偉い人

昨夜は夕食後にソファーに寝転がってラグビーのW杯見ていたのだが、寒くてファン・ヒーターを点ける。
今日も寒くてストーブを点けて仕事。一昨日扇風機を片付けたばかりなのだがいよいよである。

カミサンんが指導している70名ほどのコーラスグループのキタハラさんが「ご主人が前に曼珠沙華が好きだと言っていたから」と庭で咲いた曼珠沙華の切り花を下さる。生憎今日は天気が悪いので窓辺に置いた曼珠沙華のあのなんとも言えない「赤」がくすんでみえるが、あの妖艶な色と姿が何とも好きなのである。ちなみに山口百恵の歌う「曼珠沙華」も大好きである。
キタハラさんはこの辺では珍しくシャキシャキしたご婦人であり、我が家のご馳走関係にとって、今では無くてはならない人?でもある。自宅で採れた野菜は勿論、静岡だかに親戚がいらっしゃるのか、新鮮な蟹や魚が届いたからと年中お裾分けを持ってきて下さる偉い人なのである。一昨年だか笑ったのはもう初冬となり「これが今年最後のお届け物」といって何か下さったのだが、その翌々日に「これが最後」、それからしばらくして「多分これが今年最後」とまた何か下さったことである。

シーズン中、ちょっと留守にしていて帰ってくると玄関先に山積みの野菜が置いてある。カミサンと「これはキタハラさんかオオクボさんかアルガさんか?いやオリイさんかトヨグチさんかサキュウさんか、あるいはヒデか?」・・・と考える。先日は米袋2つのジャガイモとスイカにメロン2個が置いてあった。後にサキュウさんからと分かるのであるが、ビンボーな我が家はこうして皆様に支えられているのである。みんな偉い人たちなのである!

大阪の姉と電話で話す。74歳になる義兄は先月ガンの手術を受けたのであるが、その後身体に取り付けた人口構造物にまだ慣れずに、研究者生活を引退すると言い出していたようだ。それがここ数日、単身赴任先の名古屋大の研究室やマンションを姉と片付けに行った折、研究所長だかから慰留されたようで、「もうしばらく続けたい」と言い出した由。姉は笑って「今すぐ辞めたらボケるのでは」と心配していたので勿論賛成である。
偉い義兄である。一貫して筋収縮の分子機構の生化学的、構造学的、分子生物学的研究という基礎研究一筋の人である。いずれノーベル賞を取るのではと若い頃から期待もされている人らしい。とにかく研究一筋の人であるから、ワタクシなんぞ感性人間とは話しはまるで噛み合わない。何度聞いても彼がどんな研究をしているのか直ぐ忘れてしまう。
研究することが生きがいの人であるから、管理職などハナっから見向きもしない。昔から研究所の部長にとの話などは全て即断で断ってしまう。最近も新しく出来る研究所の所長にとの話しがあったらしいが、その場で断ったそうだ。部長や所長なんぞを引き受けたら自分が研究する時間がなくなってしまうというのが彼には何よりも辛いことのようである。本物の研究者である。
いまさら彼の「爪の垢」をもらおうとは思わないのであるが、本当に偉い人である。

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