらくバランスが悪いし、張り出した枝に頭をぶつけたりするんじゃないのかなといらぬ心配をする。急に刀を取り上げられた武士みたいなものだろうか。あんな重い物を2本も頭に付けていなければならぬというのもゴクロウなことであり、落ちると案外セイセイしているのかもしれぬ。ダリの頭に角を押しつけ「ダリ、鹿じゃなくてよかったな」といったら犬顔でニッと笑った。

てなバカなことを書いている途中にカミサンが楽譜のコピーを取りに仕事場に来る。丁度、カミサンにピアノを教えて欲しいという何とも奇特な方が諏訪の町からいらしていたのだが、何とムスコの高校時代の同級生のお嬢様の母上とのこと。おまけにあることを調べに検索を掛けたところ、このバカバカしいワタクシのブログに行き当たり、読んでからいらっしゃたとのことをカミサンに教えられる。そういう恥ずかしいことは後から教えれば良さそうなものだが、カミサンはどうも気が利かないので困る。今更逃げ隠れも出来ぬ。ご挨拶するも、全く恥ずかしいことであった。

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