草刈りシーズン

今年も草刈りに追われるシーズンとなった。昨年はまだ膝が不安定でカミサンが頑張ってくれたが、今年はそうも言ってられない。
昨日は快晴でおまけに夏の暑さ。
タンポポも咲き終わり、綿毛となっている。ワタクシはタンポポが好きであるから、飛び立つ前に種を我が家の地面に残そうと思うのである。で、草刈り。一昨日、家の土台周りや薪原木の周囲を草刈機の刃をワイヤー刃で刈ってあるので、今度はチップソーでジャンジャン刈る。
お日様にあまり当たっていない生活をしていたので、強い陽射しが気持ちいい。大汗をかきながら1時間半ほど草刈機を掛ける。
さて、そろそろ薪原木をチェーンソーで玉切りし、それを割る作業を始めねばならないが、チェーンソーを使うには膝が若干不安でもある。ちょっとヨロケルと手術した方の足が次の一歩がサッと出ないのである。チェーンソーを持ったままヨロケルのは最悪であるから、積んである薪原木に足を取られないようにしなければならない。普通は積んである原木にカットする位置にチョークで印を付けて、片っ端からチェーンソーで切っていくのだが、さて果て、今年はどうやろうか?

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GWも漸く終わりが見え

GWも漸く終わりが近づいた。真ん中は晴天に恵まれどこの観光地も賑わった様子。
元から自由業であるから関係ないし、人混みや渋滞は大嫌いであるから家に閉じこもっていた。
ただ、霧ヶ峰の山火事や能登半島の震度6.5の地震には驚いた。

連休中は閉じこもり、生産的な活動といったら仕事で使う鉛ケイム引き延ばし用バイスのバネが切れたので、ホームセンターで買ってきたバネを取り付けた事と、庭の南側の雑草を刈った事、除雪機のガソリンを抜き、バッテリーを外した事、あとはちょっと調べたい事項をパソコンで調べたり(大抵な事はどこかでヒットするのだが、今回の事項はなかなかうまくヒットしない)、小説を読んだり、つまらないTVをつけたまま居眠りしたりであった。

件のサボテンは3日間も楽しませてくれた後、昨日急に萎んだ。ゴクロウサン!。
その他の鉢植えはすごい勢いで咲き誇っている。みなさんもゴクロウサマ!

さあて、漸くGWも終わり静かになったので、次の仕事をそろそろであるが、薪割りも始めねば・・・

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サボテンの花

サボテンの花が咲いた。
このサボテンはムスメが東京のアパートで育てていたのだが、オーストラリアに行ったきりコロナで帰れなくなり、以後はムスコが時々水やりに通って育てていたのである。そしてムスメが渡豪して8ヶ月後位にムスメのアパートを引き払うことになり、その時にこちらに持って来て、ムスメの部屋の窓辺に置いていたのである。
以後はカミサンが時々水をやっていたのだが、ここ数日前から「どうも花が咲きそう」とカミサンが言っていた。

一昨日の夜、ワタクシも覗いてみたら窓の南側に向かってサボテンの横腹からニョキっと長い花茎が伸び、大きな蕾が膨らんでいた。不気味!
で、昨日夕方になってカミサンがドタバタ階段を駆け下りて来て「サボテンが咲いている!」とコーフンしている。ワタクシも見に上がってみたら、咲いている。ちょっと感動的である。花は時間と共にどんどん開き大きくなっていく。そしてオシベが急に伸び出し、何ともすごい変化である。
メルボルンにいるムスメにカミサンが写真を盛んに送っているし、キタハラさんまで写真を撮りに来てLINE友達に拡散している様子。

家の中には鉢植えがどんどん増殖している。昨日もカミサンが百均で大きな植木鉢を買っていた。カクシテ我が家は植物に占拠され始めていて、増える一方のBook Offで買った文庫本はアトリエの床に平積みされて行くのである。

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GWだから隠遁生活

今日からGWであるから、例年のように家に閉じこもる。
食料品は一昨日諏訪の街で大量に買い込んであるので安心である。

今年は山菜が早いので、そろそろコゴミが出ているのではと近くの牧草地に歩いて行く。今日はどうも膝の調子が悪く、足を着く度に外側に鈍い痛みが走る。
まだ出だしたばかりであるが、太いのが枯れ草の下に隠れている。買い物袋半分程度採れる。
裏庭にはタンポポが満開。そろそろ1回目の草刈り時期であるが、タンポポの花が終わってからにしよう。この辺ではどの家の庭先でも芝桜だらけであるが、白色ならまだしもドギツイ赤やピンクの芝桜はどうの好かない。タンポポの方がよっぽど景色に似合うと思うのだが・・・

さて、娑婆は軽井沢とは比較にならないが、それでも観光地の端っくれ、あと何日かは観光客の車で混雑するので隠遁生活である。一年で一番美しい季節なのに!!!

