エンカイ

17日はカミサンが指導しているコーラス・グループの会計を長年やってくれていたキタハラさんご夫婦をお招きしてエンカイ。キタハラさんはご夫婦共にこの町の出身。我が家は食い意地が張っていると思っているのか、何か美味しいものが手に入ると直ぐにお裾分けを届けてくれる。交友関係が広く、海の物・山の物、自分で育てた野菜や花も届けてくれる。田舎では珍しくシャキシャキした方で、ワタクシも何日か顔を見ないとちょっと寂しくなるような人である。ご主人は面倒見の良い設備屋さんである。ストーブの薪が足りない時に、親戚の材木屋さんから出た端材を紹介して貰った事もある。いつもお世話になっているので一度お招きしようと思っていたのである。
エンカイ前に風呂の吐出口内のプラスティク部品が古くなって、追い焚き時の温度管理がおかしくなっているのを見てもらう。ボイラーからの配管ごと交換した方が良いとの事で、修理をお願いする。
ご主人が「これはオヤジが杜氏をやっていた頃に作り上げた酒」と言って『黒松仙醸』を持って来てくれる。これは伊那の酒であるが、よく聞く名前だが飲んだことがなかった酒である。「美味い!」。最近は吟醸酒がもてはやされ、確かに美味い吟醸酒もあるが「飲みかつ喰らう」酒ではないと思っている。
ワタクシも数十年前には日本酒に凝り、やれ吟醸酒だの山廃仕込だのを好んだ事もあったが、1〜2合を少量の旨い肴と共に飲むには向いているけれど、酒の味が濃い分、我が家で豪快に「飲みかつ喰らう」には向かないと思っている。「飲む時には飲む」にはいわゆる昔の二級種と呼ばれた酒の方がワタクシには合っている。で、黒松仙醸だが、美味い!。豪快に「飲みかつ喰らう」には向いている。

キタハラさんはこのまちで14代続く家系とのこと。葬式の大変さや墓の管理の大変さなど様々な話や、若い頃にワイオミングの牧場で2年間研修した話など面白い話が続く。大腸ポリープを取ったばかりなので「ほどほど」にしてはいるつもりで・・・

翌朝は鉢巻き道路沿いの草刈り。この草刈り作業に関しても病院からは1週間は禁止されているのだが、ま、1時間程度の作業、出役する。朝から暑くて大汗をかく。フミアキ君を送って行ったら「これ貰い物の古いウィスキーだけど飲んで」とバランタインの17年の陶器瓶や聞いたことのないスコッチ、コンプレッサーを買ったので使わなくなったという電動インパクトレンチなども貰う。アリガトサン。
午後はさすがに疲れてソファーでウトウトしていたら、これもコーラスグループのアルガさんがニンニクとタマネギを届けてくれる。どちらも立派な大きさ。アルガさんはこの村で一番の耕作面積を持つ農家。昨年の田植え時に頼んだ人が急病で来られなくなった時に急遽お手伝いに行ったことがあるが、田や畑や花のハウスの広さに驚かされた。ご夫婦共にコマネズミのように忙しく働く姿に脱帽。
夕食にニンニクの素揚げを食すがほんのり甘くて美味しかった。

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