軽自動車の増税が俎上にに上がっている。消費税10%への値上げにともない、自動車取得税とかいう訳の分からぬ税金を廃止し、その減収分1900億円だかの穴埋めに軽自動車税の増税を計るようだ。確かに軽自動車税の7200円というのは普通車(29500円〜)に較べれば安過ぎるという気がしないわけでもないが(普通車の自動車税が高すぎるとも言えるが)、田舎では公共交通がなく、通勤にも買い物にも車がなければ生活が成り立たないのが現実である。(ワタクシの住む町にはバスもなくなった)であるからこの辺の家の庭先には家族人数分だけの軽自動車が止まっているのが普通である。事故時に脳へのダメージが大きいとされる軽自動車に好きこのんで誰もが乗っているわけではなく(軽トラや軽1BOX等の働く車にはその他の魅力もあるのだが)、税金を含めた維持費が安いから乗っているのが現状だと思う。どうも弱い者イジメ、弱い者から増税という気がする。
かつて発泡酒の増税があった。ビールに対する酒税が高いから企業努力で『発泡酒』なる物が出来たのに対して、酒税を変えてまで増税するとは弱い者イジメも甚だしいと感じたことがあった。何も好きこのんで発泡酒を飲んでいるのではなく、ビールが高いから仕方なく発泡酒を飲んでいるというのが現実なのではないか。
全くこの国は大都市や大企業ばかり見ていて、こと税金に関しては『弱い者イジメ』の国だな、と思う。