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ズボンのお直しと青春時代の想い出

先日、近所の方がお亡くなりになり、告別式に参列する為に久しぶりに喪服を着た。
昨年の1ヶ月の入院時、ヘルシー食のおかげで5Kg痩せたのであるが、退院後は余り歩くなとの主治医の指導と殆ど肉抜きのヘルシー食へのリバウンドから5Kg以上太ってしまい、全てのズボンのウエストが若干きつくなってきた。喪服も勿論である。

ワタクシの喪服は大学4年の頃、病気がちなオヤジ(年中入院、手術していた)が何かの手術前で(なんせ内臓は食道と直腸以外の全てをほぼ全摘、腎臓片方、前立腺などを摘出、肝臓がん、がん転移による大腿骨骨折、腸骨骨折などなどがあり、どの部位の手術か覚えていない)、オフクロが「今度はちょっと危なそうだから喪服を作っておいた方が良い」と考えたのだろう、三越だか高島屋だかに連れていかれてイージー・オーダーで喪服を作ってくれたのである。であるからもう50年前の喪服であるが、良い生地の喪服であったし、田舎暮らしであるからそうそう着ることもなく、一度ウエストを少し延ばした程度で今でも新品同様である。
であるが50年前の喪服であるから縫い糸が弱っているのでは?という恐怖心がある。昔は制服のズボンのお尻の縫い糸が切れて、パックリとパンツ丸見えなんて事はよくあったが、この歳で、おまけに喪服ではコワイ。

それにトラウマもある。高校1年の時だったと思うが、何処か海の近くに遠足に行き、岩の上から飛び降りたら、コットンパンツの腿の内側の糸が40cm程度裂けてしまい、これには困った。辺りには家もない海岸線。200m程離れた所に一軒だけ洒落た白い西洋風民家があるだけである。
友人に「ちょっとあの家に行って針と糸を借りてくる」と言い残してその家に行ったのである。呼び鈴を押したら妙齢の美しい女性が現れ「まぁ、それは大変。縫ってあげましょう。さっ、どうぞお上がりになって」とリビングに通された。「遠足でいらしたの?」とか「どこの学校?」とか・・・。洒落た紅茶カップに紅茶まで淹れてくれる。ワタクシまだ純情な高校1年生。ドギマギである。「ズボンお脱ぎになって」には「イエ、自分で縫いますから針と糸を貸してもらえないでしょうか」に「私、裁縫は得意だから大丈夫。さっ、お脱ぎになって」に仕方なくズボンを脱いで手渡すが、なんとも・・・エィッ!なるようになれと下半身パンツでフォファーに座って紅茶をいただきながら、向かいに座って器用に縫ってくれる女性とおしゃべりをする。家は海辺にあり、大きな掃き出し窓からは目の前に海が広がっている。「ここは別荘なんですか?」「いえ、主人と二人暮らし。周りには家も店もないので主人が居ない昼間は寂しい所なのよ」「・・・・・・」。

縫い上がるまで緊張の時間が続く・・・

フト窓の外を見ると手で口を押さえながら今にも吹き出しそうな顔が二つ三つ!思わずこちらの方が笑い出してしまった。妙齢の美しい女性、それに気づいて「まあ、お友達が心配して迎えに来てくださったのね!」悪ガキ共「イエ、貴女が心配で!」「バカヤロウ!」。
そそくさと縫い終わったズボンを履き、お礼を言って玄関を開けたら悪ガキ共が整列していて「アリガトウゴザイマシタ!」。
「バカヤロウ、何しに来た」「担任のヨシナガに様子を見て来いと言われて来た」。後は彼らからの質問責め。「ずいぶん時間がかかったけど何していた?」「彼女、ナニモノ?」「本当に紅茶飲んだだけ?」。
同級生が集まっている場所に戻ったら担任のヨシナガが「お前、30分も何してた!」「30分なんて掛かってない。綺麗な妙齢の女性が縫ってくれた」「それじゃオレもお礼を言いに行かなくちゃ!」。

帰り、ワタクシ、英雄となる。

どこの海岸であったかも思い出せないが、裂けたコットンパンツが薄茶色だったこと、妙に色っぽい女性だったこと、窓からの海が綺麗だったこと、悪ガキが誰だったかよく思い出せないが、一人はオグチだったことは確かである。まるで青春映画というより、フランス映画であった。

話は戻るがここ数年、喪服を着るたびに不安があった。お焼香の時にスボンのお尻が裂けたら目も当てられない。この小さな町にも洋服のお直し屋は数軒あるが、どの店が上手いか分からない。
で、年中美味しいものを届けてくれる、カミサンが指導しているコーラスグループの元会計さんのキタハラさんが例によって美味しいものを届けてくれた時に聞いてみる。二つ返事で「そりゃ久保田洋服店が一番。私の死んだ兄の同級生だけど。腕が良いよ。今電話番号分からないから帰ったら聞いておく」。彼女が帰って30分もしないうちに電話があり「明日の午前中で良けりゃ一緒について行ってあげる」とのこと。翌日彼女に久保田洋服店に連れて行ってもらう。久保田洋服店は駅前通りで何百回も通っているが何となく目立たない古びた店で気付かなかった。親爺さんにズボンを見せたら「こりゃ一度伸ばしていてもう伸す事は出来ないよ」「いえ、これ以上太らないようにするので裂けないように補強して貰えないか」「この生地はずいぶん良い生地だし本物の黒だ。補強なら出来る。明日までに直しておく」。
翌午前中に取りに行くと「直しといたよ。これなら裂けることはもうないよ。歳幾つ。71か。それなら一生もんだ」「ありがとうございました。おいくら?」「300円ばかし貰うか」「エッ、300円で良いの!」「うん、300円」。信じられない。ちゃんと当て布までしてあるのに。「それじゃ悪いよ」「いや、300円」。
古い町にはこんな素敵な職人さんがちゃんと残っている。

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